kazuフォトローグ

「徒然なる日常」を写真で語ります。

葉は花を思い、花は葉を思う

2017年09月14日 | 


彼岸の入りには、ちと早いけれど、近くの公園や遊歩道脇に、
彼岸花が咲き始めた。

地獄花、幽霊花などと、不吉な花として忌み嫌われているが、
反対に別名の曼殊沙華は「天上の花」という意味を持っているという。

すべてが有毒で、これを食べた後は「彼岸(死)」しかないので彼岸花と名がついたとの説もある。
いずれにせよ、葉なしで茎の先に花火のような花をつけるのは、他の植物に比べると異形である。
紅白を並べれば「めでたい」はずなのだが、この花に限っては、そんな風には見えない。
が、「葉は花を思い、花を葉を思う」相思花というのも粋ではないか。