ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

つたや (2) @岐阜県各務原市

2014年09月09日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

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変わらず何度も訪れている名酒場、JR鵜沼駅前の「つたや」。仕事が早く終わったので勇んで駆けつけたが、この日もまだ明るい5時ながら、店内はすでに満員の客。ベンチシートなので、無理にスペースを空けてもらい、なんとか潜り込ませてもらった。前回は自動車で、止むなくノンアルコールビールだったけれど、今回は橋向こうの犬山に用事があった嫁に送ってもらったので晴れて呑む事が出来る(ちなみに岐阜県各務原市鵜沼と愛知県犬山市は木曽川を間に挟んで隣り合っています)。迷わずお酒を注文。小さなチロリに入った燗酒とコップが運ばれる。若い衆に珍味(開店直後のみある希少な部位の肉)が残っているか訊くと、「ナンコツ」だけ残っていると言われたので、それと「きも」、「とん焼き」を注文した。

家族でやっているお店だが、この日はまだ早い時間とあってご高齢の大旦那が大きい焼台を担当。小さい方の焼台を若旦那が担当していた。焼台の前は灼熱だし、注文が山のように入るのだが、かくしゃくとしていらっしゃる主人は次々と串をのせていき、団扇で扇いで火力を調節していく。そのうしろで若旦那が焼き、若い衆(お孫さん?)と女性陣が注文や配膳を仕切る家族総動員体制だ。土曜日のこの日の客は圧倒的に中年男性グループが多い。きっと4時からしこたま飲んでいたのだろう、ポツポツと空く席も出てきた。でも後からすぐに客が入るので常に満席状態。寂れた駅前の通りで、ここだけ人口密度が目茶苦茶高い(笑)。

もっと通いたいが、こちら方面に用事があるときはほとんどが自動車なので、いつも欲求不満が溜まっていたが、この日は気にせず少し長居して、追加で「心臓」や「焼肉(さがり)」、味噌おでんの「ごぼ天」と「どて(ホルモン)」と「ちくわ」などを注文。相変わらず肉類の鮮度は抜群。お酒も何度もおかわりした。串のタレは濃い味付けだし、塩も強めなので、どちらかというとビールの方が合うと思うが、結局この日は燗酒で通す。

店がひと山越えて注文が落ちついてくると、ここで大旦那はお役御免。したたる汗を拭きつつ「お先に」と店を去っていくが、客が皆、その背中に「お疲れさま」と声をかけるのが何ともいい雰囲気。自分もよく呑み、よく食べて、いい気分になったので席を立った。いつもは1枚くらいだが、この日はたくさんいただいたなぁ。(勘定は¥3,100)

 ↓ 歩いて犬山橋(大正14年・1925・建造)を渡る(写真は名鉄犬山線の鉄橋)。以前は車も電車と一緒にこちらの鉄橋を渡った。

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つたや

岐阜県各務原市鵜沼山崎町3-146-2

 

(炭火焼つたや 鵜沼駅 とん焼き 焼きとん ホルモン ホルモン焼き)

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