日本橋の脇にビルを構える老舗和菓子店「榮太樓總本舗」(安政4年・1857創業)。「梅ぼ志飴」で有名で、以前もここ日本橋本店で買い求めた事があった。もちろん今では全国の主要なデパート等で簡単に手に入れる事が出来るが、やっぱり本店に来てみたいもの。店の中は、売り場の横が茶店になっていて、お茶とお菓子をいただく事が出来る。今回購入したのは梅ぼ志飴ではなく、これも有名な「名代金鍔(きんつば)」。文字通り、刀の鍔のように丸い形をしている。もともとは屋台で売っていたそうだ。店の前に屋台が置いてあるが、その頃の屋台を復元したものだろうか。購入した金鍔は少し賞味期限が長いので、バッグに入れて持ち帰って、あとから食べることとし、近隣の近代建築観察散歩に出掛けた。
帰ってから金鍔の封を開ける。ひとつひとつは包装されていて、薄皮に包まれた餡が胡麻油で焼いてあるんだそう。しっかりとした重量感で、確かに胡麻の風味が感じられる。1個は割と大きいので、嫁と半分にして食べた。黒胡麻も散らしてあるので、口に入れると香ばしい胡麻の風味がより一層強く感じられた。(勘定は¥216/個)
↑ 中央通りを挟んで反対側にある「野村証券ビル」(昭和5年・1930建築)(写真奥)と、日本橋の欄干(明治44年・1911落成)
↑ さらに東に進むと「日証館ビル」(昭和3年・1928建築)。前回は足場があって全容を見る事が出来なかった。外壁は補修によって綺麗に。
東京都中央区日本橋 1-2-5
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