ほぼ日刊KAZUHIRO新聞

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チョコレート

2005年02月20日 | 映画

チョコレート
第74回アカデミー賞 主演女優賞:ハル・ベリー
3.5点(5点満点)

4点と迷ったが3.5点。

人種差別、親子関係、恋愛、死と多くの難しいテーマを扱っているが、
それぞれうまく描けていたと思う。

黒人を差別していたハンク(ビリー・ボブソーントン)が、
黒人女性レティシア(ハル・ベリー)とある出来事で出会い、
そして恋に落ちる。

あれだけ差別して生きてきた人間が、
こうも簡単に変われるのか?と思う部分もあるが、
同じ傷みを持った者同士惹かれあい、
白人か黒人かと言う無意味な事から開放されて結ばれたんだと思う。

全体的に静かで良かった。
それから、些細な出来事、動作にも何か意味があり、
それらがうまく絡み合って良い雰囲気を醸し出していた。

アカデミーを獲得したハル・ベルーは勿論、ビリー・ボブソーンも良かった。
それにしてもこのおっさんは(ビリー・ボブソーントン)は役の幅が広い。
しかもこのおっさん、
アンジェリーナ・ジョリーと結婚してたんだもんな。
何かスゴイ。

原題は「Monster's Ball」(怪物の舞踏会。死刑執行前のパーティの事)だが、
邦題の「チョコレート」もそんなに悪くないと思う。
ハンクが好きで劇中何回も食べていて(チョコレートアイスだけど)、
最後には2人が夜空を見ながら食べていたんで。
その時の2人、特にすべてを知ったレティシアの心情を考えると、
大きな小道具の一つであるこの邦題も良いと思う。

<関連リンク>
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