夢色

集めてるもの 見たもの 書きたいものを 思いついた時に。
基本ネタバレ注意。
火月 神の気まぐれ よろずメモ。

<静かにあなたに包まれる、緑の絨毯。>

2020-07-02 | つれづれ


施福寺を出発して、少し気になったところへ行ってみました。
売店のおっちゃんに教えてもらった通りに走ります。   すっごい気持ち良い山間のハイウェイ気分
教えてもらっていたおかげでそれほど心配せずに到着しました。
 女人高野と言われている「天野山 金剛寺」です。
奈良時代に行基によって開かれ、お大師さんも修行したというお寺。
南北朝時代には、南朝の拠点となり、さらに北朝の北朝の三上皇(光厳・光明・崇光)と直仁親王が幽閉されたこともあるそうです。
その後、信長や秀吉の庇護を受けてきました。

先に私は北朝の行在所とお庭を拝観しました。
    緑の鮮やかなお庭。
  廊下を通り過ぎると行在所があります。
     
   板戸にカワイイわんちゃんと にゃんこちゃん
 秀吉が愛したという天野酒醸造用の備前焼の大きな甕。
  お不動さんのお堂では、ちょうどお坊さんがお経をあげてらっしゃったので、しばらく廊下に静かに座って聞かせていただきました
 奥の宝物庫では「天野山金剛寺と神様たち」の展示をしていて、高野・丹生明神など神様の像などを観ることができました。

 すごい屋根

 境内は結構広かったです。
  講堂。
 南朝行在所の摩尼院は閉まっていました。
  立派な楼門。仁王さんが守っています。  
入ると、まるで高野山のような風景が広がっていました。。。  ・・・まだ行ったことないけど。。。
 食堂と、  金堂。
そして、多宝塔。    一周ぐるりと回って堪能。  
 奥には、薬師堂・五仏堂・閼伽井・観月台と連なっています。
 御影堂から観月台へ向かう渡り廊下の曲線が素敵でした。  

秀吉が好んだという天野酒が再興されていたので、買ってみました。  どんな味なんだろう~。(まだ他にも日本酒が溜まっているので、辿り着いておりませぬ・・・

思いがけず、素敵なお寺にお参りすることが出来ました
またお伺いしたいなぁ。

そろそろ疲れたので帰ります~
途中に見つけた「道の駅 奥河内くろまろの郷」に寄りました。  
美味しそうなピザ!と思ったらもう終わってて、仕方ないのでパンとソフトクリーム(笑)  卵たっぷり、美味しかった!  
  高向玄理(たかむかい くろまろ)は遣隋使の一人だったんだって
  お土産にドレッシングとか色々。

西国のスタンプラリーを貰いに和泉府中駅へ向かう途中、ちょっと大回りで信太山駐屯地の横をニヤニヤしながら通り過ぎ(笑)
  泉井上神社はもう閉まってたので御朱印は頂けませんでした

なかなか盛りだくさんの1日になりました~
疲れたけど、良いお寺ばかり行くことが出来て良かったです!


<ここまで来ないと見えない景色がある(だから、ここまでおいで。) ~西国第4番 施福寺>

2020-07-02 | 西国三十三所

夏本番になる前に、満を持して西国第4番札所「施福寺」さんへお参りしてきました
なんで時期を選んだかというと・・・山登りだから
私の中では、一番の難所と踏んでました(笑)
山道を車で途中まで行かないといけない上に、そこから山を登るという噂を聞き・・・自分の体力とも相談しながら、タイミングを図ってました(笑)
暑すぎず、雨の降らない今日、決行です

ドキドキしながら、むぎとお出掛け
下調べしたおかげで、安全な山道で駐車場まで到着です。
駐車場降りたところにある満願寺不動尊。   人は居ない様子。。。
  お大師さんゆかりの満願滝は、コロナのせいで拝観禁止になってました
「槇尾山観光センター」さんに声を掛けて杖を借りて、出発します。トイレOK!飲み物OK!  頑張るぞー おー

・・・って出発したのに直後。コンクリートの道なのに、すでに結構しんどいんやけど・・・
  そして、色んな立て看板が並んでるし・・・  岩に刻まれたお不動さんとか・・・ちょっと怪しげな雰囲気に緊張しながら進みました(笑)
ようやく山門が見えた! ・・・と思ったけど、実はこれからがスタートです・・・  ゴクリ・・・。
 山門にもお寺さんの杖の貸し出しがありましたが、正直、行き帰り行った中で、ここまでが一番しんどかったわ
なので売店で杖を借りるのが最良でした
いつもは杖使わない私だけど、これだけは正解だった

