おいちゃんの田舎暮らし日記

定年になって田舎で小さな小屋を作りながら暮らしています

いゞエルフ車載クレーン不具合 、解決かも

2018-05-24 22:14:02 | DIY(土木、建築、他)
本日山は快晴








今日は5月らしいさわやかなお天気でした、

イメージ 1













午前中は石積を少しやりました

イメージ 2















午後はエルフのクレーン修理に師匠のところに行きました、

今日はまず、ワイヤードラムからワイヤーを全部引き出してみました、
ドラムのワイヤー取付け方向から見てもやっぱり逆に巻いていたようなのでこれを巻きなおしました、

一度ドラムに巻いてしまえば、カバーを取り外してラッチギヤを見ない限りは
逆かどうかはほとんど分からないかと思います

昨日作ったシムをシャフトベアリングとアウターケース間に入れて見ることにして
ディスクやパッドを組み立てました

これは一番外側のディスクを嵌めてリテーナー(右ネジの留め金具)を取り付けているところです、
スペシャルツールは無いのでパイプレンチで締めるかこのようにポンチを使って締めていきます
(右ネジ)

リテーナーはイモネジのストッパーが付いているのでそこまで締めればOK

あとはこのシャフトにベアリングが嵌ります
そのベアリングアウターレースと外側カバーの軸受けとの間に追加のシムを入れました、
(もともと薄いシムが2枚入っていた)

オイルパッキンも交換したのでその厚さも関係しますが1~1.5mm程は押すことになったかと
思います


イメージ 3












ギヤボックス組み立てオイルを入れ、

さあ~テスト!

不具合時は吊り上げても下りて来た同じこの荷物は、
下がることなく上げ下げができるようになりました

イメージ 4













もう少し重量物を吊ってみないと分かりませんが、このシムでクラッチトルクを調整できる
ようです

吊り上げ時はオーバー荷重に対する安全装置としてクラッチが働き、荷下ろし時は
ブレーキとなり不慮落下することを防げるようになるのだと思います

以上は正しいマニュアルなどに基づく作業ではなく推測メンテなのであまり参考にしないでください

整備は推理だとどこかの本に書いていましたが・・・・その通りかも





シムを作る

2018-05-23 22:13:48 | 機械いじり
本日山は終日雨








一日中雨で肌寒い一日だった、

午前中に師匠の家に立ち寄ってクレーンのギヤボックスのシムのサイズを計ってから
町に買い物に出た。

いつも行く資材や工具を売っている店に行きガスケットを買おうとしたが
今は置いてないとのこと、自社で使っているのが少し残っているのでこれを使ってと
もってきてくれたがサイズが少し足りない、

もう今時ガスケット(パッキン)を作るような需要は無いのか?

白鳥町にある道の駅がリニュウアルオープンしているようなので立ち寄ってみた

建物から施設まで全く違ったものになっている、まだ完成はしてないようだが
鮎の何とかが・・できるようだと棟梁が言っていたがその部分はまだ出来ていないようだ


イメージ 1












帰ってから手持ちのガスケット(パッキン)をカットしてギヤボックスのパッキンシールを作り

ステンとアルミでブレーキディスクの締め付け用にシム(スマホのSIMとは違います)を数枚作った
チョット手間が掛かったができるのはできた


左2枚は最初から取り付けられているオリジナル、右側は自作
内径は45mm程で厚さは0.3~0.5程です

うまくいくかな?

イメージ 2

いすゞエルフ車載クレーン不具合 2

2018-05-22 22:57:17 | 機械いじり
本日山は晴れ






今日も良いお天気となりました、
当地では、うの花が咲き始めました

イメージ 2













午前に石済みをやっていたら師匠から電話、
色んな所に電話していたらトラッククレーンのディスクの外し方が分かったと、

早速行って取り外しに掛かる、大きなプレートを留めているのがナットなのか
キーなのか分からなかったがナットなのでパイプレンチで回せば良いのだと、

やってみたら外れました!

