株で勝つ!

最高のトレーダーは、安定的に機能する2つか3つの手法に気づき、そして、それを繰り返し使用するミニマリストである。

株式投資の勝者の投資のやり方は(II)

2004年10月28日 | 投資哲学・手法
株式投資で一番大切なことは精神的に冷静になることを心掛けることです。『働き一両、考え十両、見切り千両』という諺がありますが、この諺にはその上にもう一つの諺があります。それは『無欲万両』です。

プロゴルファーが優勝を決める大事なパットをする時に『大きな音』がしたことがあったのですが、終わったあとで「あの音が気にならなかったか」という質問に対して、ゴルファーは『音は聞こえなかった』と答えていました。これは精神を集中させるところまでの練習がもたらした結果だと思います。

幕内力士が横綱を倒して金星を挙げたあとのインタビューで取り口を聞かれた時に『何も覚えていない。体が勝手に動いた』と言いますが、これも頭ではなく練習による条件反射が行ったものです。

なぜこのようなことを申し上げたのかと言いますと、勝負の時には『頭で考えた人』は勝てないと申し上げたかったからです。

そして、この考え方は株式投資にも通用する考え方です。私がスタッフと一緒にチャートを見たときに『当然、気付く』と思われるはっきりとした『良いところ』や『悪いところ』にスタッフは気が付かないことが度々あります。これは『私の見たチャートの量とスタッフの見たチャートの量』が違うことで、私は考えずに『このチャートは良い(悪い)』と分かるのに、チャートを見た量が少ないスタッフでは『気が付かない』わけです。

チャート以外でも『業績の変化の仕方』や各種売買タイミング指標についても『たくさん見るだけ』で自然に分かってきます。ですから、暇がある時には『面倒臭い』とは思いますが、何かテーマを作ってチャートを見るとか、業績とチャートの動きの関係、為替や債券などと株価指標の関係などを見ますと、自然に色々なことが分かってくると思います。

そして、色々なことが分かってきますと、このチャートの形は駄目とか、このチャートの形は面白いといったことが瞬間に分かるようになります。こうなれば、短時間で処理できますし、取捨選択の時間も短くすることができます。「分からない」だけでも人間にはストレスが発生しますので、この練習は効果があると思います。

もう一つ大切なことは『常に冷静な判断ができる心理状態』を作り続けることです。この方法には色々な方法があります。例えば、

1.投資すべきか止めるべきかは、相場を見て判断するのではなく、自分の年間目標益と相談して判断すべきです。

2.高値で売りたいと考えても、高値で売るチャンスは『一瞬』しかなく、一瞬を目標にすることは無謀ですから、自分の目標利益で売れれば『そのあとに株価が上昇しても良い』とか、『そもそも高値では売れないのだから、自分が売ったあとに株価が上昇するのは当然』と考える。

3.投資したすべての銘柄で勝ちたいと思うのは当然であり、またそうなるように徹底的に銘柄の選別と買いたい価格の研究を行うべきだが、実際に100%勝つことは不可能である。この「不可能である」ことを理解する。これが分かれば『もっと冷静に銘柄を選ぶことができる』と思います。

4.買った瞬間から『機械的に売るだけ』と考える。
買ったあとは売りだけです。誰でも買ったあとは株価が上昇して欲しいと思いますが、ここでは『上昇すれば目標利益で売り、下落すれば損切りの方法で売るだけ』と考えることが大切です。つまり、買った瞬間から『機械的に売るだけ』と考えられれば良いと思います。

これ以外にも、投資家心理を冷静に保つ方法は色々とありますし、勝っている投資家は自分なりの心理を冷静にする方法を知っていると思います。

◇株式市場、為替市場、新しい段階に突入
米国のNYダウは強い下値抵抗ラインの9800ドルを割り込み、日本の日経平均は強い下値抵抗ラインである10500円に近付いてきています。更に、ほとんど動きがなかった為替市場でも1ドルが106円台に入り、原油価格も再び史上最高値を更新するなど、色々な市場が急に動き始めました。

日経平均のチャートを見ますと、相場がいつ転換しても不思議ではないチャートになっていますが、「いつ転換しても不思議ではない」ということは『明確に相場が転換する』材料が見つからないということでもあります。

このような相場環境は一番嫌な相場環境です。しかし、動いているのは株式市場で、株式市場の動きを操作できない個人投資家としては『株式市場の動きに合わせた投資戦術』を行う以外に選択肢はありません。

しかし、考え様によっては『今は非常に良い時期』とも言えます。それは、株式投資とは実際に投資する時は『結果』であり、良い結果を獲得するには『投資するまでの過程』が大切だからです。
株式市場が動かないのであれば『相場転換に向けた準備をする』時期と割り切って、できるだけ多くの銘柄をピックアップしてください。

そして、できれば『日を変えて何回かトライ』してください。何回かトライすることの重要性は、実際に『何回かトライ』すると『なるほど』と分かっていただけると思います。


ケン・ミレニアム株式会社 森田謙一 (10/26)

株式投資の勝者の投資のやり方は

2004年10月28日 | 投資哲学・手法
株式投資で勝ち続ける方法は二つあります。一つは証券会社のディーラーのように『一度の利益は少なくても、技術とインフラと情報によって、売買回数で利益を積み上げる』方法ですが、この方法を個人投資家が行っても『勝つ確率は限りなくゼロに近い』と思います。

