PF/西村和彦(Blog)

ブログを開設致しました。

どうぞ、宜しくお願い致します。

(コメントは内容を確認の上、公開させて頂きます。)

音楽の聴き方

2016-11-09 13:15:22 | Weblog
音楽の聴き方
を少々論じてみましょう 。

小生はしばしば
音楽を料理に
例えます。

お袋の味
というのがあります。

親父の味も
あるかもしれませんが

ま、幼少期より慣れ親しんだ
味という概念です。

大人になるにつれ
様々な料理を食べる
機会が増えます。

そして
季節を問わず、地方を問わず
また、国を問わず
色んな味覚を感じ記憶します。

未知の料理を口にした時
こんな風に言う人がいます。

「◯◯の料理(味)に似てるね」

確かにそういうことは
あるかもしれません。

が、1つの完成された
料理には、それぞれ
その土地の
歴史や風土や
季節や気性や
はたまた
規則や経済や宗教が
合間って出来たもであると
思うのです。

それ故
1つの料理を
何かそれ以外の他の料理と
比較して味わうことは
ある意味ナンセンスである
と考えます。
その一品を
とことん味わうべきで
あると。

そして
音楽もまた
しかり。であります

音楽とは
心を味わうもの。

熟練の職人技と
経験やセンスや
閃きで

葛藤や惰性や
試練に打ち勝ち

自らの心を形にするもの。

で、
ここで
付きまとうのが

新しく美味いと
感じた味と

お袋の味

の旨さの違いです。

三ツ星レストランで
べらぼーに高価で
格別に
美味いコース料理を
食べたあとで

やっぱ
京都の壬生菜の
漬物で
ささっと
お茶漬け
たべたいなー
的な。


食べたらええやん

てな話です。

がしかし

決して
三ツ星レストランで
お茶漬けを
要求しては
ならないのです。

子羊のステーキ
フォアグラ載せ

シャケのおにぎり


どちらも
価値あるもの
ですし
旨いのですが
双方は決して
相容れない
別の文化なのです。


オリジナルを
演奏している
現場で

「ジャズのスタンダードやってくれ」

っていう
リクエストは

タイ料理屋で
松茸の土瓶蒸しを
注文してるようなことに
なってたりします。

お袋の味は
故郷で
自宅で
味わって下さいませ。


(//∇//)