液晶テレビ。その本当に美しい画像が生活には大事だと思う。
しかし、家電メーカーの液晶TVやプラズマTVには絶対に無理なことが多い。
これが私の現状ブームへの判断と評価になっている。
幸いなことに、私は、世界的にTOP評価を受けているEIZOブランド製品をトータルにデザインディレクションしている。
その立場であるので、最も自分が必要で必然なモノ、日常生活の存在として、FORIS.TVシリーズを開発し、実現させることができると自負している。
まず、最大に重要な画質は、映像モニターとして、様々な分野、ジャーナリズム、金融、メディカル、研究領域で最高の技術を、FORIS.TVにも反映させていくことができるということだ。
室内空間での輝度、明るさ、白黒という基調画像は家電メーカーの技術をはるかに超えることができている。
さらに、私はオーディオデザイナーからスタートし、またオーディオファイルのひとりでもある。
オーディオ専門誌「STEREO SOUND」誌に連載をしている。
それだけに、10cmフルレンジスピーカーユニット・エンクロージャーは2.7?・バッフル面は画面と1：1の関係によってダイナミックレンジはF0 80Hz、そして20kHzを実現させてしまった。
Hi-FiであるTVになった。
これだけの音質、音圧をもつTVであるモノは存在しないと思っている。
この音響特性と画像表現・リゾルーションは、DVD・CDプレーヤーを独自開発させることにまでつながった。
DVDは最薄トレーが中央から回転して収納される機構として実現することができた。
商品デザインとして“加賀群青色”を選んだ。
この色の説明はFORIS.TVのwebsiteで読んで知っていただきたい。
これはデザインにとって市場に受け入れられるか大きな冒険だったが、今や、FORIS.TV=ブルーという商品のアイコン性を獲得するにまで至った。
市場からは、さらに赤、グリーンなどのカラー展開を求められる結果となった。
液晶TVとしてのスタイリングは、現代的インテリアとベストマッチングする印象と存在感を与えることができたと思っている。
ビジネス展開も、ダイレクト販売、オーディオショップ、ライフスタイル提案のインテリアブランドショップでの販売チャンネルを持っている。
EIZOブランドがこれまでの液晶技術を集大成し、音響特性からDVDプレーヤーまでの開発とその具体化をデザインによって統合化できたモノを存在させることができた。
これからは、平面テレビの映像ディバイスの開発や地上波デジタル、あるいはホームシアター、ホームオートメーションの中心にテレビがなっていくだろう。
私は、こうした傾向の中で、真に「生理的で安心できる」映像デバイスの進化が大切だと主張している。
そのイニシャル商品として“新しいかたち”と“新しい仕組み”の液晶テレビをデザイン提示できていると思っている。
ショールームでぜひとも体験していただきたい。よろしく！