米国でも1990年代後半のITバブルの時に『デイトレーダーや投資家クラブ』がたくさん誕生しましたが、2000年以降の株式市場の暴落によってデイトレーダーは大きな痛手を被って株式市場から去り、投資家クラブも色々な問題が起こって衰退してしまいました。

日本でも1998年末から2000年初めにかけてデイトレーダーが誕生しましたが、ITバブルの崩壊で『それまでに得ていた利益』を失うだけでなく、元々持っていた資金を失うだけでなく、借金を作って株式市場から撤退してしまいました。
しかし、1990年のバブル崩壊でも、2000年のITバブル崩壊でも、生き残っただけでなく、利益を積み上げ続けている個人投資家もたくさんおります。なぜ、彼らはどんな相場でも儲け続けているのか。これが分かれば多くの個人投資家が株式投資を財産構築の手段にすることができると思います。

◇勝ち続ける個人投資家の投資のやり方
勝ち続ける個人投資家には二種類の投資家がいると思います。
(1)時間を贅沢に使える投資家
(2)時間をあまりたくさん使えない投資家

この二種類の投資家では全く投資方法が違ってきます。私が1986年当時に株式投資をしていた時には、前者の投資家で時間を無制限に使える投資家でした。その時の私のやり方は、会社を辞めて、小さな事務所を借り、朝から晩まで株式投資の研究と勉強をしていました。そして、実際に株式投資もしていましたが、この株式投資の仕方は非常に簡単で、誰にでも時間があればできることでした。

◇当時の勉強の仕方
毎週日曜日の11時に本屋さんに行き、チャートブックを買って事務所に戻り、まずは1ページずつマクロのレポートを読み、日経平均などのチャートを使ってチェックしていました。これに約30分~1時間かかりました。

このマクロのチェックの内容は、日経平均、TOPIX、東証一部単純平均、大型・中型・小型株などの規模別株価指数、店頭指数(JASDAQ指数)、為替相場、債券相場、金相場、業種別の33の指数、投資主体別売買動向、信用残高、信用の評価損率、新値銘柄数など、そのチャートに載っていた全ての指標や指数でした。

このマクロのチェックが終わった段階で初めて個別銘柄のチャートのチェックに入っていましたが、ここではまず『過去に上昇に転じた形のチャート』を見ていました。これは『基本的な知識として覚えるための作業』ですが、この作業をし続けますと『勝つ確率が高いチャートの形』を自然に覚えることができます。また、この作業は、毎週欠かさず行う方が早くチャートについて理解できます。

この次に行うのは『業績変化率何十%以上の銘柄』とか、輸出比率の高い銘柄など、一つのテーマを決めて、そのテーマに合っている銘柄を探します。そして、テーマに合っている銘柄で良いと思う銘柄が見つかった時には『その銘柄のチャートの形』を初めとした『他の色々なチェック』を行い、その結果が良い銘柄の『銘柄コードと銘柄名』をメモしていました。

そして、最後まで終わった段階で、メモした銘柄について『再度、チャートや業績』をチェックします。このように、何度もチェックする理由は、人間の目や頭はいい加減ですから『一度のチェックでは見逃してしまう利点や欠点』を見つけるためです。

このチェックを毎週日曜日に5時間程度かけて数年間行いました。そうしますと、もっと重要なことに気が付きました。それは株価は常に上昇と下落を繰り返しているということです。つまり、上がり続ける銘柄と下がり続ける銘柄はごくわずかであり、ほとんどの銘柄は『短期波動・中期波動・長期波動』の順番で常に上昇と下降を繰り返していることが分かりました。

この株価変動のメカニズムが分かれば『表面的な株価の動きが銘柄によって違う』ことが分かりますし、銘柄によって『一定の法則らしきものがある』ことも分かってきます。さらに、『より簡単に勝つ確率が高い銘柄を見つけること』もできるようになります。この方法をコンピュータソフト化したのが弊社の『最適指標銘柄探し』ソフトです。

更に研究しますと、銘柄と銘柄の間に相関関係があることが分かります。つまり、ある銘柄が動いたあと、99%の確率で、その銘柄の次に上がる銘柄があることに気が付きました。しかも、一緒に動く銘柄は同じテーマや事業品目の銘柄であることが分かりました。

これは考えてみれば当然です。経済の世界である業種が景気がよくなれば、その景気がよくなった業種に含まれる企業ならば景気がよくなるのは当然ですし、株式投資は企業の将来の成長を買うものですから、同じテーマ、同じ事業品目の銘柄が同じ様に上昇し、同じ様に下落するのは当然です。
したがって、この同じ動きをする銘柄群が割安になった時に買えば株式投資で勝つ確率は高くなります。この考え方を基にして『ハイパー・インデックス』ソフトを開発しました。

また、上昇率が高い銘柄は、次の上昇相場でも上昇率が高いことも分かりました。これも考えてみれば当然です。つまり大きく上昇する材料を持っているという理由で大きく上昇するのであれば、その材料がなくなるまでは、上昇相場では大きく上昇することになります。また投資家が好きな銘柄も上昇率が高くなります。

