随分昔、インドのタージ・マハルを訪れた時のこと。
夢中で建物を撮っていたら、一緒に行った著名カメラマンのAさんが、
建物そのものには見向きもせず、庭園の水路に映る姿にカメラを向けていた。
塚山公園の紅葉を撮ってみて、そんなことを思い出した。
モネの「睡蓮」は、睡蓮を描くことが目的ではなく、池の表情を描きたかった、と誰かが言っていた。
「なるほど」と思う。
心象風景なのかもしれない。
カメラ爺が見つめた池も、まさしく39年前の資生堂のCM「ゆれる、まなざし」である。
夢中で建物を撮っていたら、一緒に行った著名カメラマンのAさんが、
建物そのものには見向きもせず、庭園の水路に映る姿にカメラを向けていた。
塚山公園の紅葉を撮ってみて、そんなことを思い出した。
モネの「睡蓮」は、睡蓮を描くことが目的ではなく、池の表情を描きたかった、と誰かが言っていた。
「なるほど」と思う。
心象風景なのかもしれない。
カメラ爺が見つめた池も、まさしく39年前の資生堂のCM「ゆれる、まなざし」である。