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ドイツの春の祝日(うんちく編)

2011-06-13 12:59:14 | ドイチュラント

今日、6月13日(月)はドイツは祝日です。

祝日の名前は、「Pfingsten」 プフィンクステン ←最初の「プ」は聞こえるか聞こえないかくらい(私はいつも
聞き取れない)でいいらしい。(笑)
日本語では「聖霊降臨祭」とか「五旬節」と訳される祝日で、復活祭からかぞえて50日目にある移動式のお休み。

ちなみに6月2日、先週の木曜日も祝日でした。
復活祭からかぞえて40日目、聖霊降臨祭から逆にかぞえると10日前にあたるこの祝日は、
「Himmelfahrt」 ヒンメルファート
「キリスト昇天祭」と訳され、ドイツでは父の日としても知られている祝日。


ドイツでは州によって祝日が違っていて、宗教に関係のある祝日がほとんど。
(宗教に関係のないドイツ全土のお休みといえば、5月1日・メーデーと、10月3日・ドイツ統一の日)
祝日の多さはカトリック>プロテスタントなので、大まかに捉えると南西ドイツの方が北東ドイツよりも
祝日が多いのです。
ブレーメンはなぜかプロテスタントの祝日10月31日・宗教改革記念日すらもないので、特に祝日の
少ない州・・・。


そんなわけで、
春の復活祭~その40日後の昇天祭~その10日後の聖霊降臨祭は、毎年とっても楽しみにしている
祝日リレーなのです☆☆

だいたいこの間にメーデーも入りこんでくるのでさらにお休みが増えるのだけど、今年は残念ながら、
5月1日は日曜日!!
貴重なお休みが~~~(涙)!!

・・・ドイツに「振り替え休日」はありません。

今年4月のイースター休暇で行った国、ルクセンブルクには振り替え休日があるらしい。うらやましい!!
こんなに近くの国でも祝日の制度がけっこう違っていて、おもしろい。


ただ「振り替え休日」という考え方自体、ドイツに全くないわけではなく、この聖霊降臨祭は本当は日曜日
なんだそう。
月曜が祝日なのでてっきり月曜が「その日」だと私は思っていたけど、よーくカレンダーを見てみると・・・、

日曜日が「Pfingsten」
月曜日が「Pfingstmontag」
 
つまり、聖霊降臨祭は日曜日。
で、月曜日は???といろいろと調べてみると、もともとは「振り替え休日」的に始まった祝日みたい!
これは初耳。

そして、聖霊降臨祭の月曜日が祝日なのは、現在ドイツ・オーストリア・ルクセンブルク・それにスイスと
ハンガリーの一部のみ。
これまた意外。

ドイツでも2005年、経済団体より「聖霊降臨祭の祝日の廃止」が求められ、FDPを除く各政党と教会、
それに労働組合がこれに反対。
おかげさまで祝日は今も守られています。ありがとう!!


経済発展、大事かもしれないけどお休みも必要だよね~~



そんなこんなで堅苦しくうんちくを述べてみたけど、ほんとうは今年の祝日リレーのことをアップしたかった
のですよ。。。

次のエントリーにて♪♪




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