どうせ、投資するならば、一回の上昇率が高い銘柄の方が良いに決まっています。したがって、銘柄を探す時点から『上昇率の高い銘柄からだけ投資したい銘柄を探せば』、投資する銘柄は全て上昇率の高い銘柄だけとなります。この考え方から開発した投資ソフトが弊社の投資ソフト『上昇率ランキング銘柄探し』になります。

このように『時間があれば、自分で一つ一つチェックする』ことがベストと言えますし、レポートしましたことは『特別難しいこと』ではなく、慣れれば誰にでもできることです。そして、これは重要なことですが『勝つために行う方法』は上級者になれば決まっていますので、銘柄を探し、買いたい価格を決定し、売りたい価格を決定することは『人間よりもコンピューター』の方が得意です。

人間が電卓で1日かかることでもコンピューターならばあっと言う間に終わってしまいます。つまり、投資ソフトとは『時間を買う』ことと『プロの投資家と同じことをする』ためのものということになります。


ケン・ミレニアム株式会社 森田謙一 (10/25)

色々な株取引の形態を知るべし

2004年10月28日 | 投資哲学・手法
株式投資には、色々な取引があります。

(1)一般的に行われている取引の一つに、現物株を買い、現物株が上昇したところで『売る』のではなく『信用』で売り(繋ぎ売り)、株価が下落したら信用で売っていた株を買い戻し、再び上昇したら信用で売る取引を繰り返す方法があります。
この前提条件は『底値近辺で買う』ことにあります。なぜならば、ある程度上昇したあとに買った時には、中期調整があった時に『現物で買った株価を下回る』リスクがあるからです。この投資方法は正しいのでしょうか。

(2)別の方法で、種玉を持っている銘柄を定期的に売買する方法があります。これは仕手グループと言われる投資家集団がよく行う方法ですが、安く大量に株を仕入れ(種玉)、その後にその株を買い上げて相場を作り、仕手化して大きく上昇したら、種玉以外の株を売却して利益を得て、また一定期間が経過してほとぼりが覚めたら同じ取引を行う方法です。定期的に上昇している仕手株にこのような『特殊な動きをする銘柄』があります。

(3)大量に買った株を証券担保金融に差し入れてお金を借り、借りたお金で再度その株を買う方法もあります。この場合には、定期的に値洗いされて担保不足になりそうになったら『その銘柄を少し手仕まって担保不足を補う』投資をしている投資家グループもあります。

(4)大きく株価が上昇したあとの信用期日に向けたテクニックもあります。大きく株価が上昇して、信用買い残高が急増した銘柄に対して、期日の1ケ月前から2つの動きが出ることがあります。

1つは信用買い残高が減少しておらず、株価だけが下落している時には、信用期日に向けて買い方の期日売りが出て株価が下落しますので、この下落を加速させるための売り方の攻勢が起こることがあります。この時には『期日売りと売り方の売り仕掛け』によって、予想以上に株価が急落することがありますが、この急落は原因があって急落したものではありませんので、信用の期日明けから大きく上昇することになります。
この売りが常にあるということではありませんが、このような動きをした銘柄を見つけたらチャンスと考えてください。

大きく上昇した銘柄で、その後の調整で大きく下落し、更に信用期日に向けて信用買い残高が大きく減少した銘柄を見つけた時には、中期上昇の調整が終わって、相場が転換した時には『このような銘柄ほど上昇率が高く』なります。

なぜならば、過去に大きく上昇した銘柄ですから儲けやすい銘柄という印象があるため、投資家が好きな銘柄になっていることが一つ、また、信用の買い残高が減少したことで、株価が上昇に転じても『過去に高値で持っていた投資家の売りがほとんど出ない』からです。このような銘柄を見つけた時もラッキーと言えます。

逆に大きく上昇したあとで、信用の空売りが急増している銘柄の場合には、仕手攻防戦になります。この場合に買い方が勝ちますと空売りしていた投資家が慌てて買い戻しますので株価は更に急騰します。これを売り方の踏み上げ相場と言います。逆に売り方が勝ちますと買い方の投げが出て急落します。
つまり、このケースでは『どちらに動くか分かりません』。このため、財産構築の株式投資をするならば、わざわざこのようなリスクが高い銘柄に投資する必要はありませんので、投資除外銘柄にした方が良いと言えます。
このような銘柄は、株式市場では『貸借倍率が接近した銘柄』と言い、主に証券会社のディーラーやセミプロの個人投資家などが投資します。

ざっと書きましてもこのような色々な投資方法があります。そして、このような勝ちパターン、負けパターンの種類を知っていればいるほど『株式投資で勝つ確率が高く』なります。
『知っていれば負けなかったこと』『知っていれば簡単に勝てたこと』が株式投資にはたくさんありますので、ケン・ミレニアムでは、このような知識を増やすことも株式投資の勝者になるには必要と申し上げています。

◇信用の繋ぎ売りは良い投資方法か悪い投資方法か
結論としては、底値で買えた銘柄で、往来を繰り返す銘柄や長期上昇トレンドになっている銘柄の場合には非常に良い投資方法となります。
それ以外のケースでも『売り値を決める方法』『押し目買いの価格を見つける方法』を知っていれば良い投資方法となります。

理想的な銘柄としては『平均売買回数が多い銘柄で、平均上昇率が高い銘柄』ほどリターンが大きくなります。但し、この投資方法は中上級者の投資方法であり、初級者は中期波動の押し目を買う投資方法が一番良い方法と言えます。