 さて気合入れなおして、出発  緑がとっても綺麗で、すごく気持ちの良い参道です。・・・割かし ちゃんと 山道だけど・・・
生えてるユキノシタ初めて見た!   下2枚の花びらだけが大きいのが面白いよね。自然だとこんな感じになってるんだ~って見つけられて嬉しい。
 がーんばれっ  がーんばれっ って、独り言ぶつぶつ言いながら(笑)  でも全然嫌な感じじゃなくて癒されて気持ちいい
  整った石段になったから、もう少しかなぁ~?と思ってたら、、、
 ふおぉ~!ビューポイント!  遠く街並みを見渡せる抜けポイントに、頑張った甲斐があります!
ここまで頑張らないと見れない景色があるんだなぁ、と報われる~。

もうあと少し!   愛染堂は、お大師さんが剃髪された所。お大師さん、ここまで連れてきてくださり、ありがとうございます
 御髪堂もあります。
登り切ると・・・  境内に到っ着っ!
 立派なクロアゲハがお出迎えしてくれました   はぁ~ 疲れたけど・・・でも到着してみたら思っていた程しんどくなかった(笑)
30分の山登りだけど、それくらい気持ちのいい場所です
   本堂でお参り。   
今は常時拝観が可能になってますが、本当に見せていただいて良いんですか⁈ってくらいに素晴らしい仏様たちが
しかも、写真どれでもOKなのびっくり!
 欄間には干支の動物たちが刻まれています  
奥へ進むと、  御本尊の弥勒菩薩様。
 向かって上手に、文殊菩薩様。下手に  西国33所本尊の十一面千手千眼観世音菩薩さま。  
周りには鮮やかな色が残る四天王が配置されています。   しばらく私だけだったので、ボーっと座って観てました。
 周りの装飾も色が結構残ってて綺麗。昔は特別御開帳の時だけだったらしいから、そのおかげだね。
奥に進むと、大きな方違観音さま。  どーん!って居てびっくりしたけど、良いお顔してて、優しい雰囲気。あぁ、好きだな、って思った。
 親子の⁈(笑)御神馬。壁には浅井雅宝さんが描かれた仏さんの絵がたくさん。
   小さなお大師さんや大国さん、たくさんの仏像が並んでいます。  
 槇尾不動尊と、弁財天。もともと竹生島に居た弁天さんなんだって。  涅槃仏なども。
 そして、これまたすごかった馬頭観音さま。足の裏を見せてくれてるの  
馬頭観音さまと、方違観音さまが気に入って、ずっと行ったり来たりグルグル回って観てた私(笑)
はぁ~ 本当にここまで来た甲斐があります
拝観せずに帰って行かれる方もいらっしゃいましたが、ここまで頑張って登ったなら是非中でお参りすることをお勧めします

  外の展望台からは、山しか見えなかった途中のビュースポットが一番綺麗に抜けてた。
 馬頭観音様が居るからか、お馬さんも
方違観音さまが好きすぎて、お守りを頂いちゃいました。  

少し小高い所に鳥居があったので上がってみたけど、気配のないお社だったからそっと戻ってきた
 振り返ると本堂が。ここに上がる人まず居なさそうだったので、このアングルはレアかもでべその私(笑)

さて、お参りも済ませて山を下ります。
  降りる時も杖があるほうが膝に優しい。。。   がんばれ がんばれ。
ようやく山門まで来ました。  
やっぱりここから駐車場までが結構しんどいかも
売店でおっちゃんオススメの柿の葉寿司と、「お坊さん秘伝の佃煮」という、泉州独特の味付けらしい佃煮を買ってみました。  
今日はもう一つ行きたいところがあったのですが、そこまでの行き方とか途中のネズミ捕り注意場所とか(笑)手描きの地図を使って色々教えてくれて、優しいおっちゃんとおばちゃんでした
あ~!大変だったけど!でもすごく気に入った
とても素敵なところだったのでまた是非お参りしに来たいなぁ、と思った次第です。

さて、一息ついたら次に向けて出発です~