ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

美梛 @岐阜県各務原市

2024年06月22日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜県各務原市にある和食の店「美梛(みなぎ)」へ。店はいちょう通りから南へ行った通り沿いにある。店内はテーブル席が5つ程と奥に座敷席。建物に比して店舗部分は意外と大きくない。こちら色々な定食があるが、何といっても釜めしで有名。品書きにも色々な種類の釜めしが載っている。この日の季節の釜めしは、”竹の子”と”ほたるいか”(訪問4月末)。どちらも好物だけれどタケノコは消費しきれないほど連日いただいているし、ホタルイカもよく食べている(豊漁という割に調子のいいものが出た時期は短かったし安くなかったが)。なので「五目釜めし」を定食でお願いした。もちろん注文してから炊くだろうから時間がかかるだろうことは覚悟。

30分程は覚悟したがそうまでかからず「五目釜めし定食」が運ばれた。定食には小鉢(ホタルイカ酢味噌和え)、茶碗蒸し(カマボコと長芋)、味噌汁、漬物(大根)、それに水菓子(何だったか失念)が付いている。土台付きの小さい釜の木蓋を取るとふわっと釜めしの湯気と香りが立ちあがる。小さいしゃもじで碗に盛りいただく。具材は、かしわ、竹の子、人参、椎茸、山菜など。特に人参はくし切りでたっぷり。各務原市の名産だからかな。小さい釜とはいえ量はたっぷり。味付けはしっかりめ。底の方のオコゲもしっかりとこそげとって、最後にお茶をかけたりしてもいただいた。季節の釜めしはこれから鮎になっていくはず。季節を変えてまた寄ってみよう。(勘定は¥1,320)

 

お食事 美梛(みなぎ)

岐阜県各務原市入会町4-67−2

 

( 岐阜 ぎふ 各務原 かかみがはら かがみはら 和食 釜飯 かまめし 季節の釜飯 定食 ランチ )

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ミミ @名古屋市南区・本星崎

2024年06月21日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

高架のある1号線沿いを車で通った折りに目が離せなくなった南区本星崎の喫茶「ミミ」。その”シャトー”とでもいうべき昭和パワフルな建物はもちろん、壁面や看板の文字、それに駐車場に舞い降りた無数の鳩と、どこを取ってもツッコミどころ満載(笑)。もちろん機会を狙って訪問してみた。この日も店の前には無数の鳩。自分が近寄っても全く逃げる様子が無い。

店に入るとダウンライトに照らされた店内は、茶色のビニールソファのテーブル席が並び、稼働は不明だがゲーム卓もある昭和仕様。老齢の店主夫婦がテレビを見ながら談笑していらっしゃった。午後の遅い時間とあって先客は1人のみ。食事メニューもあったので何か食べてみたかったが、生憎昼はちゃんと食べたので「ホットコーヒー」のみお願いした。

あっという間に運ばれた「ホットコーヒー」はこの地方らしい濃い色付き。柿の種付き。インフレが続く令和というのが信じられない激安の値付けのコーヒーだがちゃんと旨い。ご夫婦で見ていらっしゃるテレビと有線か何かのBGMを聞きながら休憩させてもらった。次は何か食べに来ようっと。店を出てから分かったのだが、鳩は主人が撒いてくれるパンくずをずっと待っているのだった。(勘定は¥280!)

 


 

↓ 大高にある、今をときめく「醸し人九平次」の製造会社「萬乗醸造」(敷地内最古・文政12年・1829・建造)。醸造の創業は正保4年(1647)だそう。敷地内外のあらゆる建造物が国の登録有形文化財に指定されている。かつて今ほど高くなく、手に入れ易かった頃に「九平次」は何度となくいただいたが最近はめっきり…。

 

 

 

 

 

 

↓ 萬乗酒蔵のすぐ近くにある曹洞宗の寺「春江院(大高山春江院)」。「山門」(文政13年・1830・建造)を入ると「不許葷酒入山門(クンシュサンモンニイルヲユルサズ)」(写真下4枚目)と石碑が建っている。この日は車だったので呑んでいないし、ニラとかニンニクとか食べていないと思うけれど…(笑)。

 

 

↓ 「本堂」(文政13年・1830・建造)。

 

↓ 本堂に繋がる「庫裏(くり)」(昭和8年・1933・建造)。この総二階の建物がとても大きくて立派だった。中はどんな造りになっているんだろう。紹介した建造物は全て国の登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

 

喫茶 MIMI (ミミ)