なぜならば、株式投資では『負けないこと』が第一で、次に『勝つ確率が高い時にだけ投資する』ことが重要だからです。空売り良し悪しと比べますと、繋ぎ売りよりも空売りの方がリスクは少ないと言えます。


ケン・ミレニアム株式会社 森田謙一 (10/28)

ゆっくりポツンポツン

2004年10月27日 | 投資哲学・手法
すべては相場が決めることである。
相場はお釈迦様で、私は孫悟空なのである。

相場において肝心な事は自分が決められない。
どうでもよい事は決められる。
たとえば明日上がるか下がるか自分では決められない。
すぐ役に立つ事は自分で決められない。

だから厄介なのだ。

私など自分が買おうとしている銘柄を何株買えるか自分で決められない。
すべてお釈迦様しだいなのである。
お釈迦様が決めるのである。

ポツンポツンとゆっくり買う、もちろん買いの平均値を下げる努力は最大限行う、いつ上昇に転じるか誰にも決められない。
上昇に転じたら買うのをやめるだけ。
だから買うのをやめた時点で何株になっているかわかりませーん。

ゆっくりポツンポツン。
そして数ヶ月後にめでたく利食い。

なんと適当でいい加減な手法か。
ただし建て玉の操作はやっています。

こんなのでも儲かるから不思議。
必死に相場研究や何とか分析などしてないから楽。

ただ実践経験を積むだけ。
だから立花氏の売買は私から見ると神技。


株高倶楽部 北浜 trader21 2004/10/24

上達のために

2004年10月27日 | 投資哲学・手法
難しいことを、易しくするのが、上手の人。
易しいことを、難しくするのが、下手の人。

レポートなどを読むと、日経の予想から、金、原油、金利、取り組み、日柄、業績、PER,果てはRSIやら乖離率、均衡表まで来ると、うんざり。無意味に見える数字の羅列。

そいでもって、結局なんななのさ。買いなの、売りなの、やすめなの?
売買の実践に役に立たないものは、極力排除!。徹底的にそぎ落とす。

神様との会話。大学ノートのメモより。
「相場で、利益と損失は何で決まる?取り組みか?乖離率か?NYの外電か?為替か?」
「買値と、売値の差額で決まります」
「損をする者と利益が出るものは、どこが違う?」
「損をするものは高く買い、安く売ります。利益を得るものは、安く買い、高く売ります」
「損をしたくないのに、なぜ、高く買い、安く売るのか?」
「高いときは魅力的に見え、安いときは期待が失望に変わるからです」
こんな会話が延々と続く。

結局なんなのさ!簡単です。
安いときは買いにくく、高いときは買いやすい。
だから、いつも損をする人の方が圧倒的に多い。

PCがあろうがソフトがあろうが、デイトレが増えようが、米相場の時代から、全く変わらぬ真実。
最後は値動きをどう受け止め、どう感じ、どう、玉を出し入れし、休むかにかかっている。

相手の投手が右だ左だ、カーブピッチャーだナックルボーラーだ、そんなものわかっても何の役にも立たない。来た玉を打つだけだ。フォークだと思っても、もう遅い!。自分のバットコントロールだけが頼りだ。鍛えに鍛えた感覚がなければ、試合でヒットを続け、年間の打率を、3割以上に保てない。

私の投稿はプロを養成するためではない。それは機会があったら、ほかの時にするかも知れない。しないかもしれない。
「大損する人を一人でも無くせたら。」の気持ちだけ。
でも、みんな滅茶苦茶やる。すぐ急騰株に飛びつく。地味に格安株を探すものは少ない。

相場で、大損して自宅を手放す人の数、年間30万人。イチローの投稿を読んだ方からは一人も出したくない。
鈍行列車でゆっくり行きましょう。駅弁買えるし、途中下車の旅も出来る。乗客も入れ替わりが多くて、通学の高校生のおしゃべりも聞ける。


株高倶楽部 北浜イチロー2004  2004/10/23

「織り込む」という相場の特性

2004年10月25日 | 相場/株価の変動
 決算発表ジーズンをむかえていますが、新聞記事やあるいはインターネットの
情報におきましても、見出しのみでは正確な内容を把握できないという点に注意
が必要です。

 見出しには「上方修正」「下方修正」「増益」「減益」などの単語が踊ります
が、それがどの部分を意味しているのかは新聞等の記事をじっくり読まないと判
断できないケースが少なくありません。(対象子会社を含んだ)連結なのか単体
での決算なのか、中間か通期か、経常利益なのか税引き利益なのかの理解は、記
事を読まないとわからないものです。また、本業が低調であるにも拘わらず、子
会社が奮闘し連結業績をかさ上げしている場合もあります。「最終損失拡大」と
いう見出しに対して、内容をよく読んでみたら営業利益大幅増となっており、本
業が好調なうちに不良資産の処分(減損処理)を行った結果、最終損失額が膨ら
んだ、などという場合もあります。決算内容を投資の判断材料にする場合は、記
事の見出しだけでは不十分です。

 次に、その決算内容に対して株価はどうなのかというチェック項目があります。
相場には「先読みする」という習性があります。つまり「織り込み済み」という
考え方です。どんなに良い内容が発表されたとしても、あるいは悪い内容が発表
されたとしても、事前にそれを予想して株価が動いていたとしたら、事実の発表
と同時に反騰(反落)する可能性があります。いわゆる「材料出尽くし」という
現象です。

