・ストーリー:
1961年、キューバのカストロ政権転覆を目論んだ
ピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れで失敗し、
指揮をとったベテラン諜報員エドワード・ウィルソンは窮地に立たされる。
第二次世界大戦前夜、イェール大学在学中に
秘密結社スカル&ボーンズに勧誘されされたのを機に、
この道に足を踏み入れて以来、
戦中、戦後と優秀な諜報員として暗躍してきたが、
その陰で妻と息子は孤独な生活を強いられていた…。
(goo映画より引用)
・出演:
マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、
ウィリアム・ハート、アレック・ボールドウィン、
マイケル・ガンボン、ロバート・デ・ニーロ
・監督:
ロバート・デ・ニーロ
陰と陽。光がある所には影がある。
表沙汰になる歴史よりもその背景、裏側で一体何があったのか。
真実の歴史が浮かび上がってくる訳で、非常に興味を抱かせる。
デ・ニーロ自らが監督したこの作品は、
40年代から60年代の冷戦、キューバ危機に暗躍したCIA。
CIAが誕生する姿、そして、組織に翻弄された家族の末路を描いた。
秘密結社に入り、組織にスカウトされ、海外でのスパイ活動を強いられる。
上の人間からは、「誰の言葉も信じてはならない」と諭される。
同僚、上司、誰も信じることはできない。果ては家族まで・・・。
そんな環境下に置かれた人間が正気でいられるのだろうかと思った。
どこか心休まる場所が必要なはずだ。しかし、それが許されない。
職務遂行のためとは言うが、そこまで耐えうることはできないはず。
そこで男が取る選択肢は、結局ファミリーを取ることになる。
と言いながらも、最悪の形を選んだ訳であるが…。
自分が望むべくしてCIAの一員になった訳ではないという過程が、
正に『ゴッド・ファーザー』のマイケルそのものに思えた。
このドラマもそのような不条理さが全面に支配している。
がしかし、約3時間のドラマは静かに進んでいく。
ハッとさせられる場面も幾つかあるが、淡々と進んでいく。
もっとメリハリのある展開を期待していたため、
また、主人公を含めたキャラクターの心が見えてこないため、
正直ストーリーが心に響いてこなかった。
題材が面白く、かつ、キャスティングも豪華であり、
組み立て方で面白い作品に化けたかもしれないだけに惜しい1本と言えよう。
(TOHOシネマズ名古屋ベイシティ スクリーン6にて鑑賞)
1961年、キューバのカストロ政権転覆を目論んだ
ピッグス湾侵攻作戦がCIA内部の情報漏れで失敗し、
指揮をとったベテラン諜報員エドワード・ウィルソンは窮地に立たされる。
第二次世界大戦前夜、イェール大学在学中に
秘密結社スカル&ボーンズに勧誘されされたのを機に、
この道に足を踏み入れて以来、
戦中、戦後と優秀な諜報員として暗躍してきたが、
その陰で妻と息子は孤独な生活を強いられていた…。
(goo映画より引用)
・出演:
マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、
ウィリアム・ハート、アレック・ボールドウィン、
マイケル・ガンボン、ロバート・デ・ニーロ
・監督:
ロバート・デ・ニーロ
陰と陽。光がある所には影がある。
表沙汰になる歴史よりもその背景、裏側で一体何があったのか。
真実の歴史が浮かび上がってくる訳で、非常に興味を抱かせる。
デ・ニーロ自らが監督したこの作品は、
40年代から60年代の冷戦、キューバ危機に暗躍したCIA。
CIAが誕生する姿、そして、組織に翻弄された家族の末路を描いた。
秘密結社に入り、組織にスカウトされ、海外でのスパイ活動を強いられる。
上の人間からは、「誰の言葉も信じてはならない」と諭される。
同僚、上司、誰も信じることはできない。果ては家族まで・・・。
そんな環境下に置かれた人間が正気でいられるのだろうかと思った。
どこか心休まる場所が必要なはずだ。しかし、それが許されない。
職務遂行のためとは言うが、そこまで耐えうることはできないはず。
そこで男が取る選択肢は、結局ファミリーを取ることになる。
と言いながらも、最悪の形を選んだ訳であるが…。
自分が望むべくしてCIAの一員になった訳ではないという過程が、
正に『ゴッド・ファーザー』のマイケルそのものに思えた。
このドラマもそのような不条理さが全面に支配している。
がしかし、約3時間のドラマは静かに進んでいく。
ハッとさせられる場面も幾つかあるが、淡々と進んでいく。
もっとメリハリのある展開を期待していたため、
また、主人公を含めたキャラクターの心が見えてこないため、
正直ストーリーが心に響いてこなかった。
題材が面白く、かつ、キャスティングも豪華であり、
組み立て方で面白い作品に化けたかもしれないだけに惜しい1本と言えよう。
(TOHOシネマズ名古屋ベイシティ スクリーン6にて鑑賞)