ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

暑さ対策(2)

2016年07月21日 21時08分41秒 | 音楽
 ヴァイオリンは気候の変化の影響を受けやすいと言われます。木材とニカワで作られていますから、十分枯らしてある木材も高音の悪影響はあり得るし、接着剤のニカワが暑軟化して接着力が低下することが考えられます。しかも通常は弦を張ってあるので、あちらこちらに力が加わっています。

 新作や蓋を開けて修理をした楽器ならともかく、製作年代の古いものはニカワが劣化して接着力が低下している可能性がありますが、人間が生活する環境であれば、極端な寒暖の差は無い筈なので、なるべく持ち主の身近に置くべきと思います。

 身近であっても危険なのは車の中、晴天時に屋外で駐車していれば、かなりの高温になります。親が外している間に置き去りにされた幼児がぐったりなんて言う話があるくらいで、ヴァイオリンも置き去りにしないよう気を付けましょう。

 検討が必要と思われるのがヴァイオリンケース。特に最近の軽量ケースは軽くするために素材が薄くなっている反面、強度を維持するために樹脂に充てん剤を加えていますから、木材や樹脂単独のものにくらべ熱が伝わりやすくなっている可能性があります。

 従って夏場の使用時には、念をいれるならさらに布製などのカバーをかけるか、さもなければ一時代前の旧式でかなり重たいケースを用いる事を考えた方がよいと思います。なお、ケースの色も黒は熱線吸収性が高いので好ましくなく、出来れば白色か白色に近い色のものが熱の吸収が少ないと思います。

 もう一つの趣味のフルートの場合、楽器は普段の状態では木製のケースおよび布製のケースカバーに収納してあり、私の場合、楽譜などと共に更にバッグに入れて運びますので、ヴァイオリンよりは条件がよいと思います。

 しかもフルートは木材とニカワで出来ているヴァイオリンとは違って金属製なので、あまり温度の影響を受けないように思います。ピッコロの場合は木製なので、多少いたわってあげる必要があるかも知れません。



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