 ケインズの「美人投票」理論のように、人がどう動くかを予想して、人よりも
早く動く(場合によっては逆に動く)ことが、安いところを買って高いところを
売るコツと言えます。皆が「いいニュース」を予想し、織り込む形で以前から株
価が上昇していたとすれば、事実が発表されてしまえば買う手掛かりがなくなっ
てしまいます。例えば「利益が増加し株価も上昇しそうだから、今のうちに買っ
ておこう」という動きで、実際に増益に見合う以上に株価が上昇してしまえば、
“予想どおり”の増益のニュース」が発表された時点で「出尽くし」となります。
この「織り込み済み」という考え方は重要です。これは、決算発表に限らず、予
想されたのが「いいニュース」に限らずです。

 また、投資家の動きを称して「市場の予想では・・」などと解説されることが
多々あります。相場は予想(期待や不安)で動きますが、予想は予知でありませ
んので、実際の数字との誤差が生じるケースも多くあります。市場(自分以外の
投資家)は、何をどの程度予想して動いているのか、という点によっても相場が
大きく動きます。発表された内容が市場予想(自分以外の投資家の予想の平均値)
よりも「いい」のか「悪い」のかということです。このことがあるため、同じよ
うな「業績上方修正」により、上げる銘柄と下げる銘柄がでてきます。市場は、
「予想どおり」なのか「予想よりも良かった」のか「予想よりも悪かった」のか
に注目し、予想との誤差が大きい場合、それは「織り込んでいなかった」という
ことになり、相場も大きく動くことになります。また、不透明要因が多く、織り
込めないという場合もあり、そのような場合は「手控え」につながり、事実が明
らかになってから実際の相場に織り込む(水準訂正する)ことになります。


ハロー!株式 04/10/22 夕刊

こうすれば確実に損が増える

2004年10月25日 | 株式入門
株式投資を行うにあたり、こうすれば確実に儲かる秘法というものは
存在しませんが、その逆は存在します。つまりこうすれば確実に損が増えるとい
う方法なのですが、ご参考までにご紹介させていただきます。

 1.相場や銘柄の研究をしない。
 2.買い目標、売り目標を持たない。
 3.近い将来必要になる資金で買い付ける。
 4.ニュースや新聞、提示版等で噂になっている株に飛びつく。
 5.株価が高いときに、急騰している株を買う。
 6.株価が低いときに、急落している株を売る。
 7.自分の買値を基準に相場を見る。
 8.損が出はじめた時に、再浮上を期待して損切りの決断ができない。
 9.利益が上がってきたら、わずかな儲けですぐに利喰ってしまう。
10.自分の判断基準(投資ルール)を持たない。
11.尚且つ頻繁に取引をする。

 上記のようなことを実践すれば損する確率を飛躍的に高めることができます。
もちろん、株式投資で成功を願う方は決して実践しないようお願いいたします。


ハロー!株式 04/10/22 夕刊

ザラ場の注文はなるべく控えたほうがよい結果を生む

2004年10月23日 | 投資哲学・手法
時間が自由になる方はとかく、PCの画面でリアルタイムの値動きを見ている方が多いと思います。でも、ディトレさんは別ですが、いつも値動きを気にしている人で、大成した方は少ないと
いわれます。
なぜでしょう?
結局、自分の投資に自信がもてなくて、場の雰囲気が気になってしょうがないからでしょう。
技術以前の問題です。
買うときも、売るときも、ザラ場の注文はなるべく控えたほうが、よい結果を生みます。
私はほとんど、寄り付きの成り行き注文だけで、ごくまれに後場寄りの注文もあります。指値も
よっぽどでなければしません。値段よりも波の動きを重視します。どんなによい株を発見しても
売買いのタイミングが悪ければ儲けることができません。
結局、株の売り買いはお金の問題ですから、自分の欲望との戦いです。負けるときは自分自身に
敗れたわけで、決して人のせいではアリマセン。自分で欲望をコントロールできるか否かが生死
の分かれ目です。


株高倶楽部 北浜 2004/10/18 イチロー2004

素人三分 

2004年10月21日 | 株式入門
 戦国時代、比類のない戦上手であった武田信玄の「勝ちは六分をもって善しと
す」の哲学は有名です。相場の世界では「玄人五分、素人三分」ともいわれます。

 1000円上昇したらば、1000円幅取りたい、あるいは1000円幅取れ
たはずと思うのが人情です。しかし、上の言葉は、上昇幅の5割取れれば上出来、
初心者ならば3割取れれば無難であり、決して深追いするなと言っています。

 将棋の米長名人はかつて、「将棋に勝因はない。あるのは全て敗因です」と言
っておりますが、株式投資にもこの言葉は当てはなります。株式投資の敗因の一
つに深追いのし過ぎがあげられますが、言い換えれば無難なところで“売れない”
ことが原因で負けこんでしまうことです。 勝つためには“勢いに乗る”ことも
必要ですが、「勢い出し尽くすべからず」(采根譚)とういうことも生き残りの
ための条件です。

