囲碁と将棋はどっちが面白いんだろう

囲碁の活動と将棋の活動を通じてその面白さに迫る

羽根直樹 勝ってくれ!

2014年05月29日 | 囲碁

個人的には囲碁も将棋も両方面白いと思う。
そして、囲碁的感覚で学ぶ将棋は、素地がないのに比べて大きく有利だ。

例えば駒得の感覚。
飛車をただで取られた!となれば絶望的な響きだろう。
そこで碁打ちはめげない。
囲碁には「捨て石」というものがあり、
10の石を取られても逆に有利♪なんてことはざらだ。よくそれで負ける。

飛車をとられるのも一緒。
相手が飛車を取るために自陣を乱していたら?何手も費やしていたら?飛車をとった金が1筋にいて戦場から離れていたら?
そうなれば、それは捨て飛車だ。

自由な発想、それも独創的な発想で相手を凌駕できたら、棋士冥利に尽きる。
サラリーマンだけども。

ここまでの話は、題名とは関係ありません。
幽玄の間で羽根直樹の中継がやってるので検討をば。



相手は後藤九段。油断ならない。
立ち上がりは穏やか。白は辛めに三三を選択。



羽根さんの17が珍しい。下辺と左辺、両方占めようという欲張り目の手。
ワリウチだとぬるいから、目一杯打ったんだろう。



出来上がりは微妙。
左辺が広く地になれば良さそう。
ただ薄い。



白は当然の反撃。
見た目は白のほうが余裕があるけど、
こういう戦いは一手で大きな差に繋がるから難しい。



今は白が右辺を消したところ。
見た感じ白良し。
下辺、中央しか残ってないけど白は各所厚い。

自分が厚み派だから、
どうしても薄みのマイナスを大きく見てしまう気がする。
羽根さんはいいと思ってるんだろうか。
やっぱ左辺の打ち方はいまいちな気がするなー。


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