世田谷区上野毛にある五島美術館の「光悦ー桃山の古典(クラシック)」を見に出かけた。
先日のNHKTV「日曜美術館」で放映されたから、ご存知の方も多いだろう。
実は、この番組を見るまで、本阿弥光悦なる人物のことは、ほとんど知らなかった。
随分昔、京都の取材で、光悦寺を訪れたことがある。
丸窓障子越しの庭園の美しさ、格子の竹生垣の風情に魅了されたのを覚えている。
それがかつて本阿弥光悦一族の屋敷だったとは…
光悦はもともと刀剣の目利きが本職だったそうだが、
その後、書、陶芸、漆芸などマルチアーチストになったらしい。
俵屋宗達、尾形光琳と共に琳派の創始者だったという。
が、この二人のように、全容が知られていない。
茶陶に興味ある人には、一連の楽茶碗が見応えがあるだろう。
この日は、茶会が開かれていたためか、着物姿の年配のご婦人が多かった。
亡き父が所有していた黒楽・赤楽の茶碗を思い出す。
光沢のある釉薬を使っているせいか、年代の古さを感じさせない。
使いにくそうなものもあり、観賞するにはいいけれど、ありがたがって、この茶碗で抹茶を飲む気はしない。
以前、骨董店で見つけた相馬焼の茶渋をきれいにとって、父への手土産にしたら、
落胆されたことを思い出した。
素人目には、風情ではなく、汚いとしか思えない。
利休の、侘・寂なんて到底理解できないカメラ爺である。
、
先日のNHKTV「日曜美術館」で放映されたから、ご存知の方も多いだろう。
実は、この番組を見るまで、本阿弥光悦なる人物のことは、ほとんど知らなかった。
随分昔、京都の取材で、光悦寺を訪れたことがある。
丸窓障子越しの庭園の美しさ、格子の竹生垣の風情に魅了されたのを覚えている。
それがかつて本阿弥光悦一族の屋敷だったとは…
光悦はもともと刀剣の目利きが本職だったそうだが、
その後、書、陶芸、漆芸などマルチアーチストになったらしい。
俵屋宗達、尾形光琳と共に琳派の創始者だったという。
が、この二人のように、全容が知られていない。
茶陶に興味ある人には、一連の楽茶碗が見応えがあるだろう。
この日は、茶会が開かれていたためか、着物姿の年配のご婦人が多かった。
亡き父が所有していた黒楽・赤楽の茶碗を思い出す。
光沢のある釉薬を使っているせいか、年代の古さを感じさせない。
使いにくそうなものもあり、観賞するにはいいけれど、ありがたがって、この茶碗で抹茶を飲む気はしない。
以前、骨董店で見つけた相馬焼の茶渋をきれいにとって、父への手土産にしたら、
落胆されたことを思い出した。
素人目には、風情ではなく、汚いとしか思えない。
利休の、侘・寂なんて到底理解できないカメラ爺である。
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