 また、「一文惜しみの百失い」といわれますように、“どうも上手くいかない
な”という段階の小さな損の時に損切りできずに、様子見でかえって損失を拡大
してしまうこともあります。勝負事に際して素人と玄人の大きな違いは、玄人は
劣勢になってくると、熱くならずに資金の温存を考え、次ぎのチャンスをじっと
待ち、反面、素人は熱くなってしまいスッカラカンになるまで行ってしまうとこ
ろにあると言われます。「あきらめたものは勝てない」とも言われますが、買値
や銘柄に固執せずにサッと引上げるのは、あきらめではなく、次のチャンスを活
かすためでもあります。

 株式投資では、たとえ3割の取り分でありましても“善し”とし、次のチャン
スに備える器量が必要になってきます。3割といえども、維持・積み重ねができ
れば、資金は間違いなく大きく膨らみます。意に反し、損してしまった場合は、
株での損は損としてではなく、株式市場に一時預けておくという考え方で次に備
えることも大切です。“相場は明日もあり”、腕を磨けば預けてある資金はいつ
でも取り戻せるわけですから。

 ついつい深追いし過ぎてしまう方は、相場格言にあります「勝ちは四分をもっ
て善しとする」の心が役立ちます。もちろん、実際に“四分”であったのか否か
は時間の経過を待たないとわかりません。しかし、“アタマとシッポはくれてや
れ”との心の余裕は、成果においても好影響を及ぼすはずです。


ハロー!株式 04/10/21 夕刊

塩漬け・損切り・ナンピン買い判断

2004年10月20日 | 投資哲学・手法
株式投資で失敗したときの対応には、

(1)売らずに次の上昇まで持ち続ける『塩漬け』にする方法
(2)下がったところで買う『ナンピン買い』の方法
(3)失敗と考えて『損切り』する方法

があります。

株式投資は10回投資すればうまい人でも3回は失敗するものですので、必ずこの3つのどれかを選択する決断を迫られます。
そこで、今日は『株式投資に失敗した時の対処方法』についてレポートします。
その前に投資手法を確立する方法について申し上げたいと思います。自分なりの投資手法が確立できた方が株式投資で勝つ確率は高くなります。

◇自分なりの投資手法の作り方
1999年ごろにはよく「『持っている株が下がってしまった』のですが、どうしたら良いでしょう」という質問のメールがきました。ケン・ミレニアムでは銘柄相談は行っていませんが、この質問に対しての私の答は一つでした。

それは『今すぐ売りなさい』というものでした。但し、「私はその銘柄について一切検討はしてしません」と但し書きを付けていました。なぜ、「今すぐ売りなさい」なのかと言いますと、もし私が分析した結果を教えた場合、成功すれば『良かった』で終わりますが、失敗すれば教えた人間が悪いという結論になるからです。
しかしそこで売って『損を確定』すれば、「もう二度と適当には買わない」という気持ちになると思いますし、そうなれば『勝つための株式投資』について考えるようになると思います。

自分が投資した結果については『儲かった』『儲からなかった』という意味のない感想は持っても、『どうして勝ったのか』『どうして負けたのか』はあまり考えないものです。しかし、自分の過去の投資経験は『株式投資の勝者』になるためのヒントがたくさん入っています。
勝つために考えるようになると、自分がどんな投資をしていたかが分かりますし、どんな投資をしていた時に勝って、どんな投資をしていた時に負けていたかが分かります。

例えば、株価が高くなってから買っていたのか、株価が下がった時に買っていたのか、買った銘柄の平均上昇率が高かったから大きく儲かったとか、平均上昇率が低い銘柄に投資したので儲け損なったとか、新聞や友人の話で買ったのか、何かの指標を使って買ったのか、自分と相性の良い指標は何か、自分と相性の良い銘柄は何かなど、色々なことが過去の売買履歴から分かります。
ケン・ミレニアムでは今回『売買ノート』という自分の投資手法を確立するためのソフトをリリースしました。以上のような項目を考えて『自分の投資手法』を確立させ、株式投資を財産構築の手段にしていただきたいと思います。

(1)塩漬けにする方法
この方法は最悪の方法です。なぜならば、買った後に大きく下落したのならば、大底を打った後の上昇は大きな上昇になる可能性が高いのです。その上、塩漬けにしてしまっては、そのチャンスの時に投資する資金がなくて、『大きなチャンス』を見逃さざるを得なくなってしまいます。従って、塩漬けだけは絶対に避けるべきです。

(2)ナンピン買いの方法
ナンピン買いには『OK(良い)』と『NO(ダメ)』の2つがあります。

相場が大きく下落して、そろそろ下落が止まりそうであり、止まって大きく上昇する可能性があるときには『ナンピン買い』は正しい選択となります。なぜならば、買えずに上昇に転じてしまうリスクを回避できるからです。
そして、この場合には『その後の上昇率が大きく』なるため、ナンピン買いしても『大きな利益が取れる』可能性があります。これもナンピン買いOKの理由です。

しかし、既に株式市場が大きな調整を終わって上昇に入っている時の『ナンピン買い』はNOとなります。つまり、大底の待ち伏せ買いの場合には、買い場をピタリと当てられない可能性がありますから、ナンピン買いはOKですが、既に上昇トレンドに入っている時の『押し目買い』のナンピン買いはNOと私は考えています。

(3)損切りする方法
損切りは最もオーソドックスな方法ですが、問題はどのようなタイミングで損切りを決断するのかです。私の場合には『自分が考えた筋書きと違った』時には一旦売却していました。

