オーガニック&ナチュラルコスメLife

ヘアーメイクアップアーティスト小松和子のブログです。(HP:http://www.kazuko-komatsu.jp/)

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ナチュラルコスメのこれから

2011年03月08日 | 化粧品
今年もいろいろなコスメ出てますね~。
ケミカルコスメも含めて数え切れないほどの商品が世の中を流通しています。

この数年の間にオーガニックや自然化粧品の部類もどんどん増えてきています。
でもその多くは植物由来ではあるものの化学合成成分を使ったものが多くありますよね。
おそらく一部の方は少しでも合成の成分が入っているものを使うことをNGとしているかもしれません。
ただコスメに関しては実は白・黒をはっきりつけることが難しのもまた事実。
最近そうした質問が良く来るのでここで考えたいと思います。

合成された成分で植物由来のものを使いたいか使いたくないか。。。

私は肌の状態によっては気を使わなければならないものだと思います。
ただ、それ以外は使い心地、そして最終的には使いたいか使いたくないかの
好みが大きく作用すると思います。
私は元々が化学物質過敏症だ植物由来でも使える合成成分はとっても少ないのですが
だからと言って天然成分だけの商品も実は合わないものが多いのです。

特に、メイク用品。
食品の粉やシルクを使った一見シンプルものがすべてNG。
成分的には食品系はイメージも良く化学合成成分がNGな人は
好んで使っている人も多いですね。
ただ、物理的にも乾燥しますし肌質は選ぶのです。

天然だからといって使っていても乾燥するなら肌には良くありません。
では、完全なケミカル成分が入ったメイク用品はというともちろんNG。
痒くなります。
完全ナチュラルもNGなら完全ケミカルもNGという事です。

天然だから安心、合成だからNGという事ではなく、
化粧品は自分の今の肌状態に合わせて選び、うまく使いこなすことが大切。
本にも載せている商品はもちろん成分は優秀なものが多いです。
でも、載っていないものでも肌の状態が落ち着いたり、潤ってきているなら
それは肌に合っているということ。
これに関しては良心的に作られたナチュラルコスメの中であれば
よいのではと思います。
こうしたナチュラルコスメを使い始めると
少しずつ化学成分について調べたりすることも多いと思いますが、
関心の高い人は初めは徹底的に化学成分の除をめざしてしまう傾向が。
実は私もその一人でした。

以前は乳化はレシチン乳化しかダメ。
究極はトコフェロールまでも入っていないものを探すなど。。。
随分前は、自分のコスメに対する基準は厳しいと思っていましたし、
厳しくするべきだとも思っていました。
でもね。徐々に肌の生理機能の勉強を深め、開発に携わるようになったり、
メーカーに話を聞いていくうちに信念を持って突き通して良いことと
それ以外の白・黒つけられない部分が見えてきたのです。
とっても反省しましたね。。。
なんだか自分が恥ずかしかったです。


基準とは何か・・・


植物を育てる・それを抽出する、化粧品に使われる原料。
そこまではできるだけ安心でありたい。。。
でも、化粧品になった時の基準って?

基準という言葉を使うなら本当は自分の『肌基準』という事なのでしょう。
オーガニック認証もいろいろあるけれど肌に合う基準ではなく、
天然だからって安心して使える基準でも何でもない。
合成された化学成分は使いたくないとう気持ちは
アレルギーを持つだけに私も同じですが
自分の肌基準が一番大切なのです。

肌に合わせてコスメを選ぶのはある程度の肌知識が必要です。
そして2番目に必要なのが成分知識なのです。
肌に負担のかかる成分、使いたくない成分は自分で見極める必要があります。
特に敏感肌やアレルギーの人は普通の人よりも合わないものが多いかもしれませんね。
自分の今の肌に使って問題なさそうなものを見つけていくのです。


