サンダーバードジャパンの創設を

　福田首相が、世界で引き続く大規模自然災害に対し、防災援助外交」で世界に貢献したいと発言しました。ミャンマー（ビルマ）、中国ともに、未曾有の大災害に民衆は救難を待ちわびています。遅れて受け入れられた医療や救援隊は、たいへんな困難の中を奮闘されています。本当にご苦労様と言わねばなりません。
　福田首相の発言は、その政治性を一切除外して、全く正当な判断であり、日常からの政策として徹底して頂きたいと思うのです。
　私は、これを「サンダーバードジャパン」つまり緊急国際救助隊を創設することと提起してきました。その基本的な担い手は、まず自衛隊の縮小・解体による頑健な青年たちの転籍、そして国際連帯の志をもつ有志から編成されます。専門的な装備、技術修得、訓練を日常的に継続し、いざ、世界で災害が起こった場合駆けつけて人々を救難・復興支援する専門組織です。
　これこそ、戦争を放棄した日本国憲法にもとづく、国際的連帯活動を政策として実行することであり、非軍事民生の国際協力・９条理念の世界発信による平和先導の国際外交として世界の信頼を勝ち得ることは間違いありません。昨日の半沢さんの言葉を引けば、まさに近未来的「日本的アイデンティティ」の発露としてこれ以上のものはないと確信できます。

　福田首相が、徹底してその道を走り抜くなら、党派を超えて支持します。