囲碁と将棋はどっちが面白いんだろう

囲碁の活動と将棋の活動を通じてその面白さに迫る

玄玄碁経

2017年01月30日 | 囲碁



シンプルだけど、忘れがちな筋。



日本棋院公式ネット碁サイトの幽玄の間で七段を名乗るような人も、基本的な筋に石がいかない、なんてことがよくある。自分の知る選択肢の中で正しく深く読めることはヨミの力だ。見通せない一手から広がる世界を知ることは永遠にない。そのときに便利な道具が筋だ。

自分が詰め込み教育の犠牲者ゆえの発想かもしれんが、もう筋なんて暗記だ。何度も詰碁をひらいたら、同じ問題を繰り返し。つっかえたら答え即見。こうやって万の筋を知れば、解けなかった難しい詰碁もさらっと解けたりする。これね、快感。

何手読めるんですか?なんて聞かれることはあるけど、日本の国際競争力が低いのと同じで、費用対効果。読む速度は大事。読む根性も大事。その両方で劣っても、知ってる筋の数で勝てば、ヨミで勝てる。

こないだのNHK杯、中央で一力くんがこれに似た筋を使って高尾さんの石を分断、勝負を決めた。知識が正しい着手に導いてくれる。そう信じて今日も玄玄碁経をとく。

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