かみさまのデザイン~それぞれらしく~

セッションを通じて、皆さんのそれぞれらしさを元気にしていきます☆

恋。

2018-12-03 21:02:43 | 日記
さて、今回は…

ここしばらく恋がテーマの相談が少し続いて印象的だったことと、
12月に入って街の中もイルミネーションに彩られて、
恋に似合う感じですし…。(こじつけ?笑)

これまでここで取り上げたことも無かったので、
一度 “恋” について書かせてもらおうと思います。

でも、読んでいただく前に、ひと言。
今現在、恋をキラキラと楽しんでおられる方はご注意を。

身も蓋もないような内容も含まれてくると思いますので、
そのキラキラがスーーっと冷めていく可能性があります。笑

逆に今、恋で少し辛いなあ…と感じておられる方には
何かちょっとしたヒントがあるかもしれません。

さて、
恋の相談で、よく出会うのが…

「うまくいきそうもないので、
忘れるしかないと思うのですが、
なかなかそれが出来なくて辛いです…。」

というもの。

その相談に絡めて、
わたしが恋について思うことを今回は2つ
シェアさせてもらいます。

まず、ひとつめ。

悩まれる多くの方は、
忘れるということ、好きという気持ちを努力でどうにかできる、
自身でコントロール出来ると思っておられると思います。

自分の気持ちとして実感しているから、
そう思われるのも当然なのですが、
わたしは恋という気持ちは、
起きてくる“現象“のひとつだと考えています。

大きく捉えると、
今日のお天気が晴れだったり、
雨だったりするのと同じように、
または、たまたま飛んできた植物の種が
ある場所で芽を出すように、
自然の中で起きている現象のひとつとして
自分の中に恋する気持ちというものが生まれるのだと。

自分で何かのために、
例えば、
今、この人を好きになれたら、幸せになれますよ!
って言われても、フリは出来るかもしれないけど、
本物の恋の気持ちを計画的に作り出すことはできないですよね。

ただ、ここで気を付けたいのが、
恋する気持ちは内に起きくることで、
意志の力ではどうしようもないのですが、
自分の取る言動については別問題で
意志の力でどうにか出来る部分が結構あるということです。
(どうにもこうにも意志の力で言動を
コントロール出来ないこともありますし、
それはそれでまた意味があると思います…。)

自分の内にある恋の気持ちを認めることと、
その気持ちのまま動くということは別で、そのまま動いちゃうと
現実の世界、社会はタイヘンなことに…なりますよね?笑

ですから、内で起きている恋の気持ちは
無理にコントロールしようとしないで、どうぞ、
好きなら、好き!
忘れなれないなら、忘れられない!
と諦めて受け入れる。

ただし、言動については、自分の内側で
相手の気持ちや状況に対して、どう対応していくのが
それぞれにとってより平和に、幸せにつながるのか、
自分の本音と理性がケンカしないように
ミーティングをして決めることが大事だと。

この時に、
無理に忘れよう!とか、
好きって思ったら余計に辛くなるから、
そう思わないようにしよう!
なんてことをしてしまっていると、
この“自分内ミーティング“もヘンな方向に進んでしまうことがあったり、
決めたことを実践するのにものすごくエネルギーが要ったりします。

自分の内で本音と理性がケンカしたままで動こうとすると、
要はアクセルとブレーキを同時に踏んでる様なもので、
エネルギーは過剰に消耗してしまいます。

案外、好き!って湧いてくる思いを
どんどん自分にそう思わせてあげたほうが、
気持ちも、現実の関係性も、
スムーズに落ち着きどころに落ち着いていくかもしれません。

次に、ふたつめ。

これは、きっとかなり独特な考えかなと思いますが。
よければ、お付き合いください。笑

恋はなぜ起きるのか?
どういうときに起きるのか?
それが解れば、恋で辛くなり過ぎたり
しなくなるのではないかと。

そういう思いから、過去に
自分の、そして周りの恋を真剣に観察し、
考えに考え、洞察したことがありました。

そこで思い至ったのが…、

恋は(便宜上そう表現しますが)神様が、
その2人でしか果たせないお互いにとって大事な用事や、
その2人でないと気付き、成長出来ないことを果たさせるために、
手っ取り早くくっつける接着剤のように、
その2人に、もしくは、どちらか1人にふりかけるもの。

