ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

キムラヤのパン 野田屋町岡ビル店 @岡山県岡山市

2017年09月13日 | 岡山県

岡山での朝。ホテルで朝食を準備してもらう事も出来たが、地元の人が通う店で調達したいと向かったのは「キムラヤのパン・野田屋町岡ビル店」。前日の晩にも歩いたのだが、このビルは民間市場のようで飲食店相手の卸売店が並んでいた。その建物の一角にあるこのパン屋さんは地元岡山のチェーン店。元々は銀座の「木村屋總本店」で修行した創業者が「岡山支店」として大正8年(1919)に開いた店なのだとか。現在は岡山市を中心として数多くの直営店があるようだ。まだ早朝だがホテルを出発し、こちらでパンを買って次の目的地「倉敷」へ電車で行こうという算段。まだ静かな街でここだけ明るい店に入ると店員1人で切り盛りしているようだが、すでに色々な種類のパンが並んでいる。中には滋賀県木之本町の「つるやパン」で食べたような「たくあんサラダパン」(つるやでの名称は「サラダパン」、パッケージの配色まで似ている)なんてのもある。何か接点があったのか、偶然の一致なのか…。銀座の木村屋のように酒種を使ったあんパンなども売っていたが、食べ歩きに影響してはと、人気だという「バナナクリームロール」1個だけ買い求めた。

岡山駅から乗った倉敷駅行きの電車には日曜日でも学生の姿が目に付く。バッグからパンを取り出し、外の景色を眺めながらいただく。柔らかいコッペパンは横に切れ目が入れてあり、中にバナナクリームが塗られている。バナナの香りからクリームの風味から、想像した通りの甘い味で、軽いのであっという間に胃の腑へ。やっぱりあんパンも買っておけば良かったかな。(勘定は¥116)

 


 

↓ 倉敷駅に着いて、駅前ですこぶるイイ感じのレンタサイクルを借り、街中を散策。鶴形にある銭湯「えびす湯(戎湯)」(建築詳細不明)。自動販売機からいくと現役だろうか。「ゆ」と赤い文字で書かれたライトが渋い。創業は大正時代中期だとか。中の佇まいは凄いらしい。いつか入ってみたいナ。

 

↓ 美観地区の外れにある幼稚園「若竹の園・園舎」(大正14年・1925・建造)。登録有形文化財に指定。さすがに敷地内には寄れないので写真はこれだけ。ひょっとして対象の建物じゃない?

↓ 有名な「美観地区」のみならず、外れた場所にもなまこ壁の屋敷や蔵、魅力的な近代建築が目白押し。恐るべし倉敷。凄いところだなァ。

 

 

 


 

 

キムラヤのパン 野田屋町岡ビル店

岡山県岡山市北区野田屋町1-3-3

 

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