kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

こんな穏やかな川でも・・・

2011年03月17日 | 都市
東日本大震災の津波は、岩手・宮古市田老町の防潮堤と10mもの防波堤も乗り越え、街を破壊した。

我が家の近くを流れる神田川。護岸工事と下水道整備が行われたため、近年、危険水域に達することはない。かつては、集中豪雨があると、下水道に水が逆流し、遊歩道が川のようになった。
家の周囲は、幸い浸水地域マップには入っていない。しかし、地震対策と共に、万一のことを心しておかなければならないだろう。

被災地の復興と原発事故の一日も早い沈静化を願うばかりである。
それなのに「電力供給不足で東京大停電の恐れ」との報道を聞き、膝掛けをして、エアコン、ホットカーペットの電源を切る程度しか協力できない、もどかしさである。

こんな風になってもらいたくないけど・・・

2011年03月16日 | 都市
電力供給不足が続いている。
個人的には節電に努めているけど、我慢するにも限度がある。
大口利用者の協力がなければ、とても追いつかない。

原発事故も切迫している。
外国人は再入国手続きをして、どんどん脱出している。
オーストリア大使館も、東京からの移動指示が…

唯一の被爆国が、こんな形でまた被爆の危険にさらされるとは。
原発事故の沈静化と地震・津波被災地の早急の復興を願う。

写真は通常の新宿西口広場だが、露出不足で節電モードになってしまった。

今回の災害を「天罰」だと!?

2011年03月15日 | アート
災害のニュース記事に多くが割かれ、石原都知事の「仰天発言」は小さくしか扱われなかった。
今回の大災害を、なんと「(日本国家への)天罰」とのたまわったのだ。()内は筆者の解釈。
新聞記事の抜粋は、「山猫の棲家Ⅱ」に掲載。読んでない方は、ぜひグーグルで検索して、ご覧いただきたい。
現在の政治のていたらくを嘆くことは理解できなくもないが、この比喩は、怒り心頭に発する発言だ。この人が、前言を撤回して都知事選に出馬するのだ。

写真は、再び高幡不動、憤怒の不動明王に登場してもらった。

スーパーの棚から、水・米・パン・即席めんなどが消えた、けど・・・

2011年03月14日 | 都市
毎日のように行くスーパーの棚のあちこちで、商品がなくなっている。
水・茶・米・パン・即席めん・缶詰…地震と津波、福島原発事故、電力供給不足。
生活の恐怖指数がトリプルであがっている。
しかし、過剰反応ではないか。
その中で、アルコールとコーラはしっかり棚に残っている。
嗜好飲料というわけか。せっかくダイエットの新商品を打ち出したというのに…
コークハイはそれなりに美味しいけど、水の代わりにはならない。

閑話休題
こんなノー天気のことを言ってる場合ではない。
甚大な被害は、阪神大震災の10兆円を、はるかに超えるという。
見当のつかない復興だが、ゼロから、出来ることを一つずつ積み重ねていくしかない、と思う。

ボケ、ぼけ、ボケッ!

2011年03月13日 | 
太平洋沿岸の巨大地震のニュースを見るにつけ、
だじゃれのブログを書くことが憚れる。
けど、みんなが意気消沈している時こそ、少しは元気を出そう。

東京は春の陽気である。
椿の樹蔭にボケが咲き始めていた。
漢字で木瓜。実が瓜に似ていることから、「木瓜(もけ)」が訛ってボケになったといわれる。
漬物やサラダに欠かせない「きゅうり」は、「黄瓜」から。
昔は熟して黄色になったものを食したそうだ。
こちらの漢字「胡瓜」は当て字。
中国の周辺外地を意味する「胡」を当てたという。
そういえば、「胡麻」「胡椒」「胡桃」もそうだな。
「そんなこと知らないのか。ボケッ!」のボケは「とぼけ」から。
いろんなこと忘れてしまうのが、「惚け」
そろそろ、気をつけなければ・・・


不気味な前兆?