見えているのは手前がクラッチパッド、奥がラチェットギヤ

イメージ 1












これが一番奥の油圧モータードライブギヤ

イメージ 3
















外して見るとクラッチパッド(プレート)は2枚ありました

ラッチギヤの仕掛けも理解できました(たぶん)、

ラッチの反対側アームにスプリングで押すポッチが出ており、これが
ディスクの面に当たり、ディスクが回転するとラッチが動くようになっています
(単純な機構です)



20日にアップしたギヤボックスの構造図は少し違っていましたが、現在分かってきた
のはこの図のようです

イメージ 4

























図に書いた名称は適当ですが、クラッチパッド(プレート)はラッチギヤを挟んで両側に2枚あります、

(吊り上げ時)

・油圧モーターから駆動される力はギヤディスクを回転します、

・この回転力はクラッチパッド⇒ラチェットギヤ⇒クラッチパッドを経由してシャフトに固定された
 ディスクに伝わりこのシャフトに固定された左側の小さなギヤからワイヤードラムを回転さす

・荷の吊り上げは上記のようにクラッチを介してワイヤードラムを巻き上げる

(荷下ろし時)

・荷を下ろす時はクラッチパッドに挟まれているラッチギヤにラッチが噛むことにより固定され
 クラッチの摩擦による回転抵抗トルクが吊り上げ時より大きくなる

・油圧モータ側から見た必要な回転力は;
  空荷の時は荷下ろし時が大となるが荷を吊っている時は荷の重さが加わるので小さい

*荷の吊り上げ時に油圧ポンプの故障などで油圧が抜けた場合等、荷が急落下し
  危険なのでこのラッチギヤのクラッチ(ブレーキ)機構により摩擦を大きくし急落下を防ぐ

*荷吊り途中で油圧レバーを中立にした時このクラッチのブレーキ機構及び油圧機構により
 荷は自然落下はしない

*つまり荷下げ時は常時このクラッチ(ブレーキ)の摩擦に抗って油圧ポンプでドラムを
  回転させていることになる


ー荷を吊り上げる時、オーバー荷重とかにならない通常時はクラッチは滑ることなく
  ワイヤードラムと油圧モーターは回転する

ー荷下ろし時はラチェットギヤが固定されるため常時クラッチが滑りながらブレーキの
  役目をしていることとなる



イメージ 5


































*以上は今日分解してみての機構の想像です、クラッチと言って良いのかブレーキと言って
 いいのか安全装置と言って良いのかとか??です
  

*現状で機構不明な箇所はクラッチパッドにどうやって圧を掛けているのか、スプリングとか
  どこにある?

*吊り荷が下がって来ると言う不具合原因は?

ー クラッチパッドの摩耗による摩擦力の低下、パッドの
   交換かもしくは圧縮圧の調整(現在調整箇所など不明)

ーワイヤードラムへのワイヤー巻き方向が逆か?、

  コントロールレバーの操作マークが消えているので確認できないがドラムを見ると
  ワイヤ通路に不自然な箇所がある


と言うことで本日の故障探求はこんな感じでした




いすゞエルフ車載クレーン不具合

2018-05-20 21:20:59 | 機械いじり
本日山は晴れ






午前中は風も少し吹いていましたが良いお天気となりました

風が吹くとBSが時々見れないとカミさんが言うので、長い梯子を使って
アンテナの先にあるカラマツの木枝を切り落としました
少しは映り易くなりましたが・・・

イメージ 1













トラックのクレーンウインチが不具合(吊り荷が下がって来る)で
少しいじってみたが原因は分からずそのまま置いていたら

師匠が俺が見てみると言ってもって帰っていたが、
ギヤ―ボックスのカバーを外したと言うので遊びがてら見に行きました

イメージ 2
   イメージ 3



イメージ 4













オイルを抜いてカバーを外した所

イメージ 5














ウインチの構造はなんとなく下図のようになってるようですが
ギヤとギヤの間にクラッチ?プレートのようなものが付いています

上図にあるラチェットギヤと書かれたプレートを手で回すとウインチドラムが回り、
つられて油圧モーターに噛んでいるギアも回りますが、
この状態では左右のギヤは締め付けられておらずルーズです、

ドラムのワイヤーを手で引くとドラムは回転します、

これはおかしな状態だと思います、もしエンジンがストップして油圧が無くなったとしても
ドラムが自由に回転したらこりゃ危ない

図の一番左のギヤがラチェットのような歯が付いていますが、
この辺りの機構、仕掛けが分解できてないので良く分かりません

このギヤボックスを外して見ようとしたのですが硬くて簡単には外れませんでした、
今日はここまでとしてまた次回にトライすることにしました。

また続きを書きます

イメージ 6