但し、私は『底値買い』をしていましたので、損切りと言っても『若干の損切り』でしたし、逆に若干儲かって売ったこともありました。つまり、損切りするための最低条件は『底値買い』なのです。底値買いをしていれば、損切りしても大きな損は発生しませんから『次の投資で損を取り戻す』だけでなく、利益を得ることもできます。

言い換えますと、上昇中の銘柄は絶対に買わないこと、自分が決めた買値まで下落しなかった時には買わないことが大切です。つまり、買いたいと思った全ての銘柄を買うことはできません。しかし、全ての銘柄が買えないからこそ『底値買い』ができるのです。

そうでなければ、底値買いで買えなかった時には上昇したところで買うことになり、上昇したところで買えば『買った後に下落すると、少しの損では売れない』ことから、ぐずぐずしている間に大きな損になって『塩漬け』になってしまうのです。

◇結論
どの売り方でも大切なことは『待ち伏せ買い』と『押し目買い』以外の買い方は絶対にしないことが『利益を得る』コツです。そしてこれが、失敗したときにも『大きな損失を発生させない』コツとなります。全ては『買い方』で決まるということです。


ケン・ミレニアム株式会社 森田謙一 (10/13)

勝者の条件

2004年10月20日 | 投資哲学・手法
 株式投資で勝者でいられるための条件とは何でしょう?

 こういった問いに対しては、「上がりそうな確実な情報を他の誰よりも早く手
に入れる」「相場の先行きを知っている人に聞く」などといった意見が多いこと
が予想されます。あるいは、「あらゆるテクニカル分析を駆使できること」とい
った意見もあるかもしれません。
 
 「上がりそうな確実な情報」を探し回るのは、その労力のわりにはほとんど成
果があがらないはずです。自分で努力や研究をしない人が資産を築いた話など、
少なくとも相場の世界では聞いたことがありません。根本が他所様頼みの投資行
動では、たとえ利益を手にすることができましてもそれは一時の事に過ぎません。

 ヒントを求めようとすることは理解できますが、予知を求めようとする人が意
外に多いがこの世界です。現実の相場で、天井や大底を事前に的中させるような
ことは不可能です。個人投資家が陥りやすい間違いは、常に必ず勝つ投資方法や
情報を追及してしまうことです。しかし、相場のプロと言われる人たちでさえ現
実には負けることが多いということを考えれば、そのような百戦百勝の必勝法な
ど存在しないことに気付くはずです。一方で、勝率2勝3敗でありましても、う
まく利益を出し続けている人もいます。

 投資の目的は資産の増大にあるわけですから、自ずとそういった観点からスタ
ートします。その際に最も重要なポイントは、損失につながる要因の排除です。
多額の資金を扱う運用担当者がまず最初に考えることは、「勝つ方法の追求」で
はなく、「負ける要因」の排除、つまりリスク・コントロールです。

 「負ける要因」の最もたるものは欲望や根拠なき期待、どうしていいかわから
ないといった怠惰や、恐怖などの投資家心理です。ですから、他人のお金を集め
て大きな額を運用するような場合は機械に判断させるシステム運用というものが
利用されています。さらに、多額の資金を運用するような場合は一定期間内に一
定の投資成果が求められるようなケースがほとんどですから、損失のコントロー
ルも厳格になります。つまり予め定めたルールによって、設定した水準を超える
損失となるような場合には、機械的に損失を確定してきます。これが、株式相場
や為替相場でよく登場する表現「損失確定の売り」「ストップ・ロス・オーダー」
です。資産状況のさらなる悪化を食い止めるために損失の確定が必要になるとい
うわけです。個人投資家におきましても“損失につながる要因の排除”という考
え方は重要です。

 投資家の性格や投資スタンスにも拠りますが、銘柄に固執したり、価格に固執
したりすることが損失を招くことも多々あります。あるいは、期待と失望に揺れ
動く自分の心理状態に投資行動が影響されることも、損失につながる大きな原因
です。

 今までの失敗の原因を振り返ってみたり、思惑どおりに行かずに状況が悪化し
た場合、どのような行動をとるべきかについて事前に考えを巡らせておく必要が
あります。そしてそれを実際に実行し、改善しつつ、“負けるパターン”を理解
し、それを避けることができるようになれば、自ずと資産は増えていくものと考
えます。


ハロー!株式 04/10/19 夕刊

企業の利益

2004年10月20日 | 株式入門
 上場企業の場合、3月期決算の企業が全体の80%以上を占めており、決算発
表は9月末の中間決算が10月下旬ごろから、3月末の本決算が5月ごろから始
まります。中間決算発表シーズンを控え今回は企業の利益について簡単にご説明
させていただきます。

【売上総利益】売上高-直接費用
 メーカーならば、製造した製品の原材料費や製造に携わった人間の人件費等が
 直接費用となります。売上総利益は粗利(あらり)とも呼ばれます。

【営業利益】売上総利益-間接費用
 間接費用とは、直接製造に関わっていない人間(経理や総務など本社スタッフ)
 の人件費、配送費や福利厚生などの経費を指します。

【経常利益】営業利益±営業外損益
 受取利息や受取配当などの営業外収入と支払利息や手形の割引料などの営業外
 支出(金融収支)や、売買目的の有価証券の売買損益や評価損などの営業外損
 益を加減した利益を経常利益といいます。経常(けいつね)は企業の収益力を
 示す代表的なモノサシで、通常、「増益」「減益」と騒がれるのは、この経常
 のことです。

