ヴァイオリンとフルートのRio

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セクハラ疑惑

2018年04月19日 21時25分15秒 | その他
 報道では犯罪視した物言いがなされ、聞く方は溜飲が下がる思いがします。しかしセクハラそのものを扱う法律は私の記憶では無かったように思います。

 ほとんどの会社ではセクハラに関して内規を定めています。ただし社内での出来事を扱うもので、今回のケースでは対処が難しそうに思います。相手側が自社よりも優越的地位にあればなおさら。

 今回の一件で取材者が取材で知った内容を他社に持ち込んでいるのは企業としては極めてマズイ事で、立派な企業秘密の漏洩。他社に先んじての報道のためにしのぎを削る報道機関の一員としては会社を裏切る行為であり、普通の会社なら解雇も有り得ます。他社に持ち込んだのが正義と思ったら間違い。

 取材者がセクハラと感じたのはだいぶ前で、繰り返されるのを承知で何度も取材活動を行なったのなら取材者の見識も疑われます。取材のための我慢と言うなら、会社が強要したか黙認した事になり責任を問われます。また1対1の会食は取材者の業務なのか私的なものなのか、会社がその都度把握していたかも疑われます。

 この種の会食で、お役人は飲食代を払わないのが普通で取材側が負担します。相手が財務次官ともなれば、それなりのお店、それなりの経費で行なわれ、取材者の上司に事前に接待費の了解を求めていた筈。万一私費で行なわれていたのなら業務上の取材と言えない可能性もあります。

 会話を記録したテープを起こしたと言われるものが断片的に報道されていて、それを聞く限りでは洗練さには程遠く、聞くに堪えない内容である事は確か。国会答弁をこなした佐川長官の方が幾分マシに見えてきます。

 他方、セクハラ的な発言に対して、発言そのものをストップさせようとする強い調子での反論は無かったように聞こえましたし、その場から立ち去ってもいないので、相手がこの程度の発言は許されるものと勘違いして、セクハラ的な発言を繰り返した可能性も否定はできません。

 従って、極めて極端な言い方になりますが、記事のネタを欲しいがために、際どい会話を許容しながら取材を続行したものと見られなくもなく、この会社の取材のあり方が問われる可能性もあります。セクハラについて世間に訴えたいなら、足元をクリーンにしてから行なうべきと思いたくなります。


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