よもやま解体新書

山下和也の制作、見聞記. 北へ西へ南へ。

花鳥日和

2006-08-05 23:53:38 | Weblog
今日は日帰り東京。
朝から宮内庁三の丸尚蔵美術館へ。動植さい絵と旭日鳳凰図を観ました。修理の新知見もポスターされてました。個人的には旭日鳳凰図はかなり前から観たかったんですが、やっぱ凄いね。老松白鳳図と比較出来たのも良かったけど、とにかく壮麗でした。反対側に列んだ抱一の花鳥十二ケ月が霞んでました。
続いて三井記念美術館の日本美術の中の「うつし」をテーマにした展覧会へ。茶碗、能面等の工芸から書、画とあり、応挙の雪松図を弟子や孫の応震が継承として描いてたり。原本と「うつし」の並列構成で、なかなか面白かったです。
そのあと東博へ。プライスコレクションです。やっぱタイル絵で有名なあの絵の前には黒山の人だかり。
この絵は若沖でない説があるんですが、あの絵の前に立つと皆どうでもいいみたいです(笑)あの生物は何やとかつっこむ人多かったけど、別に火星人が紛れこんでてもええやんみたいな。
まぁ、とにかく優品揃いでしたよ。
で、常設も河鍋暁斎の山姥でてるし、コウリンの立葵孔雀屏風出てるし、東洋館では更紗特別展示に中国絵画は知恩院と東博の蓮池水禽にりょ紀の大ふく、趙昌の草虫図巻に筆耕園の王淵まで見れて、やたらと濃い作品群でした。さすがにヨロヨロンまでは行けなかったけど、満腹ですわ。