普段はめったに指示しない良心の呵責に苦しむようなコマンドも、テラならすんなり
やってくれるので、ハチャメチャですが新鮮です。
…………体がヒリヒリするの。
昔は宿屋とかに一泊するだけでこういうの回復したはずなんじゃがなぁ……。
もう歳かのぉ……。
あ~あ~……。 煤けたまま寝ちゃったからシーツが真っ黒じゃの……。
おや…?
お前さん確か、嘘んこアニマル・フリーダムんときにワシが用意したくまちゃんじゃないか。
あの大爆発からよー逃れたもんじゃなぁ…。
よしっ!気に入った。 ワシの家で暮らすがよいぞ。
名前はぁ…… そうじゃな、セシルでいいかの。
◆◆◆
ワシ、ケアルとか忘れちゃったんでの、とりあえずシャワーを浴びて汚れだけ落としたわい。
ふんっ。
こんな服しかなかったんじゃよ。 大事な紫のローブは燃えちゃったんでの……。
ねぇセシルぅ、この服どう思う? これでも「魔法使い」としていける? ねぇ?
……あ、やっぱダメ? あ、そぉ……。
じゃー町に行ってまた同じ物仕立ててもらうかの。
その前に腹ごしらえじゃ。
ワシこれ好きなのぉ~! 生のレタスが好きなのぉ~♪
◆◆◆
さて、出かけるかの。
……ん?
おやおや。 ギルバートはこんなところで寝ていたのかい。
(ブーーーンッ)
町に行くのはあまり好かんがの、いつまでもこんなかっこでいるわけにもいかんでの。
(ブーーーンッ)
あ~イヤじゃイヤじゃ。 俗世間の匂いがプンプンしよる。
◆◆◆
ここがなんでも屋じゃな。
……あのぉ~……ワシでぇ~す。
ずいぶんと横柄な奴じゃな……。
あのね、ワシね、紫のローブ着てたんじゃけどね、燃えちゃったからね、同じのをね、
仕立てて欲しいのね。 それでね、そのローブってのはね、ワシのなの。 わかる?
え、わかんない? 耳遠い? 近く寄る?ほんなら。
えっ?! なんでわかんないのっ!? ワシのローブじゃよ紫のっ!
え? 情報足りない?
あ、黄色の襟巻きもついちょった! あと、ワシそれのこと大事にしちょった。
えー…そんなんじゃわかんないってー? もーいいっ! こんなわからず屋は初めてじゃ!
あとお前 息臭いっ!
お? なんじゃ? やるってのかい?!
おもて行くかコリャッ!?
(ガッ!)
あンッ! やだっ!
なーんーだーよーっ! もーっ! やーめーろーよーっ!
(ビョーンッ)
ひっ!
たぁーすけてぇーっ!
もヤダ……。 なにこの店……。 ワシ帰るっ!
◆◆◆
ふぅ~……。 えらい目にあったのぉ……。
ま、気を取り直して、新しい魔法を覚えるとするかの。
え~と、今日はどれにしようかの…。
あ、これなんてどうかの。 「ムード・エレベータス」。
ふっふっふ。 これはきっとイイやつじゃな。
ムードがエレベーターのようにぐいぐい上がるってんじゃろ?
あ… でも待って… エレベーターなら当然下がることもあるんじゃね…?
え、やだどうしよっ! ワシってただ人並みの幸せを手に入れたいだけなのにっ!
◆◆◆
ンま、なんだかんだゆーても結局余裕で習得しちゃうわけじゃがな。
よしっ。 ちと不安じゃが、やってみるかの…。
ムード・エレベータスッ!
ハッ!
(ピカーッ)
(キラーンッ!)
おほっ!
やーーーっ!
(ギュイーンッ)
キャーッ! なになに?! なんなのこの幸せな気持ち!
ヒャッフーッ! すげぇー! ムード・エレベータスすげぇ~!
※ムードアイコンに「明るい一日」みたいな良いムードがつきました。
…………え、でもつまんない。
よし。 もういっちょじゃ!
ハッ!
(ピカッ)
(デュクシッ!)
あ痛ぇっ!
ひーっ! なんじゃなんじゃ!?
……ふぅ。 なんだったんニャ……。
え!?
なんで語尾がニャになっとるんニャ!
やニャやニャ!
ニャ~ゴッ!
え、ちょと全然わかんない…。
なに今の…。
もっかいやってみるかの。
ムード・エレベータスッ!
(ボンッ! デュクシッ!)
あたっ!
(ピヨピヨ)
ニャーゴニャーゴ! ゴロニャーゴ!
Cats!!!!
※なんかよくわかりませんが、この「ムード・エレベータス」を唱えて失敗すると、
以前習得した「アニマル・フリーダム」と連動して、猫みたいな動きをするようです。
◆◆◆
(モヤモヤ モヤモヤ)
あ~…わけわからん。
(モヤモヤ モヤモヤ)
腹癒せしよ…。
……あ~。 そっかぁ。
(モヤモヤ モヤモヤ)
このイスあと一個しかないから、ファイガしt
ドーーーンッ!
キャッ!
ゲッホッ ゲッホッ!
ちょちょちょ!やだなによぉー!?
