ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

神谷バー @東京・浅草

2012年11月19日 | 東京都(老舗)

Photo_22

本や雑誌ではよく目にするけれど一度も入った事のなかった日本最古のバー「神谷バー」。創業は1880年だから…132年目! 建物自体も文化庁の登録有形文化財に指定されているとの事。

平日の3時ごろだったが店内はほぼ満席。想像していたよりは小さめのフロア。ウロウロしなかったけれど奥もあるのかな? 全体的には高齢な方が多いが、家族連れや外国人グループの姿も。雰囲気は決して気取ったものではなく、ちょっと古めの洋風居酒屋といった感じ。みんな思い思いにワイワイと盛り上がっている。従業員の方の正装が老舗を感じさせる。先に入り口で食券を購入し、勝手に席に着くシステム。おひとりで飲んでおられた方に相席をお願いして着席し、給仕の女性に食券を渡す。もちろん有名な「電気ブラン」と定番だという煮込みを注文。

有名な「電気ブラン」はブランデー主体のカクテルで一杯260円。少し薬草のような独特な香りがあるが想像していたよりは飲みやすい。でもアルコール度は30度あるので、ビールをチェイサーにして飲むのがいいのだとか。実際に常連らしき相席を頼んだ方もそのようにして飲んでいた。煮込みはもつの煮込みで味付けはあっさり。

チェーン店の居酒屋は嫌だけれど、気取りのないこんな店が近くにあったら買い物ついでにちょっと一杯やれていいなぁ。長居するつもりはなかったので、サッと飲んで店を出る。 (勘定は¥770)

この後の記事はこちら

神谷バー

東京都台東区浅草1-1-1

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Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan / Various Artists

2012年11月18日 | クラシック・ロック

Dylan

Chimes of Freedom: Songs of Bob Dylan / Various Artists (2012)

今年初めに出たボブ・ディラン(Bob Dylan)の曲を多くのアーティストがカヴァーした4枚組アルバム。すべて未発表曲ばかり。参加アーティストは超有名どころだけでも、Johnny Cash, Patti Smith, Pete Townshend, Sting, Mark Knopfler, Lenny Kravitz, Elvis Costello, Jackson Brown, Joan Baez, Bryan Ferry などとまだまだ書ききれない物凄い面子。 アムネスティー・インターナショナルの50周年とディラン自身の50周年を記念して制作されたそう。

ミックスはストーンズ(The Rolling Stones)他で有名なボブ・クリアマウンテン(Bob Clearmountain)、マスターはライノ(Rhino)レーベルで名を上げた現Gateway Mastering Studioのボブ・ラドウィグ(Bob Ludwig)他と裏方も贅沢。

これだけ収録曲が多いと(73曲!)さすがに聴く方は集中力に欠く事になるが、総じて原曲を大きく逸脱するような解釈をしている例は少なく、安心して(笑)聴き通す事が出来る。でもこういうトリビュート・アルバムってなぜか何度も聴き返すことってあまり無いなぁ。

中古店にて購入(¥1400)

  • CD (2012/1/24)
  • Disc: 4
  • Format: CD, Import, from UK
  • Label: Amnesty Internationa
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    井のなか @東京・錦糸町

    2012年11月17日 | 東京都

    久しぶりに東京に行ったので食べた物をレポート。

    錦糸町にあるこの店は前から「日本酒」へのこだわりで引っかかっていたので時間を作って訪問。カウンターもあるので一人でも問題なし。少し遅い時間から伺ったのでつまみは軽めに数品注文。酒は島根の「扶桑鶴」「竹鶴」をメインに置いて、その他にも様々な一升瓶が並んでいる。

    まず酒器が珍しい。というのも「純米酒を極める」という著書を持つ故・上原浩氏の「酒は純米、燗ならなお良し」という言葉が杯に描かれている。本人に書いてもらったものだと思うが、自分自身もこの本を読んで日本酒に興味を持ったので、店主に尋ねると実際に付き合いがあって店にも来てもらったとの事。最近は厚ぼったい飲み口の陶製猪口が流行りでどの居酒屋でも選ばせてもらえるところはそんなものが多いが、自分は口を付ける部分が薄いガラスか白磁のものが好み。実際味の印象も大きく変わる。

    Photo_28

    その杯に注いだ竹鶴は純米酒らしいボディがありつつも切れは良く、呑み飽きない印象。その後店主におすすめを尋ねたら次から次へと試飲させてくれる。それもお猪口に冷や(常温)と熱燗を並べてくれたりして、結局自分が頼んだ酒より試飲させてもらった酒の方が絶対多い(笑)。中にはかなりくせの強いものもあって、それはそれで試してみたかったが、自分の頼んだつまみが淡い味付けのものだったので、それに合うものをと言うとすぐに別のおすすめの酒を用意してくれた。

    店は終始客で一杯。それも何度も足を運んでいるような人が多い。頼んだつまみは品数が少ないので評価は出来ないが、自分の頼んだつまみに合うものを店主に委ねる方法が一番いいだろう。たぶん店主もノッてくると思う。日本酒が好きなら是非おすすめ。

    井のなか

    東京都墨田区錦糸2-5-2

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    ロックNIPPON しりあがり寿Selection

    2012年11月06日 | テクノ・デジタル・ダンス

    Nippon

    ロックNIPPON しりあがり寿Selection (2007)

