ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

ニューなかむら @名古屋市中村区・黄金

2021年02月15日 | 名古屋(中村区・西区)

以前から気になっていた名古屋高速の走る細江通沿いの古いテナントに入る洋食屋「キッチン・ニューなかむら」へ。店の前の狭い歩道に自転車を停める。店頭には食品サンプルケースもあるが、すでに写真に置き換わっていた。店に入ると先客が1名。店内はちょっとモダンで洒落た意匠。アーチ状の梁が見え放しになっていてペンダント・ライトがぶら下がっている。カウンター席の他にテーブル席が3つ。上品な奥さまが給仕、主人は奥の調理場に居るようだ。表の看板通り、ステーキやハンバーグがラインナップしているが、オムライスやカレー、スパゲティーなどもある。ランチ・メニューがあるようで、ちょうど昼時だったのでホワイト・ボードに手書きされたメニューの中から「Sランチ」というのを選んでみた。「Aランチ」はグリルチキン、「Bランチ」はハンバーグに置き換わるようだ。スープか赤出汁を選べるようだったのでスープをお願いする。

まずはスープから先に供される。洒落たコーヒー・カップとソーサーで出されるのが面白い。クルトン入りのマイルドなコーンクリームスープ。こういうの久々に飲んだナ。旨い。しばらくして平皿のライスと共に「Sランチ」が登場。同時にワイングラスで熱々のお茶も用意された(笑)。さっそく箸でいただいていく。「Sランチ」はポークソテー、海老フライ、魚フライが一緒になった賑やかなもの。ポークソテーにはデミグラス・ソースがかかっている。細くカットされた豚肉は脂身もあるロース肉。デミソースは口当たりがマイルドで旨い。海老フライはやや小さめ。マヨネーズとカットしたレモンが添えられている。魚フライは味からするとタラかな。付け合わせはレタス、千切りキャベツ、トマト、ポテサラ。それらを挟みながらご飯がどんどん進む。なんと食後にはコーヒーも付いて言うことなし。自分の家の近くには歩いて行ける範囲に洋食屋が無いが、こういう店が近くにあったら軽くビールやワインを呑みたい時には天国になるのになァ。次は呑める時に来て、”口取”の中から「アスパラ(ホワイト)」「メンチカツ」「カツサンド」か何かをいただいて、締めには…。(勘定は¥890)

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↓ 整然と建物が並ぶ太閤通の南側の住宅街。古いアパートや借家もまだ残っているが、こんな風に連なった平屋住宅をよく見かける(建築詳細不明)。もちろん世帯は3つ(多分)。こういうのもいわゆる”文化住宅”と呼んでいいのかは知らないが、大抵どの建物も大屋根は共通で、玄関横の間の部屋の屋根は洋風で隅切りになっていることが多い。こちらも瓦屋根の色は3種類。後から改変されているので往時の様子は分かり辛いが、なかなかモダンな感じじゃなかったろうか。

 

 


 

キッチン ニューなかむら

愛知県名古屋市中村区畑江通4-14

 

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コメント (2)
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