ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

角丸 (3) @岐阜県関市

2019年10月09日 | 岐阜県(中濃・老舗)

鰻好きの親戚が来たので両親を含む7人の大所帯で車を出して岐阜県関市の鰻屋「角丸」へ。あまり記事にはしていないが、特に大人数の時はよく利用する明治創業の老舗。鰻の名店が多い関市だが、人気店は並んだり混雑したりするので高齢の両親には無理(そもそも2人とも並んでまで食べない)。大箱で使い易いこちらを選択することが多いのだ。店は「新長谷寺(吉田観音)」の参道にある。地元の人は”きったかんのん” と呼び、昔は参道に他にも鰻の店があったそう。お参りするのはハレの日が多かっただろうから「今日は鰻でも」ということが多かったのだろう。特に予約は入れていなかったが問題なくテーブル席に案内された(高齢の両親にはテーブル席の方が都合がいい)。

男衆はビール(キリンラガー大瓶)と酒を鈍燗(どんかん:ぬる燗の意)で注文。品書きには無かったが紙短冊に「肝焼き」があったので、それと「鯉の洗い」を、丼ぶりはみんな「上鰻丼」を注文し、うちの高校生の息子は”大盛”にしてもらった。すぐに酒類と「肝焼き」が登場。続いて「鯉の洗い」が出てきた。「鯉の洗い」は酢味噌で。もちろんこの地方なので味噌は赤味噌だ。かなり濃いめの酢味噌で鯉をやりながら酒をいただく。わいわいと談笑していると丼ぶりが登場。息子の分はご飯がてんこ盛りだ(鰻の量は同じはず)。大盛には別容器で追加タレも用意されている。其々には守口漬ときゅうりの漬物、しっかり肝も入った吸物が付く。こちらの鰻はもちろん地焼き。関の鰻は焼きが強めなのも特徴だ。でも身はふわっとしていて焼きたてはやっぱり旨い。この店には随分前から出入りしているが、焼方が若い衆になってから旨く(上手く?)なったと思うのだがどうだろうか。しっかりお腹を満たして、ずっと現役で帳場に出ていらっしゃるご高齢の大女将さんに勘定してもらった。(勘定は¥27,000程/7人)

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川魚料理 角丸

岐阜県関市東門前町21

 

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