    最近ハマっている日本のロックの名曲のオムニバス・アルバム。この盤はしりあがり寿の選曲となっている。名曲といってもヒット・チャートを賑わしたような曲は少なく、一部を除いていわゆる知る人ぞ知る曲ばかり。

    01 ユー・メイ・ドリーム (シーナ&ロケッツ)
    02 ハートにOK! (ザ・ファントムギフト)
    03 バカヤロウは愛の言葉 (パール兄弟)
    04 玉姫様 (戸川純)
    05 西安の子供市場 (太田螢一)
    06 すみれSeptember Love (一風堂)
    07 夢の山獄地帯 (ゲルニカ)
    08 GIRL (FILMS)
    09 ロンリー・ローラー~Only Lonely Skate Roller~ (ヴァージンVS)
    10 咲坂と桃内のごきげんいかがワン・ツゥ・スリー (スネークマンショー)
    11 福の種 (チャクラ)
    12 ジェニーはご機嫌ななめ (ジューシィ・フルーツ)
    13 プヨプヨ (ヒカシュー)
    14 いい事ばかりは ありゃしない (RCサクセション)
    15 COPY (PLASTICS)
    16 RYDEEN (YELLOW MAGIC ORCHESTRA)
    17 丘を越えて (矢野顕子)

    それとも同時代の人なら知っている曲ばかりなのかな。自分の周りで当時こういうアーティストを知っている奴は少ししかいなかった。知っていてもチャートに入った1、6、12、16位か。

    これはそのまんまサブカル雑誌(当時)「宝島」セレクションとでも言えそうな面子だ。しりあがり寿自身「宝島」で初めて知ったしね。いやぁ、懐かしい。当時「宝島」にはどっぷりはまっていたのでほとんど当時聴いた曲ばかり。自分が選者なら16のYMOは「増殖」から1曲選んだと思うな。すごく楽しめた。

    オークションにて購入(¥713)

  • CD (2007/1/24)
  • Disc: 1
  • Label: Sony Music Direct
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    The Real... Elvis / Elvis Presley

    2012年11月05日 | ポップス・オールディーズ

    Elvis

    The Real... Elvis / Elvis Presley (2011)

    ボブ・ディラン(Bob Dylan)の3枚組のあまりのCPの良さに感動して購入した同シリーズのエルビス版。正直なところエルビスのスイートな曲は苦手なので今まで買った事のあるのはロカビリー然とした初期のものだけ。この3枚組はちょうどその頃(60年代初めまで)で編集してあるのでバッチリ。超有名曲を含めてたっぷり3時間超楽しめる。音質も特に文句なし。

    個人的にエルビスの曲は誰かがカヴァーした曲の元曲を訪ねるといった聴き方が多い。この盤の1枚目だけでも、1-3「The Rolling Stones」、1-4「Jimi Hendrix」、1-20「The Band」、1-22「Robert Plant」、など挙げていったらきりがないほど大物にカヴァーされていて、そちらを先に聴いてから御大に遡って聴いている事がほとんど。

    こんな名曲群をガキの小遣い以下の値段で手に入れる事が出来るんだから文句なし!

    amazonにて購入(¥468)

  • CD (2011/6/28)
  • Disc: 3
  • Format: CD, Import, from UK
  • Label: Sony UK
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    Bangkok Shocks, Saigon Shakes, Hanoi Rocks / Hanoi Rocks

    2012年11月04日 | ハードロック・へヴィーメタル

    Hanoi

    Bangkok Shocks, Saigon Shakes, Hanoi Rocks / Hanoi Rocks (1981)

    ハノイ・ロックス(Hanoi Rocks)のデビューアルバム。これは再発盤でジャケも黄色文字が加えられたりしてオリジナルではない。再発だけれど詳しいデータはなくリマスターもされているかどうかよく分からない。

    内容と言えばもう「若い」としか言いようがない。いくつかの曲のクオリティーは正直デモ録音並。マイケル(Michael Monroe)のヴォーカルもひっくり返るところ多数で、よくこれを発売したなと別の意味で感心するくらいの出来。でもアンディ(Andy McCoy)の作る曲はキャッチーで完成度が高く、解散期に発売された名ライヴアルバム「All Those Wasted Years」においては曲の出来の良さが充分に発揮されていた。つまりこのクオリティーは制作側に難があったと言わざるを得ない部分が多々ある。ま、プロデュースはご当人達2人なんだけれど…。

    発売当時は打込みのピコピコのサウンドが全盛で、こうしたいわゆるRock'n' Roll を下地とした音楽は正直メインストリームからは外れていたように思う。ルックスが良かったから認められた部分も確かにあっただろうが、後のガンズンローゼズ(Guns'n' Roses)がリスペクトを顕していたように女性だけでなく男性にもファンが多かった。メンバーの泥酔後の交通事故死などこのバンドもいわゆるロックンロール・ライフに巻き込まれ、これからという時に解散して残念だったが、上手い下手を気にさせない魅力が備わっていたいいバンドだった。

    個人的には高校生の頃、ある友達から勧められたけれどそのルックスから大嫌いだった「ヘビメタ」じゃないかと決めつけてしっかり聴かなかった覚えがある。後に彼らの魅力を再確認したのはCCR(Creedence Clearwater Rivival)の「Up Around The Bent」のカヴァーを聴いて「おっ?」と思ってからだったから随分遅い。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (1996/3/19)
  • Disc: 1
  • Format: Import, from US
  • Label: Geffen Gold Line Sp.
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