ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Original Album Series Vol.2 / The J. Geils Band

2020年06月25日 | クラシック・ロック

Original Album Series Vol.2 / The J. Geils Band (2014)

前シリーズに引き続き、J. ガイルズ・バンド(The J. Geils Band)の「Original Album Series」簡易紙ジャケ5枚組を購入。こちらは1974年から79年の間に発売されたオリジナル・アルバム(含むライヴ・アルバム)に加えてベスト盤が1枚加えられている。収録アルバムはこちらの5枚。

・Nightmare And Other Tales from the Vinyl Jungle (1974)
・Hotline (1975)
・Live : Blow Your Face Out (1976)
・Monkey Island (1977)
・Best Of The J. Geils Band (1979)

自分はピーター・ウルフ(Peter Wolf)のソロになってからの作品は大好きで聴いていたけれど、J. ガイルズ・バンドはライヴ盤1枚と、大ヒットした81年の「Freeze-Frame」の輸入カセット・テープ(笑)を持っているのみだった。なので前シリーズを聴いてデビューからの各アルバムのクオリティーとゴキゲンさに驚いたし、過去の日本での不当に低い人気と評価にも驚いた(これは日本に限ってではないか)。

この70年代中~後半の作品も、溌剌とした彼ららしいバンド・サウンドはそのまま。ただこうして並べて一度に聴く弊害でもあるけれど、正直どのオリジナル・アルバムも似通って一本調子に聴こえるところもあるかな。それでもブルージーだった初期と比べてキャッチーでポップな曲が多くなっていて、80年代の大ブレイクを感じさせるところがある。それでも世界的にヒットした有名な81年の「Centerfold(邦題:堕ちた天使)」などでは売れ線に走ったと批判を受けたそうだからファン心理とは難しいもの。75年の2会場でのライヴを収録した「Live : Blow Your Face Out 」は文句なしに楽しめる内容。やっぱりピーターのヴォーカルとマジック・ディック(Magic Dick)のブルース・ハープはいつ聴いても最高にカッコイイ。

同シリーズのVolume.1はこちら

オークションにて購入(¥1,435)

  • CD (2014/1/14)
  • Disc : 5
  • Format: CD, Import
  • Label : Warner Music/Rhino

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2 コメント

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ピーター・ウルフはミック・ジャガーと比較されてましたね。 (ミュウ)
2020-06-27 17:31:12
私が、大学生になって初めて行ったロック喫茶ではリクエストを受け付けてくれて、その時初めてリクエストしたのが、「サンクチュアリ」でした。
粘っこい、ピーター・ウルフの声ってクセになってましたね。
ミック・ジャガーとは違った意味で、白人離れした感性のヴォーカリストだと思っています。
返信する
Unknown (ハリー)
2020-06-27 18:22:30
ミュウさん、こんにちは。

>粘っこい

ホント、その通りですね。決して黒い声という訳ではないんですが、熱いんですよね。ただソロ作品は内容も充実しているのに世間の評価が低過ぎて…。
返信する

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