ずっと雲が低く、雨が降ったり止んだりの天気だったが、柳橋から両国橋を渡り両国方面へ。老舗しし鍋店「ももんじや」の横にぶら下がっている猪を横目に、人っ子一人居ない「旧安田庭園」や横網町公園の「復興記念館(関東大震災の資料を展示)」を観て回った後、また柳橋まで引き返してきた。柳橋の袂にある創業が明治中期という和菓子の老舗「梅花亭」。川端にこじんまりとした店がひっそりとある。神田川が大川(隅田川)に合流するこの界隈は船宿が多くあり、周囲はビルばかりだが、川沿いだけは独特の雰囲気が残っている。
↓ 写真左は柳橋(昭和4年・1929建造)と橋から見た屋形船と船宿
ガラスのショーケースには少量づつ綺麗に菓子が並べられている。どれも旨そうだけれど、お店の名前にもなっている梅の花の形をした「三色梅最中」に目が留まった。最近本当に最中好きになったなぁ(笑)。(後で調べて知りましたが)紅梅、白梅、たそがれと粋な名前のついた三色の最中には それぞれ別の種類の餡が挟んである。大きさは本当に一口サイズで小さい。皮は強く持つと崩れてしまうほどで、行儀が悪いが店を出てまだ湿気てしまわないうちに口に放り込んだ。甘さ控えめな餡で、皮とのバランスが保たれてて、あっという間に溶けていく。ペットボトルでなくちゃんとしたお茶が必要だ。余裕のない食べ歩きはダメですね。
ショーケースに飾られた和菓子はまだまだ魅力的なものがたくさんある。特にコメントで教えていただいたり、ホームページに説明のあった「三笠山」はぜひ次こそ食べてみたいなぁ。取り寄せしちゃうか…(でも出来れば実際に店に行って買いたい人間です)。(勘定は¥600)
東京都台東区柳橋1-2-2
(ばいかてい)
数年前に行った訳ですが、いい風景ですね。
>神田川が大川(隅田川)に合流するこの界隈は船宿が多くあり、
>周囲はビルばかりだが、川沿いだけは独特の雰囲気が残っている。
本当にそうですね。写真のアップ、ありがとうございます。
実家に送った分とは別に、ほんの数個、自分用に購入して、
三笠山を1つ、帰りの常磐線の車中で食したのですが美味しかったです。
ただ、お茶はペットボトルで(笑)。
>三笠山
教えていただいた時から食べたくて、食べたくて…。
春休み中に嫁が子供を連れてスカイツリーに観光に行くらしいのですが
(自分はもちろん仕事で無理…)、買ってきてくれないかな、と打診したら
「えっ浅草橋???」と全く予定には入りそうにありませんでした。当り前か(笑)。