ヴァイオリンとフルートのRio

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老後の深刻さはホント

2015年09月04日 07時55分27秒 | その他
 国民年金は会社員でも公務員でもない人が対象。保険料を払った年数にもよりますが、受給額は満額で月あたり約6万円。年金受給者の約半数はこの国民年金。収入が国民年金のみの場合、子どもの貧困で話題になった相対的貧困率における貧困ライン以下に相当します。

 女性に多いと言われる派遣社員の場合はどうか。厚生年金に加入していないケースが多いそうで、そうすると貰える年金は国民年金。6万円と言うと都市部なら家賃で吹っ飛ぶ勘定。

 生活費が幾らかかるかは人によりますが、無職の一人暮らしで毎月15万円と言われる説に従うと、国民年金のみでは確実に不足します。月額6万円の年金と15万円の支出の差は9万円、年間で108万円、10年で1,080万円、20年なら・・・計算するまでもありませんね。老後のための蓄えはかなり必要になります。

 会社員の厚生年金や公務員の共済年金の場合、年金受給額は国民年金よりも多いとは言え、現役時代の収入とくらべればかなり下回ります。老後に求める生活の水準にもよりますが、やはり預金は必要。預金は生活費の補填以外に、住居の改築や買い替えに備えるためと言う面もあります。

 預金を増やす鉄則は以前にご紹介しました。支出した残りを預金するのではなく、先に預金の額を確保し、残りで生活するようにしないと預金は増えません。支出は生活レベルに相応しいものに限って行なうようにします。つまり現役時代から節約志向でなければなりません。広告宣伝に踊らされたり、他人の猿まねをするのは無意味な浪費。

 既に年金生活を送っている方々は今さら預金をしても間に合いませんので、生活全般の見直しが必要になります。収入がダウンしているのに現役時代の生活レベルを維持しようとするのは基本的な間違い。

 見直しの具体例としては、高級銘柄品の購入をやめる、外食をやめる、高額なツアーもやめる、入場料が高額なコンサートや観劇もやめる、その他、生活全般に渡って必要のない支出をやめ、ランクを落として支出を減らします。スマホや乗用車にかかる経費も削減出来ればさらに支出の抑制になります。

 蛇足ながら生命保険も考え物。数学で言う期待値が会社の得になるよう計算されていて損に決まっています。ただ現役時代の万一の事態は家族にとってリスクなので、掛け捨てでもよいから加入しておくべきと思います。私の周囲でもご遺族が保険金で助かった話は何件かあります。でもリタイヤ組の私、生きている方がリスクと周囲で思われている可能性も否定できません。

 おあとがよろしいようで。


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