ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

My Generation ( MOJO Magazine) / Various Artists

2017年04月28日 | 雑誌付録CD

My Generation ( MOJO Magazine) / Various Artists

英音楽誌「MOJO」の2015年8月号は、ジャケットから分かるようにザ・フー(The Who)に代表される60年代初期のモッド(モッズ)音楽集。副題は「15 Tracks Of '60s Beat-Filled Teenage Mod Angst」となっていて、ザ・フー自身の曲は収録されていないものの、レアなカヴァー曲が2曲(03、14)収録されている。ピート(Pete Townshend)自身、過去に「自分達はモッドなんかじゃなかった」と言ってみたり、「他の3人は違うけど自分だけは間違いなくモッッドだった」と言ってみたりと、モッド文化とザ・フーを巡ってはいつも論争があったが、現在はモッド文化を象徴するバンドだったという史観が定着したんじゃないか。このコンピの収録曲は以下の通り。

01 The Pretty Things - Don't Bring Me Down
02 Bo Street Runners - Bo Street Runner
03 Larry's Rebels - It's Not True
04 The Mike Cotton Sound - Make Up Your Mind
05 The Stormsville Shakers - Number One
06 The Artwoods - Can You Hear Me
07 The In Crowd - Stop! Wait A Minute
08 John's Children - But She's Mine
09 The Fleur De Lys - Wait For Me
10 The Golden Dawn - My Time
11 The Sons Of Adam - Mr You're A Better Man Than I
12 Andy Ellison - Cornflake Zoo
13 Katch 22 - Major Catastrophe
14 The Rockin' Vickers - It's Alright
15 The Syndicats - Crawdaddy Simone

ストーンズ(The Rolling Stones)最初期メンバーのディック・テイラー(Dick Taylor)が在籍したプリティ・シングス(The Pretty Things)、ロン・ウッド(Ron Wood)の兄のバンド、アートウッズ(The Artwoods)、マーク・ボラン(Marc Bolan)の在籍したバンド、ジョンズ・チルドレン(John's Children)など興味深いバンドが収録されているし、曲も他のアーティストで有名だったりするモッズらしさいっぱいの曲が並ぶ。どんなムーヴメントでも、周辺バンドはわんさか居て、もちろんあっという間に消えていく訳だが、キラリと光るバンドが居て、そこをすくい上げるようなこういう企画をやらせたら、やはり「MOJO」や「UNCUT」(最近精彩を欠いているが)などのイギリスの音楽誌は強い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オゼキ本店 @名古屋市中村区・大門 (※閉店)

2017年04月28日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

久しぶりに名古屋駅の西、大門(おおもん)の辺りに来た。バイクで周辺の町の様子を観察した後、”焼きとんかつ”で有名な「オゼキ本店」へ。こちらは創業が戦後間もなくだそう。鈍池にも店があるが、他にも分店がいくつかあるようだ。ここ本店は綺麗に建て替えられている。昼時は少し過ぎていたものの、店の周りの駐車場には沢山の車が停まっていた。場所としては大きい通りからは中に入っているし周辺の道路は遊郭があった場所とあって狭いが、さすが名の通った店だ。店の中は広く、席の間もゆったり。老若男女の客で溢れていた。給仕の女性も沢山居るし、厨房の中も大勢居そうで活気がある。洋食一般のメニューは揃っているが、ここに来るとやはり名物の「とんかつ定食」を(特に”焼き”とは書いてない)。

しばらくして平皿に盛られた「とんかつ」とご飯、そして味噌汁が運ばれた。平皿にはキャベツの千切り、キュウリ、トマト、それにポテサラものっている。かつは6つにカットされていて、最初からソースがかかっている。まずとんかつを。衣は目の細かいもので、肉の厚さはしっかり。こんな風にカットされていると衣が剥がれてもよさそうだがしっかりと肉と繋がっていて、口に含んだ時の一体感はさすが。ソースの酸味は強くなく、焼いた独特の風味と相まって、旨い。添えられた自家製のタルタルソースも少しつけたりして楽しめる。このタルタルソース、マイルドでとてもイイ。焼くのも揚げるのも、熱が入ることは同じなのに風味は全然違う。うちではよく母親が弁当に焼きかつを入れていたのを思い出して懐かしい。ご飯のお替わりも出来るとの事だが、もうお腹いっぱい。次こそは別の洋食を頼んでみようかな(でもきっとまたとんかつ…)。(勘定は¥1,700)

※令和2年7月に火事に遭い、8月31日を以って閉店されました

 


 

↓ 名駅方面に5分も車を走らせると「金時湯」(昭和3年・1928・創業)。元は明治29年創業の下駄の鼻緒を売る店だったのだとか。建物は創業時のままのようだ。

 

 


 

 

元祖 焼きとんかつ オゼキ本店

愛知県名古屋市中村区名楽町1-6

 

( 大門 おおもん オゼキ とんかつオゼキ本店 とんかつオゼキ 元祖焼きとんかつ 焼とんかつ 洋食 近代建築 登録地域建造物資産 中村遊郭 閉店 廃業 火事 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする