本書を読み終えた。教会の使命(特に礼拝と伝道)に続いて、著者は制度としての教会と信仰共同体としての教会という教会形成について論じている。
教会形成において本質的に大切なこととして、真の教会のしるしとして、以下に掲げる3点は欠かすことができないとしている。
1.神の言葉の正しい説教
2.聖礼典(聖餐式と洗礼式)の正しい執行
3.教会戒規によって正しく教会が導かれること
1と2が大切であることは間違いないが、3も大切であることを覚える。自由も大切だが、秩序も大切であるということだ。3の教会戒規がないと、教会は何でもありの混乱状態に陥ることであろう。それは回避しなければならない。