2011年03月12日 | 日記
このところ、季節に合わない積乱雲が顔を出す。
わが故郷仙台を襲った大地震・大津波に、ブログを書く気分にもならない…
どこまで被害は広がるのか、暗澹たる思いである。
映画「2012」が、大げさではないことに驚く。
地球の反対側に起こったNZの地震のストレスが、日本周辺の地殻に影響を及ぼすとは…
昨夜、相方の姪の旦那が、交通マヒした都心から4時間かけて徒歩帰途。幼児が心配だったのだろう。
人形のガラスケースが落下し破損した以外、被害のなかった我が家に安どするのみである。
耐震工事をしていてよかった。

二・二六事件ゆかりの旧陸軍歩兵第三連隊兵舎

2011年03月10日 | 都市
故黒川紀章設計の国立新美術館。その一角に、別館として、昭和維新を目指し、昭和11年、二・二六事件の時に決起した旧陸軍歩兵第三連隊兵舎の一部が、歴史的建造物として残されている。
それを撮ろうと思って、低い生垣を超えようとしたら、ガードマンに制止された。
「そこからは行けません。隣の政策大学院大学の入り口に回ってください」
別館の兵舎資料館は、美術館の管轄なのに、一体となっている残された兵舎の一部は、大学の敷地なのだそうだ。
これだから役所は融通が効かない。
仕方なく、資料館を見た後、美術館入り口まで戻り、隣の大学構内に入った。
見ようによっては、なんの変哲もない地下一階、三階建の鉄筋コンクリートの建物だが、当時としては最先端の建築だったそうだ。
相方が、各階の平面図を見て「兵舎なのに、同じ階にトイレがない。わざわざ別の階まで行かなきゃならなかったんだ」と言う。
女の視点は違う。
閑話休題。
亡くなった母から聞いた話。
雪の降る二・二六事件の当日、四谷のとある交差点に、銃剣を手にした兵士たちが立ち、ただならぬ気配を感じたそうだ。
母が、まだ若かった頃のことである。
折しも、3月10日は、東京大空襲の日。私は母の胎内にいて、父、幼い兄二人と母の実家に疎開したそうだ。
詮無いことだが、北一輝の思想のもと、政治家と財閥大企業の癒着を断ち切ろうと立ち上がった若い将校たちの行動が、結果として軍の政治的台頭ににつながったことはむなしい。


あの安藤忠雄さん設計!

2011年03月08日 | アート
東京ミッドタウンガーデンに出ると、不思議なオブジェ風の建物が目に入った。
スティルス戦闘機を思わせるような屋根。
どこかで見たことあると思ったら、あの安藤忠雄さん設計の21.21 DESIGN SIGHT。
中を見たいと覗く。知らないデザイナーの作品展。で、やめた。
あとで調べたら、一階はエントランス、メインは地下。延べ床面積が2,039㎡。
うーむ。広い。まるで地下シェルターだな。
伝え聞くところによると、目の錯覚によるデザインで、歩く人をふらつかせてしまう通路があり、デザイン変更を余儀なくされたという。
あの都庁を設計した建築家の信奉者だからさもありなんか。
しかし、今、連載中の日経新聞「私の履歴書」を読んで、日本建築に対する造詣の深さに驚かされた。
またしても、うーむ、である。

一日240万人横断する交差点

2011年03月08日 | 都市
渋谷駅コンコースで、いつも気になるのが、岡本太郎の壁画「明日の神話」と眼下に見えるスクランブル交差点。
スクランブルエッグとスペルは同じだ。混ぜ合わせるということから考えると、同意味か。
グーグルで調べたら、YOUTUBEに、この交差点の動画があった。
外人のコメント…「人が蟻のよう!」
それによると、世界一通行量の多い交差点、一日240万人が横断するそうだ。
この写真は、少しズームアップしてるけど、言い得て妙である。

ビルの中で犬の散歩?

2011年03月06日 | 都市
六本木・東京ミッドタウンにあるサントリー美術館に、「マイセン磁器300年」を見に出かけた。
古伊万里の柿右衛門写しや白薩摩の影響を受けているのが、興味深かった。
とにかく驚くほどの緻密な工芸である。
紅茶ポットなど、茶渋ついたら、どうやって汚れ落としをしたのだろうと、つい主夫感覚で?見てしまう。
ロココ、アールヌーボー、アールデコなど、庶民には到底手の届かぬものである。
権力のすごさと共に、それに応えた匠の技には驚嘆させられた。

閑話休題。
せっかくミッドタウンに来たのだから、ガーデンも歩いてみようと、外に出た。
やたら犬を散歩させている人たちがいる。こんなビルに犬? と思ったら、ちゃんとグリーンドッグなるショップがあり、セレブなお犬様のサロンになっているのだ。近くの超高層マンションの住人御用達なのだろう。
こんなところでしか遊べないワンちゃん達が、可哀そうになってきた。