今の別に唱えたわけじゃないんだけど……。
天才ゆえに、ちょっと口に出しただけでも発動しちまうんじゃなぁ……。 罪な男よのぉ……。
スンスンッ……。
◆◆◆
寝よっ…………。
つづく
やってくれるので、ハチャメチャですが新鮮です。
…………体がヒリヒリするの。
昔は宿屋とかに一泊するだけでこういうの回復したはずなんじゃがなぁ……。
もう歳かのぉ……。
あ~あ~……。 煤けたまま寝ちゃったからシーツが真っ黒じゃの……。
おや…?
お前さん確か、嘘んこアニマル・フリーダムんときにワシが用意したくまちゃんじゃないか。
あの大爆発からよー逃れたもんじゃなぁ…。
よしっ!気に入った。 ワシの家で暮らすがよいぞ。
名前はぁ…… そうじゃな、セシルでいいかの。
◆◆◆
ワシ、ケアルとか忘れちゃったんでの、とりあえずシャワーを浴びて汚れだけ落としたわい。
ふんっ。
こんな服しかなかったんじゃよ。 大事な紫のローブは燃えちゃったんでの……。
ねぇセシルぅ、この服どう思う? これでも「魔法使い」としていける? ねぇ?
……あ、やっぱダメ? あ、そぉ……。
じゃー町に行ってまた同じ物仕立ててもらうかの。
その前に腹ごしらえじゃ。
ワシこれ好きなのぉ~! 生のレタスが好きなのぉ~♪
◆◆◆
さて、出かけるかの。
……ん?
おやおや。 ギルバートはこんなところで寝ていたのかい。
(ブーーーンッ)
町に行くのはあまり好かんがの、いつまでもこんなかっこでいるわけにもいかんでの。
(ブーーーンッ)
あ~イヤじゃイヤじゃ。 俗世間の匂いがプンプンしよる。
◆◆◆
ここがなんでも屋じゃな。
……あのぉ~……ワシでぇ~す。
ずいぶんと横柄な奴じゃな……。
あのね、ワシね、紫のローブ着てたんじゃけどね、燃えちゃったからね、同じのをね、
仕立てて欲しいのね。 それでね、そのローブってのはね、ワシのなの。 わかる?
え、わかんない? 耳遠い? 近く寄る?ほんなら。
えっ?! なんでわかんないのっ!? ワシのローブじゃよ紫のっ!
え? 情報足りない?
あ、黄色の襟巻きもついちょった! あと、ワシそれのこと大事にしちょった。
えー…そんなんじゃわかんないってー? もーいいっ! こんなわからず屋は初めてじゃ!
あとお前 息臭いっ!
お? なんじゃ? やるってのかい?!
おもて行くかコリャッ!?
(ガッ!)
あンッ! やだっ!
なーんーだーよーっ! もーっ! やーめーろーよーっ!
(ビョーンッ)
ひっ!
たぁーすけてぇーっ!
もヤダ……。 なにこの店……。 ワシ帰るっ!
◆◆◆
ふぅ~……。 えらい目にあったのぉ……。
ま、気を取り直して、新しい魔法を覚えるとするかの。
え~と、今日はどれにしようかの…。
あ、これなんてどうかの。 「ムード・エレベータス」。
ふっふっふ。 これはきっとイイやつじゃな。
ムードがエレベーターのようにぐいぐい上がるってんじゃろ?
あ… でも待って… エレベーターなら当然下がることもあるんじゃね…?
え、やだどうしよっ! ワシってただ人並みの幸せを手に入れたいだけなのにっ!
◆◆◆
ンま、なんだかんだゆーても結局余裕で習得しちゃうわけじゃがな。
よしっ。 ちと不安じゃが、やってみるかの…。
ムード・エレベータスッ!
ハッ!
(ピカーッ)
(キラーンッ!)
おほっ!
やーーーっ!
(ギュイーンッ)
キャーッ! なになに?! なんなのこの幸せな気持ち!
ヒャッフーッ! すげぇー! ムード・エレベータスすげぇ~!
※ムードアイコンに「明るい一日」みたいな良いムードがつきました。
…………え、でもつまんない。
よし。 もういっちょじゃ!
ハッ!
(ピカッ)
(デュクシッ!)
あ痛ぇっ!
ひーっ! なんじゃなんじゃ!?
……ふぅ。 なんだったんニャ……。
え!?
なんで語尾がニャになっとるんニャ!
やニャやニャ!
ニャ~ゴッ!
え、ちょと全然わかんない…。
なに今の…。
もっかいやってみるかの。
ムード・エレベータスッ!
(ボンッ! デュクシッ!)
あたっ!
(ピヨピヨ)
ニャーゴニャーゴ! ゴロニャーゴ!
Cats!!!!
※なんかよくわかりませんが、この「ムード・エレベータス」を唱えて失敗すると、
以前習得した「アニマル・フリーダム」と連動して、猫みたいな動きをするようです。
◆◆◆
(モヤモヤ モヤモヤ)
あ~…わけわからん。
(モヤモヤ モヤモヤ)
腹癒せしよ…。
……あ~。 そっかぁ。
(モヤモヤ モヤモヤ)
このイスあと一個しかないから、ファイガしt
ドーーーンッ!
キャッ!
ゲッホッ ゲッホッ!
ちょちょちょ!やだなによぉー!?
今の別に唱えたわけじゃないんだけど……。
天才ゆえに、ちょっと口に出しただけでも発動しちまうんじゃなぁ……。 罪な男よのぉ……。
スンスンッ……。
◆◆◆
寝よっ…………。
つづく