書いてみようと思い

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2日目の夜

2017-09-21 10:14:21 | 日記
2日目の夜
僕たち夫婦はホテルを出て
外をすこし歩きまわりました。



懐中電灯も持たず、
まばらにある街灯を頼りに
湖のある方へ。



見あげると満天の星空――
なのですが、
僕のカメラは星を写してはおらず
ただ単に黒塗りになっていました。

しかし、
東京に暮らしている者からすると
考えられないほどの星が
高い上空で瞬いていましたね。
いえ、
子供の頃は見ていたのかもしれませんが
こういうのって
年を重ねてからの方が
グッとくるものなんです。

僕たち夫婦は口を半分開けながら
ずっと怖いくらいの星空を見ていました。
だけど、
あたりまえのことに
この星々は東京の空にも
在るはずのものですよね。
僕たちに見えていないというだけで
存在はしているんです。

それを考えると、
僕たちが知っているこの世界というのは
自らの認知の内でしかないわけですね。
無いものは無いけれど、
もしかしたら
僕たちが認知できないだけで

見えないものも在るのではないか? と
思ってしまいます。

だって、
同じ空なのに
こんなに星が輝いているんだもの。
いえ、
写真はないんですけどね。

ま、
普段見ることのないものに遭遇すると
人って
それまでの認識を
改めたくなるものなのでしょう。
それだけは
確かなことですね

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