今から三百数十年前、中国の明の時代の人が処世訓を表した「菜根譚」という
書物があり、その中に次のような言葉があります。
「歩(ほ)を進むるの処(ところ)に、すなわち歩を退くるを思わば、ほとんど
藩(まがき)に触るるの禍(わざわい)を免れん。手を着くるの時に、先ず手を
放つを図らば、わずかに虎に騎(の)るの危(あやう)きを脱(まぬが)れん。」
これは次のように訳されます。“一歩を進めるところで、そこで一歩を退くこ
とを念頭においておけば、そうすれば向こう見ずに進んだ牡羊が、垣根に角を突
っ込んで進退きわまるような災難からは、大体のがれることができよう。また、
何か事をしようとする時に、あらかじめその事から手を引くことを考えておけば、
それでようやく、虎に騎って途中では、下りられなくなる(下りようとすれば噛
まれる)ような危険な状態から逃れることができる。”と。
説明の必要はないと思いますが、これは株式投資の極意でもあります。
ハロー!株式 04/11/29 夕刊
書物があり、その中に次のような言葉があります。
「歩(ほ)を進むるの処(ところ)に、すなわち歩を退くるを思わば、ほとんど
藩(まがき)に触るるの禍(わざわい)を免れん。手を着くるの時に、先ず手を
放つを図らば、わずかに虎に騎(の)るの危(あやう)きを脱(まぬが)れん。」
これは次のように訳されます。“一歩を進めるところで、そこで一歩を退くこ
とを念頭においておけば、そうすれば向こう見ずに進んだ牡羊が、垣根に角を突
っ込んで進退きわまるような災難からは、大体のがれることができよう。また、
何か事をしようとする時に、あらかじめその事から手を引くことを考えておけば、
それでようやく、虎に騎って途中では、下りられなくなる(下りようとすれば噛
まれる)ような危険な状態から逃れることができる。”と。
説明の必要はないと思いますが、これは株式投資の極意でもあります。
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