【税引き前利益】経常利益-特別損益
 例えば土地や株式などの売却損益、あるいは評価損などが発生した場合、特別
 利益あるいは特別損失が計上され経常利益と合算されます。税引き前利益と経
 常利益の間に大きな差がある場合は、特別利益や特別損失の内訳に注目があつ
 まります。

【当期利益】税引き前利益-税金
 税引き後利益とも呼ばれる当期利益を発行株式数で割ったものが、一株当たり
 利益(EPS)です。

 企業の利益にはたくさんの段階と種類があり、初心者の方にとりましてはどれ
を主に見ればいいのか迷われるところかと思います。本誌ホームページにおきま
して「企業業績を簡単に見る方法」をご紹介しておりますので参考にしていただ
ければ幸いです。 → http://www.aqua-inter.com/bigin/bigin_e.htm


ハロー!株式 04/10/18 夕刊

仕事を持ちながらの株式投資で儲けるには

2004年10月18日 | 投資哲学・手法
サラリーマンや主婦など、仕事を持ちながらの株式投資で儲けようと思うなら、PCにへばりついて売買が可能な人のやり方は参考にはなっても真似るべきものではありません。

この点が分かっていない投資家があまりに多く、損失を拡大しています。
これは非常に残念なことです。

仕事を持ちながら株式投資をしている人が、デイトレードなどの超短期投資にあこがれるのは良いとしても、同様のやり方で市場に対応しようというのはあまりに無謀です。

仕事を持ちながらの投資では、押し目を待ち、下値支持線やその少し上で買うなどのやり方をしなければ一時的な利益獲得はあっても、それをコンスタントに続けることはまず出来ません。

仕事を持ちながら投資している人は、腹を決めてデイトレードなど超短期投資法ではなく、押し目狙い、突っ込み安狙いに徹したいものです。でなければ資金は次第に失われてしまいます。
そんなやり方では確かに利益額としてはデイトレードの勝者たちには負けます。しかし着実に利益を積み重ねることは可能です。


北浜流一郎の「得意株で1億円。株が一番」2004年10月17日

損切ができるか?

2004年10月16日 | 株式入門
柔道を習うとき、まず、受身の練習からするでしょう。
いきなり、投げ技を教えて、ブン投げられたら、大怪我をします。
やられたときの、対処方法をあらかじめ、準備しておくことは、物事の基本です。

株を買うとき、儲かることを夢見ます。あれ買おう、これ買おう、温泉に行こう。
でも、いつもいつも、うまくいったら、これ天才。まず、そんな方はいません。

儲けることも大事ですが、損を最小にすることはもっと大事。
ある一定の水準、やられた株を、見切ることが出来るか?。

まず、初心者には出来ない。
NTTを300万や200万で買って、いまだに持っている人も多い。

見切りが出来ないで、大損しないことです。
20%ほどやられたら素直に負けを認めることです。
相場は自分の都合のいいように決して動きません。

一度、○にして冷静になって、考えることです。
そして、やっぱり買いたかったら、また、買えばいい。

これが、出来るだけで、初心者卒業です。熱くなったら、必ず、負けです。


株高倶楽部 北浜 イチロー2004 / 2004/10/15

様々なカテゴリー

2004年10月16日 | 株式入門
【景気敏感株】
 景気の動向に株価が敏感に反応する株のことです。工作機械を中心とする設備
 投資関連株や、鉄鋼、化学などの素材関連株がこれに当たります。景気の波に
 よって受注動向が大きく左右される性質があり、不況から好況に転じる時は、
 2倍・3倍といった大幅な増益になることも珍しくありません。

【消費関連株】
 景気の好転に伴い、懐具合のよくなった消費者の購買意欲に影響される、流通・
 小売・サービス業などをいいます。

【金利敏感株】
 金利の変動や金融情勢の変化に株価が敏感に反応する株をいいます。多額の借
 入金を抱えている企業がこれにあたります。総合商社、不動産、電力株などが
 これにあたります。

【ディフェンシブ・ストック】
 景気が変動しても利益水準がさほど変化しないことから、守りに強いという意
 味でこう呼ばれる銘柄群のことです。具体的には、需要が景気動向にあまり左
 右されない食品、薬品、電力・ガス株などが該当します。利益水準が安定して
 いるので、景気後退期では相対的に好パフォーマンスを実現することが多いよ
 うです。

【グロース・ストック】
 成長力の高い企業の株式。その成長力ゆえに株価が高PERとなる傾向があり
 ます。

【バリュー株】
 バリューは「価値」という意味ですが、バリュー株は「割安株」「出遅れ銘柄」
 として使われています。PERやPBRの低いもの、配当利回りの高いものな
 どが代表的な選択基準です。

【内需関連株】
 内需関連とは内需拡大や輸入促進にウェイトをおく業種の株式を指します。代
 表的な業種は、建設、セメント、不動産株などです。広い意味では、輸入専門
 商社、食品、陸運、鉄鋼、機械株なども当てはまります。

【外需関連株】
 外需関連株とは自動車、精密、電機産業のように、物を海外に輸出して外貨を
 獲得する業種の銘柄を指しています。


ハロー!株式 04/10/15 夕刊