ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

円居 @名古屋市中区・久屋大通 (※閉店)

2015年11月06日 | 名古屋(中区)

昼も夜も評判がいい和食の店、名古屋市の栄(さかえ)と久屋大通の間にある「円居」に入ってみた。まだ昼の口開けの時間だったが、すでに先客が。明るい木目を基調としたモダンな雰囲気の店で、カウンターとテーブル席がある。カウンターに座って壁に掲げられたランチメニューとにらめっこ。「日替わりらんち」があるとのことなので給仕の女性に内容を訊くと、まだこれから黒板に書くようで、カウンターの中の主人に尋ねていた。この日の日替わりは「串カツ」とのこと。うーん、和食の店だったので何か魚介が食べたくて、串カツはパス。焼き魚の秋刀魚(たしか”汐さんま”と書かれていたような)は前日の晩に食べたばかりだったので、好物のカキフライでお願いした。

ガタイのいい主人は目の前のカウンターの中で盛付け作業、奥の厨房で若い衆が焼き方をしている様子。主人は身に着けているもの(眼鏡やネックレス)も今風で、和食の調理人らしくはない。なんだか心ここに在らずといった感じで、片手で携帯電話を操作して他の店の予約を入れようとしてみたり(笑)、ちょっと横着。目の前での調理だけに、嫌でも目に入ってしまうのでちょっと困る。

最初に出されたのはひじき、煮豆、おから、玉子焼きなどが並んだ前菜。それぞれひと口の量だが見た目も賑わしく、お酒を注文したくなる(笑)。先客は横でがんがんビールを呑んでいるしなァ(ウラヤマシイ…)。しばらくして出てきたカキフライは大きい粒が3つ。事前にタルタルソースか、おろしポン酢か訊かれていて、気分でおろしポン酢を選んでいた。付け合わせは淡い味付けの野菜サラダ。それにご飯と、料亭の締めで出てくるような細く小さな蓋付の椀に入った味噌汁。カキフライは粗目のパン粉をまぶして揚げられていて、ザクザクの食感。自分の好み(目が細かいパン粉で揚げたもの)のタイプとは違うが、牡蠣はとても立派。揚がった衣の香りが正直いまひとつで、おろしポン酢と合わなかった。この衣だとタルタルにすべきだったかな。旨そうな酒が色々ありそうだったので、次は夜に酒肴で。(勘定は¥1,300)

円居 (えんきょ)

愛知県名古屋市中区錦3-7-9

 

( 栄 さかえ 久屋大通 ひさやおおどおり えんきょ 日替わりらんち ) 

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