愛知県名古屋市南区本地通5-2
 
 
( 名古屋 なごや もとほしざき ミミ 喫茶ミミ 喫茶MIMI コーヒー 喫茶店 純喫茶 大高 おおだか かもしびとくへいじ 日本酒 たいこうざんしゅんこういん 国登録有形文化財 )
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Year Of The Horse / Neil Young & Crazy Horse

2024年06月20日 | クラシック・ロック

Year Of The Horse / Neil Young &Crazy Horse (1997)

ニール・ヤング&クレイジー・ホース(Neil Young & Crazy Horse)の1997年に発表されたライヴ盤2枚組。収録されているのは前年96年のツアー音源で、同名の映像作品(未試聴)の一環として発表されたようだが、映像の方とは収録トラックに違いがあるのだそう。時代としてはニールが”The Godfather Of Grunge”として若い連中からのリスペクトを受け、一緒に活動したりした後で、クレイジー・ホースとのアルバム「Broken Arrow」に伴ってのツアーという時期になる。

ディストーションの効いたギターの音色はそのままに、曲調としてはややスローダウンして落ち着いたテンポの曲が揃っていてじっくり聴かせる感じに仕上がっている。選曲は先述のアルバムからは3曲と寂しく、他の曲もいわゆる代名詞的な曲は無し。もちろんニールのことだからあえてそうしているんだろう。レコード会社上層部はきっと「有名曲を入れてくれー」と懇願したに違いない(笑)。故にガーッと盛り上がれるアルバムではないのだが、この時期のニールの音はずっとひとつの曲をジャムっているような感じがあって、知らず知らず引き込まれていく魅力がある。

ネット・ショップにて購入(¥465)

  • Label ‏ : ‎ WEA
  • ASIN ‏ : ‎ B000002NGH
  • Disc ‏ : ‎ 2
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小田巻や @岐阜県加茂郡川辺町

2024年06月20日 | 岐阜県(中濃・老舗)

岐阜県美濃加茂市方面から41号線を北上していく途中にある小田巻の「小田巻や」。こちらは創業明治28年(1895)と130年近くもの歴史があり、その昔から高山や白川方面へ荷物を運ぶ馬車引きの休憩場所だったのだとか。ここで言う”小田巻(おだまき)”は東海地方などで見られるあんこを小麦粉生地の皮で巻いたシンプルなお菓子(=あんまき)。店は酒屋でもあるので店内には酒や食料品がずらり。特に日本酒はしっかり冷蔵庫管理で、銘柄も色々揃っていてそそられる。若女将さんだろう方はとても気さくに声を掛けて下さる。お願いしたのは「小田巻」の小豆を2つと白餡を1つ。

ビニール包みの「小田巻」は焼き立てなのだろう、まだ温かい。折角なので車で1つ小豆をいただく。四角い皮をクルクルッと巻いたシンプルな形。もちっとした薄皮の中にしっかりとした粒感のあるあんこがたっぷり。旨い。飲物無しでペロッと1つ食べ切ってしまった。残りは家に持ち帰って妻に進呈。値付けも安いし、また買いに行こう。その時はもちろん保冷バッグを持参して酒も是非。(勘定は¥390)

 


 

↓ 下呂市金山町の「大船渡ダム」(建築詳細不明)。発電所は昭和4年(1929)に運用開始しているそうなのだが正式な建造時期は不明。ダムの天端は車で通行することが出来る。 

 

 


 

 

浅五郎の小田巻や 鈴木酒店

岐阜県加茂郡川辺町下川辺942-3

 

( 岐阜 ぎふ かわべちょう おだまきや あさごろうのおだまきや 鈴木商店 すずきさけてん 和菓子 あんこ あんまき 餡まき 日本酒 冷蔵酒 )

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はじめ @愛知県江南市

2024年06月19日 | 愛知県(尾張)

こうなん藤まつり」で有名な愛知県江南市の「曼荼羅寺」近くにあるうどん屋「尾州うどんはじめ」へ。初めて聞く”尾州うどん”という言葉。看板には”継承讃岐流尾州うどん”とある。店に入るとモダンな内装で、カウンター席の他にテーブル席が並ぶ。ほぼ満席だったので少し待ってからカウンター席に案内された。”ランチメニュー”というのがあり、そこに載ったうどんは3種。「梅山かけうどん」「かしわ天うどん」「肉みそうどん」。この3つが人気の品かなと、中から「C肉みそうどん」を冷たいのでお願いした。すぐにメニューが下げられたが、飲食店ではいつも「メニュー置いておいてくれれば読み物(暇つぶし)になるのに」と思うのは自分だけかな。カウンター席は目隠しが高くて調理の様子は全く見えないし、壁に向かっているようでつまらなく、手持ち無沙汰になる。

