東京february

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本村さんの事件について

2006年06月25日 09時41分54秒 | その他
山口県での母子殺人事件。
被害者の夫・父である本村さんのニュースは連日見ています。
僕も本村さんと同じように、妻と娘を持った今、色々考えさせられます。

妻子を殺害されてからずっと、本村さんは色んな事と戦っています。
犯人、この国の法律、マスコミ、世論、道徳、自分自身。
それは想像以上につらい事だと思います。
今の僕に同じ事が起きたら、あんなに身を削って頑張れるだろうか??
あんなにハッキリと自分の発言をテレビの前で言える本村さんは凄いと思います。
「今自分がやっている事は、天国の妻が望んでいる事かどうか分からない。でも、妻子のためにこうする事が今の自分のやりたい事・意思であるから、信念を持ってやっている。」と言われていました。

未成年の犯罪問題というのは、加害者の人権というのがいつも論点になります。
「法で裁かれないのであれば、自分で犯人を殺すまでです。」との本村さんの発言。
おそらく人間であれば、誰もが思う発言だったと思います。
これを過激な発言だと言う人も居ますが、本村さんが置かれた状況を想像するとこの発言は当然だと思います。
最近、加害者の父親がインタビューに答えてる姿をテレビで見ました。
確かに、つらい立場なのは分かるけど、あの開き直ったような発言には少し腹が立ちました。
一番辛いのは本村さんや、奥さん子供です。

死刑というのは必ずしもすべての解決策にはならないのは分かっています。
でも、「未成年は何をやっても死刑にならない。」という考えで犯罪を行う若者は少なからず居ると思います。
未成年って何なんだろう?大人が考えるよりも、子供はずっと意思を持っています。
特に中学生くらいからは、そういった力・腕力も持ちます。やって悪い事・良い事の違いもしっかりと認識していると思います。
そんな大人が作った法律には大きな穴があると思います。
今後の犯罪抑制のためにも、今回に事件が良い意味での「例外」になってもらいたいと僕は考えます。

最後に、インタビューの中で、「仕事が大変で、妻と娘と一緒に過ごす時間をあまり作ってあげられなかった事を非常に後悔している」と言われていました。
僕の場合、東京‐広島の距離の中、その状況よりももっと妻子と一緒に暮らせていません。
日々成長していく娘の姿を写メールでしか見ることが出来ません・・・。
やはり、「仕事どうこうよりも一緒に過ごせるように何とかするべきなのか?」と考えさせられます。