昔は私も、なんでもかんでもレシチン乳化が自分にとってベストと思ってましたが、
使っていた頃はたしかに肌が今よりもはるかに調子が悪かった。
レシチン乳化が悪いのではなくて、私にはその乳化力がギリギリで作られたクリームは
浸透力が悪くて保湿ができていなかったということ。
チョ~~乾燥肌ですからね。(アトピー)
その時に使っていたレシチン乳化のクリームはとっても使い心地が悪く、
もったりと表面に膜が張る感じでした。
レシチン乳化は肌にやさしいことからいろいろなメーカーが使っています。
他の配合成分との相性もあり、商品によって使い心地はとっても違いますので
いろいろ試してみてくださいね。
もしそれでもいまいちならステアリン酸グリセリルなど、比較的やさしめの
植物由来の界面活性剤を使ったものを使ってみるのもいいでしょう。
私がカウンセリングをする時、すべてのラインでそうした乳化剤を使った商品を
セレクトするのは避けています。
例えばクリーム1つだけにそうしたものを投入することで
グッと保湿があがり、今までより透明感と張りが出てくる人もいるのです。


そう、いくら成分がやさしくても、商品によって、使う人によっては肌への効果は
必ずしも反映しないということ。
それは使った人の肌が答えを出してくれるんだと。。。
カラダや肌に安心して使える程度のもので上手にケアすることが大切です。
だからいつも言っている問診が必要で
肌や身体の状態に合わせてセレクトすればより効果的に使えるようになるのです!

もしかすると成分を気にしてコスメを選んでいるけど
なんだか肌はイマイチきれいにならないな~。
なんて人、いませんか?
というかそういった人の方が多いかもしれないですね。
経皮毒はわかるけど、ブログなどで紹介するナチュラルコスメの商品なら
そこまで気にする必要もないですし、
気にするなら食や生活環境の方がずっと大切。
むしろそっちの方がカラダに影響してきますからね。
コスメで病気になるか。。。考えすぎも問題ですね。


成分ばっかり見てて、自分の肌の声を聞いていないのでは意味がありません。
だから今回発売した私たちの本を見て、しっかりと自分の肌の声を聞きながら
ケアをしてほしい。
そんな意味も含めて少しだけ『考える本』にしてあります。

それから今回の本は
すでに詳しい人たちのためだけに書いた本ではなく、
すべての女性へ、ナチュラルコスメを知らない人たちにも
できるだけ入りやすくして興味を持ってほしいという思いがあります。

だから、知識が高くて参考にならなかった人にはごめんなさいです。
広くたくさんの方に知ってもらうために
まず初めにお伝えしたかった事を書いてますので。。。。





しかし、話は変わりますがコスメ開発も大変です。
ホントに予定通りいきません。

今も苦戦しながら新商品の開発をしていますが
なかなか安定せず、分離してしまったり、臭いが出てしまったり。
メイクものは固めるのが大変だったり発色がイマイチだったり。。。
特にbabu-は消費期限は2年以上のものでなければ発売しない。
開封後は早めに(半年以内がベスト!)
だから防腐をうまく工夫しなければならないのです。
頑張ってますよ~!天然成分で!!
まぁ、メイクものだし水分を多く含むものは出さないし、
スキンケアほどの不安定さもそこまでではないので。。。

製造の現場でも商品の安定性や消費期限が一番重要視されます。
当たり前ですよね。
消費者に渡った時に分離していたり腐っていたら大変ですから。
だから工場は通常2年以下の商品は作りません。
というか断られるか、こっそり発売側に内緒で防腐をしていたりするそうです。
特に日本のものは。
でも普通は疑わないですよ。
信頼して作ってもらっているから。

一般的には化粧品の消費期限は余裕も余裕の3年以上。
そさらにそれ以上持つのが当たり前。
そんなにもつなら、さぞかし身体に悪い成分を入れているのでしょう。
たしかに私も一般のコスメは使いたくないです。
では、ナチュラルコスメはどうしているの?というと
かなり消費期限は短い。
未開封で1年未満のものも多いですね。
開封後1カ月とかもあります。

これ、期間内にちゃんと使えてないと逆に危険なのです。
このブログを見てくれている人はきちんと管理して
使いこなすことができるでしょう。

でもナチュラルコスメを知らない人が9割以上を占めるこの世の中。
正しく使える人が一体どのくらいいるのか。。。。
しかも、販売店の店員は知識がなさすぎる。。。。
そう完全無添加も無添加というだけの気を使った流通が必要で
普通の店舗などでの販売はきちんと管理ができている状況でなければ
危険という事です。

