ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Lucky Thirteen / Neil Young

2022年12月09日 | クラシック・ロック

Lucky Thirteen / Neil Young (1993)

ニール・ヤング(Neil Young)がゲフィンに在籍した1982年から87年の時期から選曲されたコンピレーション盤。その間に発表されたオリジナル・アルバムは「Trans」(’82)「Everybody's Rockin'」(’83)「Old Ways」(’85)「Landing On Water」(’86)「Life」(’87)の5枚。正直言ってニールのディスコグラフィーの中では一番地味というか人気の無かった時期といっていいんじゃないか。自分が持っているのは「Life」のみ。あまり詳しく調べていないしライナーもしっかり読んでいないが、このアルバムではライヴに加えて既発曲もオリジナルとは違うヴァージョンだったり、未発表曲も入っているのだそう。

自分も当時、音楽雑誌で「ニール・ヤングが”テクノ”に」なんていう記事を読んだことを覚えているが、その時期とも重なるはず。どんなものかと聴いてみたがそう解説されたと思われる曲は最初の2曲程度で、ヴォコーダーを使ってヴォーカルがそれっぽくなってはいるし、音的に80年代らしさが強いものの、3曲目以降の演奏は以前とそう変わらず、アコースティックな楽曲や、カントリー・タッチな曲、ハードなギター中心のバンド・サウンドの通常営業で拍子抜け。ただニールは時々の世相や音楽の流行にも臆せずチャレンジしていくので、パンク寄りだったり、ロカビリー寄りだったりすることもあるので、そういう姿勢がこのコンピにも見て取れる。そうやって自分の興味というか引っ掛かったものに正直にどん欲に身を投じるアティチュードはさすが。

ネットショップで購入(¥458)

  • Label ‏ : ‎ Geffen Records
  • ASIN ‏ : ‎ B000000OSM
  • Disc ‏ : ‎ 1

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