ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

そば輝 @岐阜県関市

2013年09月26日 | 岐阜県(中濃)

また神田に行く予定が出来たので、近くの蕎麦屋を探していて行き着いた猿楽町(神保町)の蕎麦屋「松翁」のホームページを見ていたら、そこに”お弟子さんが故郷に帰って出店”と書いてあった。住所を見ると何と岐阜県関市との事。これは行ってみないと、とすぐに訪問。

松翁といえば蕎麦好きにも酒好きにも評判の店。というのも酒肴が充実しているし、酒のラインナップといったらその辺の居酒屋が負けてしまうような品揃え。他にも変わり蕎麦をやったりと、古い店構えに似あわず意欲的な店だ。いつかのぞいてみたいと思っていたのだが、お弟子さんの店が先になってしまった。

お店は居抜きだろうか大きめの建物で、まだ真新しい店内は小さいカウンターの他にテーブル席、それに小上がりと結構広い。入口横には石臼が。まだ若い店主と女性二人が店を切り盛りしている。冷たいお茶が出されてからメニューを眺めてみる。いろいろあるが、まず基本のざるそばと天麩羅を味わってみたかったので天ざるを注文。手打ちの蕎麦を同じく手打ちの冷麦にも変えられるようだ。

つゆや皿が乗ったトレイが運ばれてきたが、まだ天麩羅は乗っていない。というのも揚げた物から皿に供されるようだ。手間がかかるだろうがこれは嬉しい。確か修業先もこのやり方のはずだ。まず小振りだが車海老。ちゃんと頭も揚げてくれる。そして野菜は2種。どちらも食感よく旨い。ここで蕎麦が登場。やや緑がかった蕎麦は十割との事で、角が立って食感の良いもの。つゆはきりっとしていておいしい。メニュー裏を読むと素材にもこだわっているようだ(自分自身は素材の産地に特段の興味はない)。このつゆはなかなか自分好み。最後は穴子の天麩羅が出て、そば湯を飲み終了。

市郊外のロードサイドにあるので、蕎麦を手繰る前に蕎麦前で一杯というのはなかなか出来ないだろうが、店主も若いしなかなか期待が持てるお店だ。何しろ蕎麦が好みに合っていた。店の意匠や置いてある物にきりっとした所がないのと、有線放送だろうか大きい音量で腹が踊るような音楽が流れていたのは残念。店全体が良い雰囲気になるには時間がかかるだろうが是非この地でしっかりと根を下ろしてもらいたい。

この後の記事はこちらこちら

 

江戸手打 そば輝 (そばき)

岐阜県関市星ヶ丘10-13


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