ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

そばの里 深萱ふーど (2) @岐阜県加茂郡坂祝町

2016年05月11日 | 岐阜県(中濃)

久しぶりに坂祝(さかほぎ)町の蕎麦屋「深萱(ふかがや)ふーど」へ。思えばこのブログで最初に飲食店の記事を書いたのはこちらの店だった。相変わらず牧歌的な雰囲気の店周辺。車を停めて暖簾をくぐり、中に入ると下駄箱があり、正面に勘定場。その横の木戸を開けると広い座敷になっている。先客は3組ほど。木目の浮き出た手作り感溢れる座卓に腰を落ち着け、給仕の女性にすぐに「もりそば」を注文。でも店に入った順番に注文を聞く必要があるようで制止され、給仕は他の席へ。ちょっと杓子定規。改めて注文し直し、しばらく待っている間に、前回も目に留まったクリアファイルを眺める。主人の蕎麦に対する思いがファイリングされ、相変わらず蕎麦のウンチクを諌めるウンチク(笑)が並ぶ。ちょっとパワーアップしているかな(今では本も出版しているようだ)。でもそこに書いてあった新蕎麦の香りについての記述には同感。

まず蕎麦茶とおから、そして蕎麦切りを揚げたものが運ばれる。蕎麦の前に飲む蕎麦茶は好みでないので口をつけず、チビチビと揚げた蕎麦をつまむ。これ旨いな。そこへ蕎麦が登場。見るからに瑞々しい蕎麦は、十割だったか(忘れた)。切りは細目でやや短め。もう少し長いともっと啜る楽しさがあるんだけれど。少し山葵をつけると蕎麦を噛みしめた時の甘さを感じやすい。つゆは辛汁で濃いめ。蕎麦と合っていて旨い。あっという間に手繰り終え、運ばれた蕎麦湯を足していただく。こちらの蕎麦湯はとろみのあるタイプ。厨房が全く見えないので相変わらず主人の姿を拝むことは出来ないが、美味しくいただいた。(勘定は¥1,080)

以前の記事はこちら

 

 

↓ 後で車で向かった各務原市鵜沼の旧中山道鵜沼宿。沢山の町屋が並び、有形文化財に登録されている建物も多い。(下右)「菊川株式会社(菊川酒造)」(創業明治4年・1872)。もちろんこちらの建物も登録有形文化財。

 

↓ 「町屋館(旧・武藤家主屋)」(明治後期再建)。江戸時代の建物が明治24年の濃尾地震により倒壊し、再建されたものだとか。※登録有形文化財。

 

そばの里 深萱ふーど

岐阜県加茂郡坂祝町深萱482

( 坂祝町 坂祝 さかほぎ 深萱 ふかがや ふーど 蕎麦 そば 蕎麦切り そば切り 十割蕎麦 中仙道 中山道 鵜沼宿 国登録有形文化財 )

コメント
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