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首を取る必要があったか

2017年04月27日 08時13分51秒 | その他
 今村前復興大臣の問題となった発言を前後も含めて日テレニュース24から引用すると、

 「また社会資本等の毀損(きそん)も、いろんな勘定の仕方がございますが、25兆円という数字もあります。これはまだ東北でですね、あっちの方だったから良かった。これがもっと首都圏に近かったりすると、莫大(ばくだい)なですね、甚大な被害があったというふうに思っております。」

 と言う発言だったようで、「まだ東北だったから良かった」と言う表現であったと要約されて批判を浴びました。頑固そうな風貌、独善的な言動を見ると辞任もやむを得ないようにも思います。

 しかし、この発言をあたかも「東北に被害が起きたのは良かった」と解釈するのはこれまた配慮を欠くもので、文脈を読み解く能力が無いと言わざるを得ません。

 表現自体が稚拙で不適切であることはさておき、発言の主旨は、「東北だったから社会資本などの毀損もこれくらいで済んだので、首都圏に近かったりすれば莫大な被害が生じた筈」であり、「東北で社会資本等の毀損が起きた事が良かった」が発言の真意であるかのように解釈するのは明らかな誤り。

 勿論、今村氏は他の場所でも発言を巡るトラブルを起こしていて、配慮の欠ける発言をする事の多い政治家のようだし、復興大臣の職にあるにもかかわらず、このような誤解を生みかねない表現をする事は好ましくありません。

 マスコミとしては格好のニュースになるし、野党にすれば願ってもない政府攻撃材料になりますから、両者の思惑が一致し、結果として大臣が更迭されました。でも失言をネタに騒ぎ立て、国会審議をさぼるのがマスコミや野党の有るべき姿と考える風潮もいかがなものかな。


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