ヴァイオリンとフルートのRio

ヴァイオリンとフルートに取り組んでいます。

うれしーこーがくほーしゅー

2018年12月05日 09時32分20秒 | その他
 10億円の報酬、実はその倍だったとの報道もあります。高額報酬について素朴に考えて見ました。

 一般の労働者の賃金は、最低賃金の定めを別にすれば、生産でどれくらいの経済的価値を生むかで決まるのではないかと思います。

 会社員がその会社の役員に就任すると、ご本人は今まで労働者として得ていた給与の延長上のものとして役員報酬をとらえると思います。しかし役員報酬は労働の対価ではなく、会社経営に参画する責任に対する意味合いのものと思います。

 役員ともなれば個人や会社の体面を保つための配慮も必要になりますから、それなりの身なりを整え、それなりの飲食店に出入りする必要も有ります。

 夫人の実家が洋装店である知人の話では、社長ともなるとスーツ一着の購入価格が50万円以上だそうで、身に着けるものすべてがスーツに合わせて高価になります。既製服が5万円位で買えた頃の話なので約10倍。

 サラリーマンの平均年収が500万円と言う事を以前聞きましたから、単純に10倍すれば5000万円くらいの年収が必要になるのかな。

 収入に比例して出費も増えますから、なかなか蓄財が出来ないで大変な場合も有ると聞いた事が有ります。しかし10億円ともなるともはや狂気。

 多数の部下を抱える中央省庁の事務次官は月給が約200万円、賞与込みの年収が約3000万円と聞きますから、責任への見返り額の一つの基準になるのではないかと思います。中央官庁の大卒初任給が22万円くらいなので、月給で比較すると、事務次官の月給は初任給の10倍程度。適正かどうかはさておき、中央省庁の場合の給与格差はこれくらい。

 民間会社の初任給が中央省庁と同程度と仮定し、社長・会長の報酬は賞与がありませんが、計算上、賞与が2か月分、2回出るとみなして16で割ると、10億円の年収は月給で言うと6000万円くらい。月給相当額は初任給の約300倍。中央官庁の例と比較すると給与格差は桁違いであって、仮に民間出身の裁判員が関与すれば誰しも過剰な額と思うのではないかと思います。

 民間会社の役員の場合は子会社の役員を兼務していればそちらからも報酬を貰えます。大きな会社の社長・会長ともなると数多い子会社の社長や会長も兼ねていて、報酬を得る事が出来ます。社員は一般的には兼業禁止。雇われている身分なのだから当然なのでしょう。

 報酬以外にも会社が負担するものとして社用車、交際費が有ります。ある会社の社長である友人に昼食をご馳走になりましたら、彼は領収書を貰っていました。私用なのに交際費で落としたと言う事。また会社に出入りする業者がいろいろと便宜を図ってくれます。

 そうは言っても、金は幾ら有っても困らないもの、私も「10億円寄こせ」なんて言ってみたい。


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