ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

中島屋食堂 (2) @滋賀県長浜市

2019年07月23日 | 滋賀県(老舗)

長浜市内散策。この日の昼食は駅前通りの「中島屋食堂」にて。開店時間がやや遅いので暖簾が掛かるまで周辺を歩いて時間を潰す。この日も曇天だったが人出は多く、人気の飲食店にはもう行列が出来ている。数えなかったがこの日も「鳥喜多」の行列は凄かった…。やっと暖簾が掛かったようなのでいぶし銀の店内へ。入る時に入口横をよく見ると暗いガラスの裏に食品サンプルが置いてあった。以前は飾っていたのだろう。息子さんに「どちらでもどうぞ。」と案内されたので、壁に向かったテーブル席を選んで腰を下ろした。この日は「琵琶マスにぎり」を目当てに入ったのだが”入荷無し”として消されている。この日は他のにぎり寿司も無いようで、壁に掲示してあった品書きも伏せてあった。という訳で他の品を思案。こちらの丼物は長浜ローカルの赤こんにゃくが使われているとどこかで見た覚えがあったので「親子丼」を注文してみた。

何度見ても飽きない店内を眺めながら出来上がりを待つ。途中でお手洗いを借りたのだが、奥に入って行くと歴史ある古い食堂によくある、客土間の脇に壁を隔てて調理場があり、その奥に手洗いなどの水場があるレイアウトだと分かる。しばらくして運ばれた「親子丼」は…残念、赤こんにゃくは見当たらない。見るからにあっさりとしていそうな淡い色付きで、玉子はふわりと仕上がっている。上には少々の刻み海苔。少なめだが青ネギもちらほらと。添えられたたくあんを挟みながらテンポよく喰らっていく。途中で七味もかけてみた。本当は山椒が欲しかったけれど卓上には置いていない。綺麗に完食し、ご馳走様。いつか長浜に電車で来て、こちらの一品物を肴に酒を呑むのを夢見て…。(勘定は¥600)

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↓ 「ふじ石亭(旧・下郷邸別荘)」(明治17年・1884・建造)。 地元の実業家の別荘として建てられた建築で、現在は料亭として使われている。写真で見切れてしまったが主屋等が登録有形文化財に指定されている。現在は閉店しているという話も(未確認)。

 

↓ 日中は観光客でごった返す「黒壁ガラス館(旧・第百三十国立銀行長浜支店が)」(明治33年・1900・建造)。早朝に建物外観を、開いてから店舗内を観察させてもらった。一時は教会としても使われた建物。天井の細工が見事。

 

 

 ↓ 駅前の通りにある商店(建築詳細不明)◇。1階はポップな店舗で、どれくらい手を入れてあるか分からないが、2階を見ると結構古そうな建物だと分かる。

 


 

中島屋食堂 (※音に注意)

滋賀県長浜市北船町3-3

 

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