講演を聴いて

昨日の講演を聴いて、数日前に来院された患者を思い起こしました。
ある患者Ａさんは10年前から降圧剤を服用し、4年前から安定剤を服用、急激に歯が悪くなり、最近は眼科などたくさんの医院へ通院しております。主訴として眼がゴロゴロする、口の中が気持ち悪い、精神的にイライラするです。私はこのＡさんは降圧剤の副作用（口渇）に始まり、安定剤による更なる脱水状態で眼のドライアイ・お口のドライマウスに至ったと思います。今後、脱安定剤を実施し改善を図り、口腔内の改善を期待したいと思います。食事療法とともにサプリメントをご紹介しました。現行の医療体制の欠点をもろに被った症例ではないでしょうか？各科はそれぞれ診療的には満足されておりますが、患者さんの身体は益々悪化の一途になっているのです。各科の医師達が他科の知識をもっと勉強しなければ患者さんは救えないと思います。

板橋興宗老大師

昨日のＩＣＤ（国際歯科学士会）の特別講演「愚痴をグチらない」を聞かせていただきました。講演の前に全員に呼吸法を指導されました。私は普段実践しておりますので、良く理解できました。これだけで講演内容がわかったような気がしました。現代社会には音に満ちあわれ、視覚的にも色彩豊かで余りに刺激が強い環境になっております。そんな中で目を閉じ、静かな場所で腹式呼吸を実践することが現代人必要と思われます。このままですと精神疾患の患者さんが増加し、人類は危ういのでは？国内外問わず銃の乱射事件が続く中、医療担当者としてこの領域にも知識を得て貢献しなければと思いました。