ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ひよし @岐阜県多治見市

2019年03月18日 | 岐阜県(東濃)

電車で多治見まで行き散策した日のこと。ただ思い付いてJRに乗っただけだったのだが、このまま帰るんじゃ折角電車で来た甲斐がないなと、ビールでも呑もうと近くを探す。古い街並みも残る南側と違って、駅の北側はガランとしているのでチェーン店以外で良さそうな店も見つからない。そもそも歩いて何軒もアタリを付けられるほど店舗が固まって分布していないので、スマホを取り出して適当な店がないか調べて寄ったのが音羽町のここ「ひよし」。”和風洋食”なんていう言い方がちょっと時代を感じさせて引っ掛かった(後からよく調べたらとても立派なHPがあった)。創業は昭和44年(1969)で今年で50年にもなる。店まで歩いていくと川端に店があった。もうランチタイムは外しそうなギリギリの時間だったのですぐに店舗の中へ。カウンター席と奥にテーブル席や小上がり席がある。目の前の調理場には主人が、そして給仕の女性が2名。店内からは川端の景色も見えて落ち着いた雰囲気。カウンターに座ってメニューを眺めた。”名代”と冠の付いた「ヒレカツ」は単品で個数も選べたので「名代小ヒレカツ(3個)」を、飲物はビールの中瓶をお願いした。

主人の調理が始まる。その場でカツに衣をつけるのだが、衣は調理台の引出しの中に用意されている。今は無き岐阜市弥生町の「金鯱山」でも老主人がそうやって衣をつけていたっけ。そして静かにカツがフライヤーに落とされた。コロンとした丸い形のヒレカツはそれぞれが半分にカットされ、その上からデミグラスソースがかけられた。面白いのはその上から一筋ウスターソースもかけられたこと。千切りキャベツとポテサラ、青菜のお浸しが添えられて「名代小ヒレカツ」が手渡された。ビールはキリンの一番搾り。まずはグイッとやって、カツに箸をつける。自分好みの薄衣で、深みはあれどマイルドな味わいのデミグラスソースがいかにも”和洋食”な感じで旨い。デミソースの風味はとてもいいのでウスターソースはかけなくてもいいんじゃないかな。辛子をちょっとつけても旨い。卓上にあったドレッシングは自家製のものでフレンチドレッシングに唐辛子粉がブレンドしてあるようなもの。これをキャベツに使ったりもして、いい感じの午後の一杯になった。「ポーク生姜焼き」「いそ揚げ」「カニコロ」など、他にも食べたいものが沢山あったので、また来よう。(勘定は¥1,700程)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 多治見市内の古い街並みで見付けた格子のある町屋の軒先には2つの社が祀られていた。これは屋根神様を下ろしたものなのか、元からこういうものなのか(場所失念)。

 

 


 

和風洋食 ひよし

岐阜県多治見市音羽町4-75

 

( 多治見 たじみ 多治見駅 ひよし 洋食 レストラン とんかつ ひれかつ 飛騨牛 肉料理 近代建築 町屋 屋根神様 )


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