タンクローリー事故で不通になっている首都高5号線。9/16に中央環状線外回りが暫定開通しました。
今回のネタは5号線の復旧に関する情報 | 現場復旧状況写真からです。
この9/17の左側の写真、「最終安全確認作業(9/16撮影)」ってのを見ると、工事の関係者が道路を歩いています。
なんの変哲も無いこの写真ですが、注目すべきは服装。様々な関係者が一同に歩いて点検しているようです。
これって空母で行われているウォークダウンって作業そのものではないでしょうか。
某センタで運用業務を行っていたときに上司から紹介されてた本ですが、不確実性のマネジメント 危機を事前に防ぐマインドとシステムを構築するというのがあります。
このなかで、燃料や爆薬が満載の戦闘機をわずか数百m×数十mで発着艦させる空母で、クルーの危機意識を保つ作業の1つとしてあげられているのが、日に数回行われるというウォークダウンという作業。
これは階級に関係なく整備員やパイロットが一斉に甲板を歩き、ボルト1つ落ちていないかどうかを確認する作業で、ボルトがエンジンなんかに吸い込まれた日には笑いごとじゃすみませんから、そういう異物による損傷(FOD)を防ぐために実施する重要なものらしいです。
オペレーションのマインドを保つ、といっても人によって、何かしらのクリティカルなシステムの運用だったり、そうでなかったり、はたまた会社での仕事も一つのオペレーションです。記載しているのは、HROと呼んでいる高信頼性組織~空母、原発、パイロットなどなど~でのオペレーションを例に挙げてはいますが、読み物としても非常に読みやすく面白い物です。
この本、様々なマインドを保つヒントを与えてくれるかもしれませんよ。
この首都高の写真で紹介されているのは開通前の1回だけなんでしょうけど、ちょっと思い出したように本を紹介させてもらいました。
不確実性のマネジメント
今回のネタは5号線の復旧に関する情報 | 現場復旧状況写真からです。
この9/17の左側の写真、「最終安全確認作業(9/16撮影)」ってのを見ると、工事の関係者が道路を歩いています。
なんの変哲も無いこの写真ですが、注目すべきは服装。様々な関係者が一同に歩いて点検しているようです。
これって空母で行われているウォークダウンって作業そのものではないでしょうか。
某センタで運用業務を行っていたときに上司から紹介されてた本ですが、不確実性のマネジメント 危機を事前に防ぐマインドとシステムを構築するというのがあります。
このなかで、燃料や爆薬が満載の戦闘機をわずか数百m×数十mで発着艦させる空母で、クルーの危機意識を保つ作業の1つとしてあげられているのが、日に数回行われるというウォークダウンという作業。
これは階級に関係なく整備員やパイロットが一斉に甲板を歩き、ボルト1つ落ちていないかどうかを確認する作業で、ボルトがエンジンなんかに吸い込まれた日には笑いごとじゃすみませんから、そういう異物による損傷(FOD)を防ぐために実施する重要なものらしいです。
オペレーションのマインドを保つ、といっても人によって、何かしらのクリティカルなシステムの運用だったり、そうでなかったり、はたまた会社での仕事も一つのオペレーションです。記載しているのは、HROと呼んでいる高信頼性組織~空母、原発、パイロットなどなど~でのオペレーションを例に挙げてはいますが、読み物としても非常に読みやすく面白い物です。
この本、様々なマインドを保つヒントを与えてくれるかもしれませんよ。
この首都高の写真で紹介されているのは開通前の1回だけなんでしょうけど、ちょっと思い出したように本を紹介させてもらいました。
不確実性のマネジメント
一見あやふやな概念な「センス/勘」だけど、このひと嗅覚優れているなって人、やっぱり勉強してますもん。
でもこういう作業の安全性とか、組織論とかシステム整備もそうだけど、個人センスによる部分もやっぱり大きいんですよね。
君子あやうきに近寄らず、というか。