ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

大正庵 @岐阜県岐阜市

2017年04月05日 | 岐阜県(岐阜)

JR岐阜駅の南側の路地にあるうどん屋「大正庵」へ。店構えは古そうだが創業は昭和50年(1975)とのこと(それでもすでに40年以上の歴史があるが)。こちら、愛知の店をルーツに持つというから明治中期創業の岡崎の「大正庵釜春」のことだろうか(未確認)。駅裏なのでどうかと思ったが、店の横に8台分程の駐車場があり、車でも安心。看板や出自の店のように「釜揚うどん」が売りのよう。店に入るとテーブル席が6つほど。奥に小上がりもあるようだ。店内にしっかりと麺打ち場が設けてあり、ちょうど主人が麺を打っている最中だった。女将さんらしき方が給仕、調理は息子さんかな。自分が店に入ってからも続々と客が入って来ていて、「いつもの」なんて言って入って来る常連客も。しっかり客が付いているんだなァ。こちらでは「相のり」と呼ばれる、うどんと蕎麦の相盛りがあると聞いて気になってやって来たので、注文はそれと「ごぼうの天ぷら」がセットになったものをお願いした。

手打ち麺を切るトントンという音を聞きながら待っていると、しばらくして盆の上に乗り切らない程の皿や、竹簾が敷いてある塗りの器が運ばれた。小皿にはウズラの卵、刻み葱、天かす、胡麻、山葵に擦り生姜。徳利と猪口につけつゆ。またこれとは別に天つゆ、大根おろしに、ごぼうの天ぷらと、目の前は一気に賑やかに。うどんとそばの上には刻み海苔がかかっている。まずはうどん。麺肌が艶々で、いかにも旨そう。猪口に浸すのを難儀するほど切りがとても長い。昔からのこの地方のつゆ程は濃くないつゆに浸け、手繰る。おぉ、旨い旨い。そしてそば。こちらのそばは”黒い”と言ってもいい程の色の濃さ。いわゆる趣味蕎麦とは違うが、やや太目でしっかりとしたコシが感じられるもので、こちらもなかなか。使い切れないほど薬味の組み合わせが多いので色々楽しめるのもうれしい。ごぼうの天ぷらは細切りにしたものがかき揚げのように揚がっており、サクサク。箸で崩しながらうどんと食べたり、そばと食べたりして忙しい。麺の量もしっかりとあり、何しろ啜るのが楽しい素晴らしいうどんだった。やるなァ。こちらは「味噌煮込みうどん」も生麺と茹で麺が選べるとの事。それはもちろん「釜揚げうどん」も食べてみなきゃ。(勘定は¥930)

この後の記事はこちらこちら

釜揚げうどん 大正庵

岐阜県岐阜市加納清水町1-10

 

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コメント (2)
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