調理の順番なのか茹で時間なのか、しっかり25分くらいかかって「C肉みそうどん」が提供された。浅い鉢に盛られていて、肉みそ、ちくわ天、温泉玉子、刻みネギがのっている。サービス品は選べたが「イナリ1個」をお願いしてある。これに漬物、フルーツが付いてランチとなる。早速綺麗に整えられたうどんを手繰る。うどんは締めてあるがキンキンには冷え切っておらずいい感じ。肉みそは暖かい。椎茸入りという肉みそは見た感じよりも強い味ではない。うどんは口当たりはふわっとしている。”讃岐流”らしいが所謂強いコシというよりノビがあるという感じで旨い麺だ。温泉玉子だけ冷た過ぎるのがアレだが途中で具材を全部混ぜていただいた。イナリはプレーンであっさりな味わい。フルーツ(この日は柑橘)は蛇足かなと思うがどれも美味しくいただいた。次は温かいうどんにしてみよう。(勘定は¥900程)

 

継承讃岐流 尾州うどん はじめ

愛知県江南市松竹町米野53

 

( 江南 こうなん びしゅううどんはじめ 尾州うどんはじめ うどん一 肉味噌うどん 讃岐うどん さぬきうどん 曼荼羅寺 まんだらじ ふじまつり 藤祭り 江南藤祭り )

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一正亭 @名古屋市東区・代官町 (6)

2024年06月18日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

ある祝日の昼どき。東区の筒井町辺りで食事先を探すも目当ての「ラク亭」は変わらずずっと休業のままだし、他の店も臨時休業だったり、並びが出来ていたり。もとより祝日は休業日が読み辛いが、結局代官町に戻って「一正亭」へ。困った時の「一正亭」(笑)。大抵いつも開いているのが有難い。はす向かいの駐車場に車を停めて店内へ。店内は男性1人の先客が3人。もちろんビールをやっている人も居て羨ましい。お願いしたのはこちらでは(多分)いただいたことがない「メンチカツ定食」。

しばらくして運ばれた「メンチカツ定食」は、それぞれ3つにカットされたメンチカツが2つ。付け合わせは千切りキャベツとマヨネーズ風味のスパゲッティ。これに小皿の切干大根、蓋付きのプラ飯碗のご飯、味噌汁、たくあんが付く。メンチカツには少しだけケチャップがかかっている。衣はガリガリのハードタイプ。一口やってはご飯、味噌汁とやっつけていく。途中で卓上のウスターソースをかけたりもして多めのご飯も難なく平らげた。後客も続々と入って来るので席を譲る。次は「冷やし中華」でも食べてみようかな。(勘定は¥720)

以前の記事はこちら (1)(2)(3)(4)(5

 

レストラン 一正亭

愛知県名古屋市東区代官町13-9

 

( 名古屋 なごや 代官町 だいかんちょう いっしょうてい 一正亭食堂 メンチカツ ミンチカツ 合いの子 あいのこ カレービフ ハヤシビフ 代官町商店街 洋食 食堂 )

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しずなみ @岐阜県下呂市

2024年06月17日 | 岐阜県(飛騨)

バイクを駆って新緑の岐阜県下呂市へ。道中は気持ち良くバイクを走らせたが、客足の戻った下呂市の中心部は人でごった返し。どんな細い路地にも歩いている観光客が居る。昼食を摂る為に立ち寄ったのは繁華な場所から少し行った所にある麺類食堂「しずなみ」。創業して60年程だそう。店内はテーブル席が5つに小上がり席が2つ。年配のご夫婦でやっていらっしゃる様子。土間のテーブル席に腰掛けてメニューを眺める。客は地元の方ばかりのようだったが、観光地とあってこんな店にも英語メニューが。麺類、定食、丼物色々あるが、別メニューの”なっとく豚メニュー”というのにあった「トロ玉カレーライス」というのにしてみた。

しばらくして楕円の平皿に盛られた「トロ玉カレーライス」が登場。予想通りカレーの上にふわっと火を入れた玉子がのっている。”なっとく豚(とん)”というのは「納豆喰豚」と書いて、地元の肉屋が専売する希少ブランド肉らしい。カレーはしっかりと辛さのあるもの。中に入った納豆喰豚は角切りで、軟らかいが崩れてしまう程ではないいい塩梅。旨い。辛さのあるカレーと玉子を合わせるといい感じに。パクパクッと平らげて勘定してもらった。この日は自分には珍しく新しめの創作メニューだったので、次は昔からありそうな品にしてみようかな。(勘定は¥880)