誰かと誰かを一時期、
強くくっつける接着剤が“恋”というもの。

なのかもしれないな…と。

恋の奥にそのような大切なものが用意されている。
(もちろん恋すること自体とっても大切なことだと思いますが!)

モチロン片想いであっても同じ。
誰かがその相手に恋をすることで、
果たせる何か大事な用事、
気付き、成長が奥に潜んでいる。

だから、恋という接着剤は
その用事や気付き、成長が果たされたら、
程なくフッと消えていく。

恋で辛過ぎる…となったら、

この恋の奥にはどんな大切な用事があるの?
何か自分で気付かないといけないことや、
成長しないといけないことがあるの?

と、そのような視点で
その恋と自分を観てみるのもひとつだと思います。

例えば、大切な用事としては…、
その恋から発展して結婚して家族を作ること
(その家族というチームを育てること)だったり、
お互いが支え合って何かを越えるということだったり…。

自分の気付きや成長としては…、
自分の思考の癖に気付いて変化させることだったり、
親との関係性を見つめるためだったり
(相手に異性の親の投影が起きてることも多いと感じます)
依存や自立のことを見つめるためだったり…。

そういう恋の奥にあるものに気付いて、
取り組み始めたらスーっと恋という接着剤が溶けて流れて…、
気付けばその気持ちや、ふたりの関係性が別のものに変化していた…、
好きだけど、大事に思うけれど、
恋ではなくなっていた…と、移行していくことも多いと感じます。

ですから、最初に書かせてもらったように、
今、キラキラと楽しい恋をされている方は、そんなことを一切気にしたり、
洞察なんてことをしたりしないで、
その大切な恋を大いに味わい、楽しまれますように!
と、声を大にして言いたいです!笑

なぜ、声を大にして言いたいのか?笑

恋は、深く傷付くこともあるし、
落ち込むこともある、そして、
恥ずかしい思いもたくさんするしで、
幸せよりも辛い思いの方が多いくらいかもしれません。

でも、恋で味わう気持ちは、そういう辛さも含めて、
他のことでは味わえないほど鮮明、鮮烈でイキイキとしていて、
そして、理屈抜きに誰かを特別に好きと感じられることって、
とても幸せなことだと思うんですよね。

おまけに意図して作り出せる気持ちでもなくて、
一生の内に何度味わえるかわからない貴重なもの、
そんな風にも思います。

ですから、よほどの問題がない限り、
出来るだけそのまま味わい切ることが
せっかく生まれてきた“恋”を、そして、
その恋を宿した自分を活かしてあげることにもなると思うのです。

どんなに理性的なひとをも、人間らしく可愛らしくして、
どんなに日々彩りがないと沈んでいるひとをも、
一瞬で瑞々しくキラキラさせる力を持つものって
“恋”がダントツでトップだと思うのです。

“恋“について、他にもシェアしたいことがあるなぁ…と気付きましたが、
長くなりますので、また来年の12月、そんなムードの時期になって、
また来年と書かせてもらったことを覚えていたら、
シェアさせてもらおうかな、なんて思ってます。笑

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1 コメント

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ありがとうございました! (まゆこ)
2018-12-04 14:57:08
恋についてタブーな風潮も多い昨今ですが(笑)竹内さまのお考えはいつも、いつでも、温かく〜〜優しさがたっぷりと感じられ〜〜大きな視点から物事を見てられるなぁ、と感じています。
心が動く経験は、本当に貴重なものですね。
恋!素敵なブログをありがとうございました!

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