ナチュラルも良い部分と悪い部分はもちろんあるのです。
そうしたこともしっかりと知って正しく使えってもらえるようになるといいなぁ~と。

よく、バランスがいい考え方ですねと言われますが
そうではなくて化粧品は成分でみる以前に肌の状態を見て選ぶという
肌に合わせる『基本』があるのです。
病気の時は薬を出される前にまず症状を見るでしょ。
それと同じです。
そして薬としてその人に天然を与えるか合成を与えるかというだけのこと。
薬だって天然と合成ありますからね。
その中間的なものも。
どの薬が一番効果的か、そして使いたくない強い成分や天然でも合わないものも。
そう・・・コスメと全く一緒。
私はそれを言っているだけ。
とっても普通。

完全なる合成だらけのケミカル化粧品はいらないですが、
肌に合わせて選択するためにもいろいろな
ナチュラルコスメがあることが望ましいのです。
完全ケミカルからナチュラルに変える時も中間のチョイケミコスメが必要。
段階を踏むことが大切です。
いきなりは粗治療ですからね。
メーカーはいろいろな信念があり、商品を作ります。
それはさっき話していた、言い方は悪いけど、独自の理想とする化粧品基準。

それは見てるととっても面白い。
ピックアップする成分も様々でプロポリスがメインだったり、
クレイがメインだったり、カミツレがメインだったり・・・・
でもその独自の基準がたまたま使う人の肌に合えば
それはその人にとってベストな商品なのだということで
いろんなメーカーの基準を試して納得したところを愛用するのがいいのです。

24hコスメだってスティックファンデをつくる時、
ホントはリキッド状を作りたかったけど、
こだわっているレシチン乳化だけでは分離してしまう。
それでも、その他の乳化剤は使いたくないという独自の考え方から
工夫をしてスティックタイプにすることで乳化剤を使わなくて済む処方にするなど
いろいろ考えていますね。
これが使う人の肌に合うか合わないかは別として、メーカーがポリシーとする
独自の理想基準は様々なのです。



だから、私のプロデュースする商品も『理想基準 』が肌に合う方に
愛用していただければいいという事になりますね。

理想基準。。。。
なんかこれ以上の適した言葉が見つからないけど、
成分には危険視したいものもあるけど、そうでもないものもたくさんあるから
気にしすぎないで楽しく選んでほしいですね。







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2 コメント

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Unknown (chocolat)
2011-03-09 12:30:45
こんにちわ。
今回のブログを読んでいて、コスメは食とまったく一緒だな~と感じました。

わたしはナチュラルコスメに移行したのがきっかけで、マクロビオティックを始めました。

興味を持つと知識をつけたくなるもの。
マクロビでも理論先行になると、体の声をきけなくなってしまう人が非常に多いとわたしの好きな料理家の先生がおっしゃっていました。

自分もそうなりかけて体調をさらに悪い方へ向かわせようとしていたので、このことに気づけたことは本当に救いでした。

コスメは、実際にお会いしたことのある信頼のおける小松さんの認証に頼りっぱなしでしたので(笑)、知識は未だにないですが肌の調子はすこぶる良くなりました!!

過剰な情報に流されず、しっかり体の声を聞いて、コスメも食も選択していきたいですね。

P.S.
babuのグロス、使い心地とっても良いです~♪
はじめまして。 (maroon)
2011-03-09 21:04:05
先日、マルイカレンのイベントに参加させていただきました。
実は、私は小松さんの状況に近い立場にあり、化粧品の商品企画開発の立場に携わにながらアトピーに悩む人間です。現在はマーケティングなので開発からは少し離れましたが・・・・裏の世界を知れば知るほど化粧品に対して過度な期待をしなくなり、アトピーを克服したい一心でいろいろ情報を集め、たどり着いた結論には、小松さんの考えに共感する部分が非常に多いのでコメントさせていただきました。
ナチュラルだから、良いというわけではない。アトピーには、ここはとても重要だと思います。
今は努力の甲斐あって、肌の状態はかなり良くなりましたが、唇が非常に敏感になってしまって、もう使えるリップはないと思っていたのですが、小松さんのリップグロスは嫌な刺激もなく、使うことが出来てとてもうれしかったです。
これからも、アトピーに悩む人たちのために、正しい商品と使い方の情報を提供していってください。

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