 


 

↓ 下呂市金山町中切の41号線沿いにある飛騨川に架かる「名称不明の橋」(建造詳細不明)。ここを通るたびに気になっていたので停まってみた。なかなか趣のある橋だが近寄ると「私道」の告知が。ダイヤル式の鍵もかかっている。こんなのを個人が所有しているのかな。

 

 

↓ 41号線とJR高山本線の交わった所の橋脚(建造詳細不明)。カーブなのでいつも通り過ぎてしまうが、この日は先でバイクを停めてみた。下から眺めるとなかなかの迫力。石組みで古そうだが建造時そのままで使用されているのかな。

 

 


 

 

食事処 しずなみ

岐阜県下呂市湯之島215-1

 

( 下呂 げろ 下呂温泉 げろおんせん 静波食堂 大衆食堂 食堂 麺類食堂 洋食 カレー なっとくとん 天狗 産業遺産 近代建築 )

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さくら豊月 @名古屋市南区・桜

2024年06月16日 | 名古屋(港区・南区・緑区)

南区呼続(よびつぎ)の名鉄「桜」駅近くの旧・東海道から路地に入った所にある「さくら豊月」へ。”豊月”の屋号といえば千種と瑞穂にも店があるので同じ系列なのかな。店の横にある駐車場に車を停めて店内へ。看板には”手打うどん”とあり、中には麺打ち場も見える。入口近くに囲炉裏を模したテーブル席があり、そこに案内された。品書きを眺めるとうどんにだけ”手打ち”の文字が。他はそうでない? 品書きの先頭もうどん。でもこの日の気分は蕎麦だったので「小えびかき揚げ天ざる」というのをお願いした。

待っていると年配のグループ客がどやどやと入って来た。自分の座っている囲炉裏席に相席で向かいになったが、年甲斐もなくはしゃいで盛大におしゃべり。お元気なのは結構だが収束気味とはいえコロナに罹患している人もまだまだ多いらしいのでヒヤヒヤ。幸いその喧しさに気付いた給仕女性が空いたテーブル席に移動させてくれたのでよかったが…。

閑話休題。「小えびかき揚げ天ざる」が運ばれた。かき揚げは高さがあって大迫力。海老も”小えび”と呼ぶには大きなサイズのものがたっぷり10尾ほど。他には分厚く切った椎茸、イカなんかが入っている。かき揚げは粗いのですぐに崩れてはしまうが海老のプリッとした歯応えが存分に楽しめて旨い。せいろに盛られたそばは2段。刻み海苔がたっぷりと振られている。店によっては風味に難ありのことが多い刻み海苔だが、こちらのは大丈夫。別皿に刻みネギとわさび、大根おろし。そば切りは麺肌の白っぽい更科で細切り。濃い色のつゆはかき揚げが大きいからか猪口ではなく小碗に入っていて、徳利にもたっぷりと入っている。そばをどっぷりと浸けて手繰る。わさびを付けたり、崩れた天玉をつゆに入れたりしてたっぷり2枚平らげた。(勘定は¥1,550)

 

 


 

↓ 大高北小学校近くの常滑街道沿いにある「学区資料保管庫(奉安殿)」(昭和3年・1928・建造、平成9年復元)。かつて戦前の国民学校に建てられた天皇・皇后両陛下の御真影と教育勅語を納めた奉安殿。戦後はGHQの指令によってほとんどが解体されたが、こちらは戦後に埋められたものを平成9年に発掘し復元されたもの(何で埋めた?)。菊の紋章は当時のままのものだそう。市内に残っている奉安殿は残り2つくらいなのかな。

 

↓ すぐ近くの常滑街道を挟んだところには塀で囲まれた立派なお屋敷が。この街道沿いは探せばまだ名も知らぬ古い建造物が残っていそう。

↓ 尾頭橋に「中日スタヂアム(ナゴヤ球場)」が出来るまでプロ野球でも使われたという「鳴海球場」。現在は敷地跡が「名鉄自動車学校」になっているが、そのすぐ西の住宅街にある洋館(建築詳細不明)。ドイツ壁で、戸袋が朱あるいはピンク色に塗られていたりとなかなか素敵な外観。地味だが門柱上部にも装飾が。

 

 

 


 

手打うどん さくら豊月

愛知県名古屋市南区桜本町2-22

 

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Bitches Brew 40th Anniversary Collector's Edition (DVD+3CD) / Miles Davis

