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【映画感想・英、数字】 RIZE<ライズ> ★★☆

2006-03-29 | 【映画感想・英、数字】
ストーリー:
L.A.サウスセントラル地区。
暴動が絶えず起こり、暴力と犯罪が日常にあるこの場所で、
トミー・ザ・クラウンは、子供の誕生会やパーティの余興として、
ピエロ(クラウン)の姿でダンスを披露しはじめた。
やがてトミーは、地元の若者にダンスを教え始める。
「クラウン・ダンス」と呼ばれるこのユニークな踊りは、
若者たちの心を捉え、やがて彼らは独自の踊りを生み出していく。
彼らにとってダンスは、底辺の生活の中に見出した希望の光だった。
(goo映画より引用)

出演:
トミー・ザ・クラウン

監督:
デヴィッド・ラシャベル

兎に角、圧倒的スピード感のあるダンスを観よ!
映画冒頭に「早回しではない」というコメントが出た時は、
「何のこっちゃ?」と思ったのだが、映像を観れば納得。

スピードが桁外れ。編集テクでも使ったのかと思うほど。
「クランプダンス」と呼ばれるダンスは、全身をこれでもかと動かす。
腰や上半身を凄まじい早さで動かしていく。
所謂、ヒップホップ系の軽快なダンスや一昔前のブレイクダンスのように、
人を魅了するというような踊りではないように思う。
クランプダンスは、自分の持つ魂の叫びのようなものを感じる。
己の存在意義を主張せんが如くである。

L.A.のサウスセントラル地区は、治安が悪い。
ここで暮らす子供の将来は、
ギャングになるか麻薬で溺れるか、拳銃で殺されるかしかない。
そんな地域にあって、ダンスが若者の生きる力、希望の灯火になった。
クラウンに変身した男が、ダンスを子供達に教えていく。
暗い地域に明かりを差すために、一体何をすれば安心を生み出せるのか。
トニー・ザ・クラウンはダンスでもって、視野の矛先を変えようとしたのだ。
自分と同じように生きる希望を見出してほしいがために。

だから、若者がクランプダンスを踊る時のオーラが魂の叫びと感じる証拠。
クラウンズとクランパーズのダンス対決は、生き様を見せつける闘い。
生き抜いてやるという気持ちが全面に出ていて見応えがある。

ダンスシーンだけでなく、ダンスに興じる若者の私生活にも密着。
彼らが麻薬やギャングに転がるのも理解できる生活環境にも納得できるし、
また、若者は誰もが健全でありたいという気持ちも理解できる。
それがあるために、ダンスに矛先を向けるというストレートな描写。
ドキュメンタリーだから当然ストレートな描き方になる訳で、
この辺りが映画としての新味を感じることができなかった。
まぁ、変化球勝負な描き方はできないだろうから、
おそらく好き好きの問題となってくるのだが・・・。

監督のデヴィッド・ラシャべルは元々写真家である。
如何にも写真家らしい構図もあって、ダンスシーンの汲み取り方が素晴らしい。
異色という概念捕らわれがちだが、
実は真っ当な人間ドラマのドキュメンタリーであった。
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