ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Up From The Catacombs : The Best of / Jane's Addiction

2012年07月17日 | オルタナティヴ・ロック

Janes

Up From The Catacombs : The Best of / Jane's Addiction (2006)

2006年発売のジェーンズ・アディクション(Jane's Addiction)のライノ編集によるベスト。こんなの出ているとは知りませんでした。80年代後半のインディーズデビューから、再結成の2003年発売「ストレイズ(Strays)」までの至極真っ当な選曲のベスト。変化球は特になし。ジャケットは不気味で彼ららしさいっぱい。

彼らを初めて知ったのはロラパルーザ(米ロックフェス)創始者がヴォーカルのペリー・ファレル(Perry Farrell)だったから。でも最近調べてみたらそもそもロラパルーザはジェーンズアディクションの解散ツアーとして開催されたものらしく、つまり自分は完全に後追いだったという事。当時来日もしていないし、情報が少なかったとはいえ、ギターのデイヴ・ナヴァロ(Dave Navarro)がレッチリ(Red Hot Chili Peppers)に入る94年までは現役だったとばかり思っていたから意外。そういえば当時ジェーンズのプロモビデオやライブ映像も見た記憶が無いなぁ。

そのころはまだオルタナティヴ(Alternative)というジャンルは確立されてなくて、日本では雑誌「クロスビート」がそちらに大きく舵をとって雑誌編集を行いだした頃だったので愛読していた。それでも彼らに関しての情報は当時から少なかったし、日本ではあまり話題になっていなかったと思う。

このバンドの場合サウンドよりもまずペリー・ファレルのヴォーカルを受け入れられるかが大きな問題だと思う。自分も最初は「ひょっとして女性?」と思っていた中性的なハイトーン。ファーストアルバムはインディーズで音質もイマイチだったのでそうとうとっつきにくかったと記憶している。それでも全部揃えたのはアコースティックな曲とハードでエレクトリックな曲がブレンドされて、さらに前述のヴォーカルが合わさり、不思議な存在感とオリジナリティーを持っていたから。久々に聴いたがやはり独特で、他に似たようなバンドって見当たらない。

オークションにて購入(¥448)

  • CD (2006/9/19)
  • Disc: 1
  • Format : CD, Original recording remastered, Import, from US
  • Label: Rhino / Wea

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