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Website『読書アクセス』の運営者カズノリによる事業・市場の動向まとめ

味噌の市場

2017-08-22 22:01:23 | 一般
日本食に注目するとき、味噌はけっこう重要な位置にあると思う。「懐かしい味の~」というフレーズを思い浮かべたときに、味噌汁は上位にくること間違いない。日本の味と言って良い。
以前とり上げたお茶の生産事業と同様、もしかしたらこれも有力な輸出産業の一つなのではないだろうか?と思う方も多くいるはずだ。

そんなわけで、今回は味噌の国際性と今後の動向について調べてみたい。
農林水産省の2017年4月の輸出実績統計によれば、
・2007年~2016年にかけて順調に増加傾向
・2007年には約18トン、2016年には約30トンの輸出
・アメリカ、台湾、韓国の順に輸出量が多く、韓国2.2トンに対して中国は1.6トンと少ない

という状態である。地域にばらつきはありつつ、増えているとみて良いようだ。なお、農林水産省は結果について「日本食レストランの普及等にともない」増えたと述べている。

それでは、今後味噌の市場はどのように変化していくのだろうか。
味噌の生産については農業の機械化で余力があると考えられる(農業を行う法人も増えている)ため、供給する担い手の減少という供給能力の限界値は考えず、消費の側面に着目したい。

味噌の消費のポイントは、僕の知る限り日本食ならではの食材だということだ。「味噌 中華」等と他の料理をいれても、味噌ラーメン位しか本格的に生活に馴染み普及しているものは出てこない。
そして味噌を使った現地食のアレンジは軽くみた限り見つからない。(むしろさば缶の味が味噌煮ではなくトマト煮になっていた)毎日新聞の記事
つまり、本当に日本食の普及によってしか海外での展開はほとんど無さそうなのだ。これについて、
①家庭料理への普及
②レストラン食としての普及
があったとして、まず②で本来の日本食を受け入れてもらい、①に向けた商品が多数出てくる、という流れを作ろうと努力がされているのだろう。
中国でも、日本への旅行客が多くなっていることから旅行好きの顧客層を起点に普及することが近々あるのではないだろうか。
また、現在いくつかの企業を見ると海外展開は中国含め進められている最中のようだ。成果が出ることは十分に考えられる。

以上から、味噌は日本食の海外への進出努力が成果をあげるのに伴い、輸出が増え続けていくだろうというのが、一般的ではあるが僕の見解だ。

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