2024年06月15日 | DVD

 

Bitches Brew 40th Anniversary Collector's Edition / Miles Davis (2015)

ジャズ史を語るうえで外せない1970年の問題作「Bitches Brew」(ジャケット写真下)。エレクトリックを導入したマイルス(Miles Davis)が早い段階で到達した極み。もちろんこれをジャズではないという人はいまだに居るだろうし、自分もジャズかと訊かれるとちょっと違うと思ってしまう。こちらはそんな名作の2010年に発表された40周年記念盤からアナログ盤を抜いた新装版3CD+1DVD。発売は2015年。名盤だけに1998年には「The Complete Bitches Brew Sessions」なるボックスも発表されたが、水増しというかそれ入れちゃっていいの?という時期の曲も収録されてファンからは疑問符が付いた。こちらはオリジナル・アルバムに加えて別テイクとシングル・ヴァージョン、そして70年Tanglewoodでのライヴ、DVDは1969年コペンハーゲンでのライヴ映像という内容で時期的には妥当。

たまに聴いても都度ゾクゾクするオリジナルのスリリングな冒頭。今では当たり前だが、このレコーディングは録音された素材をプロデューサーのテオ・マセロ(Teo Macero)が編集しまくった言わばツギハギ。当時はまだ珍しかった手法だそう。テオの名前はマイルスと併記されてもいいくらいの貢献度だ。出来上がった音を聴いたら演奏したメンバーも面食らっただろうなァ。これがどの程度当時マイルスの頭の中で出来上がっていた音楽とシンクロしているのか分からないけれど、完成した音楽はジャズの垣根を軽々と飛び越えている。ただアルバムを通して聴くとどっと疲れが(笑)。

Tanglewoodでのライヴは映像も残されている有名音源だけれど、プロモーターのビル・グラハム(Bill Graham)所有の音源を大量に発表したWolfgang's Vaultの音源と同じかな(←ライナー読め)。あれは2000年代初め頃だったろうか。急にサイトで様々なアーティストの貴重なサウンドボード・ライヴ音源が次々と発表され、当時自分はリッピングで寝る暇も無かった(笑)。即興演奏の緊張感漂う中、マイルスも吹きまくっているし文句なしにカッコイイ。

コペンハーゲンでのライヴ映像はマイルスがカラフル(過ぎる)なシャツを着ている有名なもの。さすがオフィシャル、以前観たものより画像の解像度が上がっている。ステージ上は観客の存在はどこへやら、メンバーの間に緊張感たっぷりの張りつめた空気が漂っており、メンバーに演奏を任せたとばかりにマイルスが勝手にステージを外したと思えば、途中で入って来てあのトランペットの音色で均衡を破るひと吹き。カッコイイ。

ネット・ショップにて購入(¥1,746)

  • Label ‏ : ‎ Columbia
  • ASIN ‏ : ‎ B00TCAM9EO
  • Disc ‏ : ‎ 4
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フェイマス・ドア @岐阜県岐阜市 (2)

2024年06月15日 | 岐阜県(岐阜)

ある日の午後、ちょっとコーヒーを飲みたいなと立ち寄ったのは岐阜市加納にある喫茶「フェイマス・ドア」。いつもJBLのスピーカーからジャズが鳴っている素敵な喫茶店だ。道路を挟んだ駐車場に車を停めて店内へ。小さなテーブル席が3つのみのこじんまりとした店内にはレコードやCDがぎっしりと並んでいる。「チーズケーキセット」というのがあったのでこれをコーヒーでお願いした。寡黙な主人がコーヒーを淹れる。ジャケットも見当たらなかったのでこの日鳴っていたカルテットのジャズは演奏者が誰か自分には分からず。

しばらくして平べったい形のチーズケーキとコーヒーが運ばれた。チーズケーキの下はパイ生地。生クリームとブルーベリーが添えてある。酸味がしっかりとして旨い。これにたっぷりのコーヒー。すっきりとした味わいのコーヒーは前回供されたものと同じものかな。旨い。せっかくいい音楽ありのこんな店でもあまり長居出来ない性分。ケーキを平らげコーヒーを飲み干したらついすぐに勘定に立ってしまった。(勘定は¥800)

以前の記事はこちら (1

 

Coffee & Jazz Famous Door (フェイマス・ドア)

岐阜県岐阜市加納城南通3-8

 

( 岐阜 ぎふ フェイマスドア 喫茶 喫茶店 ジャズ喫茶 カレーライス 黒カレー ピラフ オムライス ケーキ )

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